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「国語」の胡散臭さ

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『日本語能力試験N1総合問題集』(高橋書店)より。『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』を転載。

昔から国語の試験は嫌いで、僕は大学入試でも国語がないところばかり受けて(実際、英語と論文の2科目だけだった)、入社試験も国語がないところにした(読売は国語があって辟易としたが日経はなかった)。

国語の文章力読解テストというのはグレーゾーンが多く、胡散臭いのだ。文章の解釈に答えなんかないだろう。読む人によって違って当然なのだから。著者に聞いたのかよ、漱石死んでるじゃん、と。

このほど自分の文章がテストになったものを見て、改めてその胡散臭さを確信した。これは『日本語能力試験N1総合問題集』(高橋書店)だ。

日本語能力試験とは、日本人が英語のTOEICを受けるように、外国人が日本語能力を試される試験で、最上級のN1から最下級のN5まで5段階のレベルがあるそうだ。これは最上級N1の読解対策問題集である。

62番なんて、この文章からまとめるとしたら、どれも正確に言えば正しくないし、どれも間違っていない。1番については、そういうことを書いている。2番は、知識うんぬんについての議論はしていない。3番は、コンサル時代のことについてそう書いているし、間違っていない。4番は、究極的に深読みすれば正しい。

しかし、答えは1つだけ選ばなくてはならない。これでは外国人学生も困るだろう。迷った挙句、答えと解説を見ても、どうも納得できる説明ではなかった

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