連合・高木氏のあつかましさ
時事通信によれば、高木氏は相変わらず自分の責任を棚に上げて労働者の味方を気取っている。
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企業は景気が悪くなると、バイトを切り、派遣社員を切り、契約社員(期間工)を切り、そして新卒内定者を切り、翌年の新卒採用予定を凍結する。順番としては、内定者を切るのは最後のほうだ。それほど余裕がないということである。
高木氏の言うとおりに内定取り消しは悪質だから、と内定を復活させたら、そのしわ寄せは、間違いなく未来の非正規社員にくる。少し業績が回復しても、人員余剰感があるから、非正規は当分、採用しない。正規と非正規は、常にトレードオフの関係にある。
内定取り消しを悪質だというなら、それ以上に悪質なのが、高木会長が手掛けてきた正社員の過保護だ。仕事をしない正社員の給与を少し減らせれば、非正規社員をたくさん雇える。どうして、企業業績が悪化しているのに「自分の取り分だけはびた一文減らさない」というずうずうしい姿勢を崩せないのか。社会全体をよくしようとか、公共心みたいなものはないのだろうか。あつかましいにもほどがある。
全労働者の3分の1にもなる非正規労働者の最大の敵は、まさにこの連合の高木会長なのだから、非正規の全国組織を作って対抗すべきだ。絶対に手を組んではならない。
はっきりいって、デモなんていくらやっても、何も変わらないですから、雨宮さん、湯浅さん。
だって、それを報道するのは新聞社やテレビ局の正社員なんだから、ヤバくなったら報道やめます。また、人数としては正社員のほうが2倍も多いうえに、非正規は平均年齢が若いから投票にもいかないので、政治家はほうっておけば、連合の言いなりでしょう。
だから、本当に問題を解決するためには、モリタク氏でも会長にかつぎだして「非正規雇用連合会」を組織して、民主党にマニフェストで約束させて、政治力を行使するしかない。貧困は、まさに経団連と連合の結託による派遣法改正などによって政策的に作られてきたわけだから、政策的に解決させるしかないわけです。
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読者コメント
>デモなんていくらやっても、何も変わらない
>それを報道するのは新聞社やテレビ局の正社員なんだから、ヤバくなったら報道やめます。
だからこそ、是非このようなメディアで取り上げてくださいよ、渡辺記者。
私も同意なんですが、どうもマスコミやネットの中でもなかなかこの意見が広まりません。理解しにくいのでしょうか…
少しでも考え方が建設的になればいいのですが、どうも場当たり的にストレス発散デモのような形になってしまい、次につながらないのが残念ですね…
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