たらこおにぎり(食の安全・コンビニ編)
「サンクス たらこおにぎり」 |
<発色剤の有無に特徴>
各チェーンともに調味料(アミノ酸等)とpH調整剤を添加している点は共通だが、添加物数は、am/pmの3種に対してサンクスは倍の6種、セブンイレブンは5種とばらつきがある。
チェーン別危険性比較グラフ |
主な相違点は、ファミリーマートでは増粘剤としてキサンタンを使用している点、サンクスでは苦味を抑えることを目的としてトレハロースを使用している点などだ。
注目すべきは、am/pm以外で発色剤として使われている亜硝酸ナトリウムである。これは、主にたらこを淡いピンク色に保つことを目的として添加されているもので、要するに品質の維持よりも見栄えの良さを目的としている。
上がサンクス、下がam/pm。
同じ「たらこおにぎり」でも成分は随分と異なる。 |
ハムや明太子などにも広く使われているものの、人間の致死量を推定すると0.182g~2.5g(「第七版 食品添加物公定書解説書(1999)」による)
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オリジン弁当の「ジャンボおにぎり焼たらこ」。加工から消費期限までが8時間(コンビニの4分の1程度)と短い。
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読者コメント
トレハロースは、希少糖のひとつであり、有害添加物ではないのでは?
>化学物質は体内で蓄積されますから。亜硝酸Naは体内で代謝されます。そもそも、この世の全ての物質は化学物質なので、イチイチ蓄積してたら生物じゃありません。
消化管内で、亜硝酸とアミンによってニトロサミンが生じるのは事実だが、それは野菜由来の亜硝酸でも同じこと。天然由来だからリスクが低いなどということはない。
天然由来のものであればリスクも相当軽減されるが、問題なのは亜硝酸Naが化学合成物質であることです。これと魚に含まれるアミンが胃の中で合体すれば、強力な発がん物質が生成されるということが、メジャーな添加物の書籍に一般的に掲載されてます。
野菜には相当量の硝酸塩が含有されています。(特に葉を食するものに多い)そして、摂取された硝酸のおよそ5%は体内で亜硝酸変換されます。また、漬物にする課程でも乳酸菌等によってその一部は亜硝酸になります。このようにして天然の食材から摂取される亜硝酸は、添加物として摂取するよりもはるかに大量です。
>技術者さん、野沢菜漬けの産地で摂取量も日本一な長野県民の多く、特に高齢者は、亜硝酸Na入りの野沢菜を食べていません。だって自分で漬けているから。家庭で漬ける野沢菜には、保存剤も発色剤も不要だから、入れていないんです。ただし樽から出して数時間で味が変わらない野沢菜を食べていれば、摂取していることになります。...ということで明太子を「避ける必要は無い」根拠にはなっていませんよ。
国立医薬品食品衛生研究所の分析では、野沢菜漬には自然由来で平均38PPM(明太子の約8倍)の亜硝酸ナトリウムが含まれています。野沢菜漬の産地で摂食量も日本一の長野県が日本一の長寿県になのですから、亜硝酸使用の明太子を避ける必要は全くありません。亜硝酸から生成する発ガン物質のニトロソアミンなら、毎日タバコ1箱で食品由来の100倍くらい体に取り込まれるので、そちらを規制すべきです。
添加物も怖いし原産地もこわいよ。
添加物より具が中国製(たぶん)なのが問題だと思う原材料は産地記載しなくていいんでしょ?
許容値以下の化学物質だから問題無いとかいうのは変ですよ。化学物質は体内で蓄積されますから。それがどんな作用を体内に及ぼすか、誰もそんなこと保障できません。やたらと添加物を含ませると発がん性とか、奇形の誘発とかに繋がるものです。自分が化学者で、絶対に安全だという研究結果を出せる人なら、嫁さんとか、自分の赤ちゃんに食べさせるのがいいでしょうね。一体何を根拠に安全だと言っているのかわかりませんよ。
米に含まれる亜硝酸Naの残存量を知っているのでしょうか?日本人は米さえ食えない・・・と言う議論になります。ねこるなさんの意見に賛成ですね。物事を知らずに語る人は、全ての原料を調べて食生活を送ってください。きっと、初めから食べれるものなんてない・・・と言うことになるはずです。まぁ、霞でも食べて生き長らえてください。
現在日本人の硝酸塩摂取量は一人一日平均200~400mgといわれ、この量は世界の平均摂取量50~140mgの2倍以上の高量である。これは日本人は特に亜硝酸ナトリウム含量の高い野菜類を好んで摂取することによるものと考えられる。
亜硝酸ナトリウムに関しては作用機序から言っても閾値が存在することが明らかなので致死量がリスク評価につかえるはずがないです。本当に心配するなら少しでも毒性学を勉強したほうが身のためです。単なる煽り記事としか思えません。
普通はNOAELとかNOELとか、BMLとかで評価をするもんです。LD50で評価してるらしいという時点で非科学的と思うのは私だけですか。
量に関しても相対的に○○は□□の何倍、と言ったような比較の仕方で書いてある(これは誰が成分表示を見ても分かる)。恐らく成分表示から計算したものであり、ある程度妥当で、信憑性もあると思われる。危険度の評価こそ主観的な部分が多いものの、その他のデータは確かなのではないだろうか?批判めいたことを書いている人こそ関係者なのではと思うのは私だけか?
関連する全ての記事を読んだが、各店舗での商品に含まれる添加物の種類とその毒性を、急性毒性に関してLD50(しかも出典を明記してある)で評価しているようだ。 続く
ブドウ糖果糖液糖はほんとの所は合成保存料でしょう。最近ではしょうゆにまで入ってます。ああ、食えるものがどんどん減る・・・。
世の中どんどん忙しくなるにつれ、外食の機会が増え、コンビニを、正に便利に使っていました。恐ろしい添加物の使用が続いていることを知り愕然としました。コンビニでは、加工食品は時間が来れば(食中毒防止のため)破棄する=色の安全一番、と錯覚していました。これからは、コンビニでの加工食品利用を控えます。
記者からの追加情報
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