第10期決算確定
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第1期の損益計算書(2004年)。設立は2月27日なので10か月決算。 |
12月決算の会社は決算を確定して2月末までが税金の納付期限ということで、数十万円の消費税やら復興税やらを納付した。2期比較損益計算書は左下の通りで、無借金で毎年、法人税も納めている。
2004年の第一期売上高が10か月で389万円、うち300万円が水モノの本の印税(最初の本が2万部売れた)という、超不安定な構成だったことを考えると、10年目でずいぶんと安定したものだ。
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第10期(2013年1~12月)とその前年の比較損益計算書。![]() |
2004年は安定収入である会費売上が62万円だった。それが10年目の2013年は、3,959万円にまで伸びた。
この1年は、出版も控え、とにかく経営基盤の安定を優先した。その結果、1年で1千万円強の会費収入を伸ばせた。
当然、紙による収入は10万部ベストセラーがあった1,665万円→178万円に激減したが、紙なんてものは水モノで、本が売れるかどうかは、誰にも見通すことはできない。順番としては、基盤を強化するための会費増が先決なのだ。
嫌がらせ訴訟にも負けないだけの弁護士費用も積み立った。5件くらいやられても何てことはない。自由な報道を続けるには、経済基盤が絶対的に不可欠なのだ。
会員を2千人超にし、会費収入を伸ばし、それを自分の自由な取材費に加え、記者やIT開発者、取材先紹介者といった利害関係者に再投資することで記事を充実させ、また、新事業にも投じていくことで、安定成長を続けることができる。出版に時間を使うのはその次だ。
記者への外注費は1200万円弱にまでなっているが、今年もどんどん伸ばしていく。今年は単行本の執筆、および、10周年記念の新事業にもチャレンジしていくこの先は会員限定です。
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会員数2000人超えで売上4000万+印税か。
"嫌がらせ訴訟にも負けないだけの弁護士費用も積み立った。5件くらいやられても何てことはない。自由な報道を続けるには、経済基盤が絶対的に不可欠なのだ。"
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読者コメント
2013年=平成25年でした。失礼しました。
経済的な独立こそが自由に繋がるという話を橘玲氏の書籍で読んだことを思い出しました。
お金で四苦八苦してたら社会の事にまで関心がいかない。
なるほど。だから2013年(平成26年)は出版が無かったのですね。2004年からもう10年もたったという事に驚いています。マイニュースジャパンの新しい企画、渡邊編集長の新しい本に期待しています。
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