開業10年を終えて――ダイレクトに、プロフェッショナルに――
MyNewsJapanというニュースサイトは2004年5月26日が正式オープンなので、この5月で10年間が終わり、11年目に突入した。もともと、ライフワークとして1人でも成功するまで続ける決意で始めたものなので、実は10年続いていることにさしたる感慨はない。死ぬまで止めないのだから、生きている以上、続いていて当然なのだ。
簡単に数字を振り返ってみた。<>内は期末の有料会員数である。
2004年(1年目) 389万円<154>2005年(2年目) 1,053万円<415>
2006年(3年目) 2,151万円<1003>
2007年(4年目) 4,559万円<1344>
3年目で単年度黒字化(最終利益13万円、以降一度も赤字にしていない)し、単行本も売れ会員も増えた結果、売上高が4年目まで倍々ゲームで伸びて、当時は、なんだ楽勝だなぁ、もっと早く独立しても良かったんじゃないの、というくらいだった。小泉・安倍政権で改革ムードがあり、世間の景気も良かった時期である。
有料ニュースサイト事業はコスト一定モデルであり、損益分岐点を越えたらすべてが利益になる。このまま倍々で行ったら売上1億円とかすぐじゃないか、社員ゼロなので人件費もないし、税金どれだけ払うことになるんだろう、などと、いらぬ心配をしたりもした。
ところが、そう一直線にうまくいくものではないのが現実である。5年目以降の推移が以下だ。使命感にもとづき好きなことしかやっていないので、私自身は苦しくはなかったが、会社の数字上はけっこう苦しんでいたように見える。
2008年(5年目) 4,168万円<1449>2009年(6年目)
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