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電通、裏で過去最大規模のリストラ実施――早期退職で8千万提示されても辞められない定時退社の窓際族たち 「若手は過労死労働、高給ベテラン社員は暇」の矛盾
2016年末退社の特別早期退職優遇制度のお知らせ(電通人事局)

 新入社員だった高橋さんの過労死が労災認定された3日後にあたる昨年(2016年)10月3日、電通のイントラ上に、早期退職募集のお知らせが、密かにアップされた。違法な長時間労働で人が死んでいるのに、人手を減らそうというのだ。希望者は説明会に出て、所属ライン長のハンコを貰い、応募の締切が11月15日、12月末で退職。わずか2か月以内に長年勤めた大企業を退職することを決断すれば、55歳以下の場合で、通常退職金に加えて4千5百万円~6千万円もの臨時ボーナスが入る。「前触れはありませんでしたが、数年に1回、募集がかかりますから、該当する年齢層の人は心の準備をしています。私も前回から考えていて、今回、転職先も決まらないうちに応募しました」(早期退職者)

【Digest】
◇隠匿された過去最大規模の早期退職
◇「勤続5年以上、45歳以上」に対象者を拡大
◇通常退職金は勤続30年で3千万円
◇17時台に帰る窓際族「2割はいる」
◇“中高年に新しい分野の仕事をさせるのはカッコ悪い”

◇隠匿された過去最大規模の早期退職
 早期退職募集は、昨今では数年に1回の募集がかかる半ば恒例行事となっており、応募結果は毎回、発表されてきた(前回=2015年104名、前々回=2013年62名)。

有価証券報告書(2016年12月期)の損益計算書。特別損失として「特別退職金 40億4700万円」が、しれっと計上された。隠匿体質が露呈。
 だが今回は、一切のニュースリリースを出さず、混乱のどさくさ紛れに、隠密に遂行された。もちろん、報道もされなかった。

 だが、その3か月後に提出された2016年12月期の有価証券報告書には、「特別退職金40億4700万円」が計上されていた。

 「過労死が発生するほど残業が多くて人手が足りないはずなのに、リストラで人を減らすというネガティブなニュースになりますから、過労死事件の対策に追われている最中に、外からは理解されにくいと思ったのではないでしょうか。今回の応募者は120~130人で、過去最大規模になったと聞きました」(同)

◇「勤続5年以上、45歳以上」に対象者を拡大
 前回募集から1年9か月しかたっていない割に最大規模となったのは、対象年齢を前回より5歳引き下げて「45歳以上」としたこと、対象者の勤続年数を「10年以上」から「5年以上」に短くしたこと、さらには、ちょうど過労死事件が発覚(遺族側弁護士の会見が10月7日)し、厚労省が強制捜査に踏み切った時期(11月7日)と重なり、家族など周囲に対して辞める理由を説明しやすかった、というのもあっただろう。

対象者、募集人数、加算退職一時金
 条件は、勤続5年以上、45歳以上が対象で、特別早期退職金が最大60か月分(5年分)出る。60歳まで5年を切ると、この5年分が段々と減っていく。

 つまり、55歳なら、定年までの残り5年間分の月給を丸々一括してプレゼントするから(ボーナス分はないけど)、とにかくもう会社には来ないでくれ(いるだけ迷惑だ)、というわけである。

 55歳以前の社員に対しても、応募すれば丸5年分の給料をあげるという大判振る舞いである。ただ、会社を辞めるだけで。とにかく45歳~55歳に余剰感があり、減らしたいのだ。

 1ヵ月分の計算式は、一番下の管理職層である部長クラスなら、ライン部長でも専任部長でも、一律で76万円。つまり、76×60=4560万円が、部長クラスの割り増し分だ。その上の局次長クラスになるとさらに単価が跳ね上がり、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



独立・再就職およびセカンドライフ支援について
マネジメント等級(部長クラス+旧局次長クラス)、局長等級、ディレクター等級(部長・局長の双方にまたがる、クリエイティブが対象)の職務給額。ボーナスが別途、年5~6か月分でる。
電通のキャリアパスと報酬水準(2015年7月~現行制度に移行)

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   10:03 08/06 2017
渡邊編集長がかつて三井物産の窓際社員に関してオニのように幸せな人生ですよという台詞を紹介していた。本記事における電通窓際社員についての感想も全くそれと一致するのではないだろうか。しかし自分自身でモチベーションを上げて仕事をし成果を上げ続けないと窓際社員には誰でもなってしまうだろうから難しいものだ。