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11/08 2008
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2006年5月22日の「ニュース23」
 筑紫哲也氏が亡くなった。けっこうニュースは見たほうだし、私と同様、新聞社で停職処分を受けるという「勲章」をもらっているイレギュラーなところがいい。

■サラリーマンでない人生
 60歳で引退して余生を安閑と過ごすサラリーマンな人たちとは違って、私は生涯現役で第一線を突っ走る生き方をしたいと思い、実践している。筑紫氏もそうだった。

 筑紫哲也氏は73歳まで生きた。新聞記者時代は部屋中(会社も記者クラブ室も)がタバコの煙で充満している環境で数十年やってたわけで、若い時からのヘビースモーカーで肺がんという分かりやすいコースだが、タバコなしで数年伸びたとしても、やっぱり70代前半が第一線の限界なのだ、と思った。

 長島茂雄氏のような丈夫なスポーツ選手でも、68歳で脳梗塞で倒れて第一線から退いている。第一線を突っ走る人は、70歳前後までがせいぜいなんだろう。

 例外的に74歳で元気な田原総一朗氏は「朝生の途中で、気が付いたら死んでいた」というのが理想だ、と書いている。いい死に方だと思う。

 中曽根元首相やナベツネなどはまだ生きているが、ほとんど屍で痛々しい。筑紫氏くらいの歳+5年くらい(タバコなしでちょうどそのくらいだろう)で人生を終えるのがちょうどよいのではないか、と思った。

 人生70数年として、私はあと35年しかない。どういう足跡を残せるか、真剣に考えねばならない。

■職業としてのジャーナリスト
 さて、筑紫哲也で思い出すのは、新聞記者の新人時代に読んだ「職業としてのジャーナリスト」(本多勝一、1984年、朝日文庫)という本に寄せた、筑紫氏のあとがきである。

 「奇しくも私たちは入社の同期生でもある。私たちの入社した昭和34年という年、朝日新聞社は採用試験から『常識問題』を省いた。作文と語学だけを問うた。だから私たちは社内では『常識なしの34組』と、からかいと批判をこめて呼ばれており、会社側はそれに懲りたのかその後は絶えてこの入社試験方式は採られていないようである。

 さらに『伝説』によればこの年の入社組のなかでも成績順位ビリだということになっている私と、若いころから頭角を顕し、ジャーナリストとしての地位を確立してしまった本多勝一とでは較ぶべくもないが、2人とも粕谷氏の『ご推挙』にもかかわらず、朝日新聞を代表してはいない。

 …むしろ共通しているのは、本書で明らかにされているような新聞製作への懐疑、批判の持主である本多勝一と、就業規則に違反して停職処分になる私がともに『常識なし』入社組のなかでもとくに『鬼っ子』的存在であることではないか。」(筑紫哲也)

 筑紫氏や本多氏が、新聞社出身ということで、あたかも新聞社が人材を輩出したかのような誤解もあると思うが、筑紫氏自身がこう書くように、新聞社のなかでは、そもそも入り口から入社試験の異常で入り(しかもビリ)、在職中は就業規則違反で停職処分になるという、極めてイレギュラーな存在だったようだ。

 本来の日本の新聞社は、むしろ官僚的でつまらない人間ばかり。『報道ステーション』に出てくるAERAの編集長みたいな「何も言ってないに等しいこと」ばかり上から目線で言う凡庸な人材(あれでも社内ではエース)の宝庫である。

 だから、筑紫氏のようなキャリアを歩んで人材が育ったということ自体が、奇跡なのだ。新聞社が「国家公務員一種報道職」みたいになって、知識を問うような入社試験ばかりを課し、役人みたいな人種が記者をやっているのが実態である。

 そう考えると、「どうして筑紫氏のあとを継ぐような、魅力ある人材が今に至っても出てきていないのか」という疑問にも納得がゆく。

 私はこの疑問を、ちょうど一年前、テレビ界で双璧を張る田原総一朗氏に聞いたことがある。

 以下、2007/11/29取材メモより。

--田原さんに続く方が出てこないと、田原さんがいなくなっちゃったら、政策を論じる番組がなくなっちゃうわけですよね?

 田原「そうでもないでしょうがね.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。

 
03:47 11/08 2008 | 固定リンク | アクセス数(775) | ブログトップへ | <<前へ | 次へ>> 

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渡邉正裕(WATANABE Masahiro)
(株)MyNewsJapan代表取締役社長/編集長/ジャーナリスト。ほぼすべての主要企業内ホワイトカラーに情報源を持つ。現役社員への取材に基づき企業の働く環境を一定基準で評価する「企業ミシュラン」を主宰。日経新聞記者、IBMのコンサルタントを経てインターネット新聞を創業、3年目に単年度黒字化。
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