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「臭いものには蓋」 読売の体制護持カルチャー

情報提供
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ジェイブロード運営の就活サイトより

マスコミのサラリーマン記者は、権力と仲良くなって、権力からリークを貰うのが仕事だと思っているイタい記者ばかり。なぜかというと、1年目からそれを叩き込まれるからだ。

私も、100%無意味で下らない夜回りをやらされていた。県警幹部の自宅のところに行って、お帰りを待って事件の捜査状況などのリーク話を聞くという、日本でしか行われていない権力追従型の取材を、業務命令としてやらされていたのだ。

あれは今考えても無駄な時間だった。当時と全く考えは変わっていない。何しろ、権力そのものに話を聞いても、都合のよいことしか言うはずがないのだ。

だが、自分の頭で考えられない空っぽな人間だと、しゃにむに猪突猛進で言われたとおりに動き、編集局長奨励賞なんかもらうと嬉しがって、どんどん「権力色」に染まっていく。その本質など何も考えない。

大臣なんて、まさに権力そのものなんだから、大臣につきまとっただけでは都合の悪い情報など何も出てこない。都合のいい「安パイ」でバカにされてるから誘われているだけなのに、気づかないのだろうか。

もちろん「トロイの木馬」的な、うちにもぐりこんで隠された事実を発掘するならよいのだが、そういった実績はマスコミ全体でほぼゼロだ。大臣もバカじゃない。だから、特に中曽根とナベツネの関係で分かるように、「国体護持」「体制護持」の社風に染まった読売が政権から好まれるのもよくわかる。絶対に権力にキバを向けず、監視するつもりなどなく、自分が権力そのものを構成するPR機関だと勘違いしている。

上杉隆氏のように、秘書などの周辺に食い込んで身辺を洗うのならば分かるが、本人と仕事の真っ最中にワインを飲んで国益を害するだけで、記者としての成果が何もないのなら、何もしないほうがましである。

これでは、記者会見で酔っ払っていても、「飲んでいるのか?」と全世界の人が一瞬で頭に浮かぶ質問すら、できるはずもない。自分も一緒に飲んでんだから。さらに他の記者も、あわよくば大臣と飲みたい、と思っているから質問できない、という笑ってしまう精神構造である。

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読売新聞の社員紹介ページより

で、読売が社内のページに載せておきながら、この問題が出てから突然、何の説明もなく削除したのが、この中川お気に入り女性記者だという越前谷知子氏。1996年入社後、宇都宮支局で5年余勤務したのち、東京本社の地方部編成を経て経済部へ異動だそうだ。自社の就職案内ページに載せるということは、社内を代表するエリート、ミスター読売ということだ。さすがに貫禄がある。

96年入社ということは、私と同期だ。このときの読売の作文の題が「危機管理」で、ちょうど地下鉄サリン事件と阪神淡路大地震が起きた年だったから、予備校の予想通りだった。私は、予備校に予想されるような題の作文を書かせる読売の姿勢こそが危機管理ができていない、という論調の作文を書いて目を引き、高得点を得た。採点者が「私はこういう作文が好きです」とコメントを書いていた。なかなか分かるやつもいるじゃないか。

だが、筆記に国語という科目があり(日経にはない)、それが暗記主義のセンター試験のごとき選択式問題で、こんなの解いて入るやつとは一緒に仕事したくない、偏差値人間は嫌だと思って、試験を解くのを辞め、本当に途中で寝ることにした

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