環境NGO「グリーンピース」が26日発表した「環境に優しい電機メーカー・ランキングVersion 15」によると、任天堂が総合1.8点にとどまり、環境最悪企業となった。ダイオキシン類の主要発生源とされるPVC(ポリ塩化ビニル)の段階的廃止期限を設定しないなどの問題点が指摘され、15項目のうち9項目で、4段階の最下位である「悪い」と評価された。ワースト2企業は僅差でレノボだった。
グリーンピースは、「グリーン」(持続可能)で「ピース」(平和)な社会を実現するために活動する国際環境NGO。
継続的に、主な携帯電話とPCの製造メーカーが、有害物質の除去と製品廃棄する際の製造責任について、世界中でどのようなポリシーを掲げ実行しているかについて調べ、ランク付けしている。
具体的には、以下3つの領域において、10点満点で評価したもの。
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1.有害化学物質
有害化学物質を排除することで製品をクリーンにすること
2.e-ウェイスト
古くなった製品を生産者の責任として世界規模で回収し、再利用すること
3.エネルギー
世界規模で、会社の操業および製品が気候変動(地球温暖化)に与える影響を削減すること
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環境に優しい企業は、1位ノキア、2位ソニーエリクソン、3位フィリップス、4位モトローラ、5位アップル。ヨーロッパ系の企業が上位を占め、日本企業の環境対応の遅れが目立っている。
→グリーンピース・ジャパンのウェブサイトへ
→第15版『環境に優しい電機メーカー・ランキング』(PDFファイル)
