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ケアマネと警備員の仕事はどう変わるのか――AI時代に食える仕事食えない仕事

情報提供
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インタビュイーの介護支援専門員証
 介護が必要な人と、介護サービスを提供する事業所(ヘルパーや介護福祉士が所属)をつなぎ、調整役となって介護計画を作成・管理するのが、ケアマネージャー(介護支援専門員)だ。少子高齢化で働き手不足が続く見通しで、原則として現場の介護実務は行わないため、60代以降、死ぬまでできる仕事としても有望である。1998年から制度がはじまり、2019年までに、約70万人が資格を取得した。高齢化でニーズは高まる一方なので、今後数十年、くいっぱぐれる心配はなさそうである。
Digest
  • 利用者、サービス提供者、行政の仲介的な調整役
  • プランニングとモニタリングで7~8割
  • 対面で不安解消する人間業務
  • センサー技術の発達で省力化進む警備
  • 現金輸送警備はキャッシュレス化で消滅へ
  • アナログ人海戦術が放置される交通警備

■ケアマネ

利用者、サービス提供者、行政の仲介的な調整役

定年後から業界入りする人もいるが、ケアマネの資格を取得するには、介護の実務を5年以上経験してから資格試験に合格する必要があり、介護福祉士になるにも3年はかかるため、8年強はかかることになる。それだけ時間をかけても、介護保険料が原資で「1人あたり担当40人まで」など上限規制もあるため、ベテランでも年収300~400万円が相場。はじめるなら、遅くとも50歳前後には決断したい。

仕事場は、在宅のまま介護を受けたい利用者を支援する「居宅ケアマネ」(居宅介護支援事業所等に雇用される)と、老人ホームなどの施設入居者を支援する「施設ケアマネ」に分かれる。

その業務内容は、

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本稿は『週刊東洋経済』2019年4月8日発売号に掲載された『AI時代に食える仕事食えない仕事』P34(ケアマネージャー)の原文です

『警備業の概況』(警察庁)によると、警備員数は直近8年、55万人前後で、ほぼ横ばい

本稿は『週刊東洋経済』2019年4月8日発売号に掲載された『AI時代に食える仕事食えない仕事』P34(警備員)の原文です

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白玉斎老人2019/07/08 06:43
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