トリップアドバイザーの闇――全然中立ではない口コミサイトでした
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これは嘘。本音は掲載されなかった。本音どころか、旅行者にとって決定的に重要なファクトが、ホテルや旅行業者にとって都合が悪いからといって掲載されず。口コミサイトとしては終わってますね、これは。 |
『イシャログ』を本格運用するにあたって他の口コミサイトをいろいろ使ってみているわけだが、ダメな例として『トリップアドバイザー』をあげておこう。米国のNASDAQ上場企業なので短期的な金儲け主義に走るのはわかるのだが、利用者としては残念というか、もはや理念もへったくれもない。あそこに載っている口コミ情報は総体として嘘だから、信用しないほうがよい。
今年のGWはマニラやセブにいた。取材拠点として、以下のビジネスホテルを予約したところ、なんと宿泊の前日になって、「オーバーブッキングで部屋がないから他を紹介したい」というホテル側の意向を伝えるメールが、ホテルズドットコムから来た(下記画像参照)。既にクレジットで料金支払い済みだった。
ホテル業界に詳しい人に聞くと、予約を受付ける情報システムがすべてつながっているわけではないため、たとえば部屋数100のホテルで、楽天に40、エクスペディアに40、JTBに40…と、部屋を満室にしたいがために、まず120を出してしまって、予約状況に応じて途中で絞っていくようなこともあるそうだ。
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ホテルズドットコムからのメール![]() |
ところが、タイムラグがあるために、100を超えて予約を受けてしまうことも起こる。しかし、仮にそうなっても、前日まで客に知らせないというのはかなり宿泊者をバカにした金儲け主義のダメなホテルであり、貴重な口コミとして、ネット上で情報を共有し、そういう経営体質を持ったホテルであることを、他の旅行者に伝え、注意喚起しなければならない。それが口コミサイトの存在価値だ。
そもそも、前日でも空いてるホテルというのは、人気のない、ダメなホテルだけだから、勝手にキャンセルされたら、旅行者は困ってしまう。特に、今回のような取材の予定が入っているときにこれをやられたら、たまったものではない。
そこで私は、取材して以下の口コミを書いた。都市名(市区町村): セブシティー, セブ島, ヴィサヤ, フィリピン, アジア
タイトル: オーバーブッキング被害
ID#: 270291451
トリップアドバイザーからホテルズドットコム経由で予約したところ、予約して支払い済なのにオーバーブッキングで部屋がないと前日に連絡してきました。絶対に誰にも勧められません。客を金儲けの手段としか考えてないホテル。結局、当日になって用意させたが、私は他のホテルを探したりで一日潰してるのに、5月6日現在、一言の謝罪もなし。もはや人間として終わってますね。
ホテルの問題でもありますが、代理店の問題でもあります。「ホテルズドットコムは、自らも代理店だが、さらに代理店経由であるため、オーバーブッキングの際にオミットするターゲットになりやすい」(日本語版責任者の沼田氏)。タイの会社なので日本には営業所もなく、日本の法律も適用されない。もちろん違法。優良誤認で、存在しない部屋を予約させ、事前決済までさせてる。
トリップアドバイザーも、こういう悪質なホテル&代理店を表示している責任は重いので、説明を求めたい。
トリップアドバイザーは、利用者からはカネをとらず、代理店・仲介業者(楽天やエクスペディアその他もろもろの宿泊予約サイト)に送客することによって、仲介業者からアフィリエイト収入を得て儲けている。ホテルズドットコムもその1つだ。もちろんホテルからの広告収入もある。
したがって、旅行代理店やホテルにとって都合の悪い情報を載せると、利害相反となる。今回の口コミでは、トリップアドバイザーの「本当の客」である代理店やホテルのネガティブ情報であっても、ちゃんと載せられるのか?が問われたわけだが、ある程度予想はしていたものの、見事に載せなかった。
何の留保もなく、丸ごとはねてきた。「ここだけ載せてよいですか?」「ここだけ修正いただけますか?」とすら、聞かれなかった。すがすがしいまでの金儲け主義で、もはや口コミサイトとして失格といえるクズっぷりである。
私はトリップアドバイザー経由でホテルズドットコムから予約して決済したので、トリップアドバイザーはアフィリエイト収入で一儲けしているわけだが、私の口コミのほうは載せない。それで「中立的な立場で口コミを掲載しています」などと堂々と嘘をつく。皆さんは、このような詐欺的商法に騙されないよう、注意していただきたい。
この口コミが載らないことによって、ホテル側は反省もせず、今後も同じダブルブッキングを繰り返すだろう。口コミが載らないことによって、旅行者が、その被害から逃れる手段も失われた。トリップアドバイザーの口コミは、総体として操作されている嘘、ということだ。
このような、中立を装って消費者の利益を害する口コミサイトは、悪質である。私は、徹底的に消費者(患者)の側に立ち、消費者(患者)の利益を最優先に考えた口コミサイトにする。提供者側(医者)にとってネガティブな口コミを載せない、ということは絶対にしないので、安心してご投稿いただきたい。
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まぁこういう一面もあるだろうなぁ
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読者コメント
実際にあったトラブルを投稿すると、あなたの投稿は受け付けられませんでした!!で戻って来やがった。
本当にインチキアドバイザーとしか思えないね。
世界中でインチキだと言われているし、こんなクソ以下の会社の馬鹿シールはってあるところにはもう絶対に宿泊しない。
宿泊先に貼ってあれば、わざわざ指摘してやるのも楽しいのだが。
インチキアドバイザーって言ってやるのは大変楽しい!!
私も同じ経験をしました。トリップアドバイザーで石垣の飲食店について実体験を記述した結果、トリップアドバイザーから一方的に「事実に基づかない記述」として、登校拒否されました。
2019年の現在、自分の書いたレビューが無断でAmazonから削除された。
(著者は上念司。題名は「実は完全復活している日本経済」というトンデモ本。
レビューで星一つを書き、それが無事掲載されていたものの、
本日確認してみると削除されていた。
Amazonにとって(売る側にとって)都合の悪い口コミを平気で削除する姿勢は
はっきり言って糞としか言いようがない。
他社の口コミも同じ
相手に不利な事を書き込むと・・・
営業に差し支えるから投稿できません とか
弊社のガイドラインに沿って とか・・・
味がどうこうは個人差があるが・・・
静岡の『やぶ福 登呂支店』で 注文時に『麺軟らかめで』と言ったら
『そりゃ うちの客じゃない』と言われたのを投稿したら
味の事じゃないから駄目・・・・って
雰囲気も味の一部だと思うのだけれど
因みに その店 月一で10年以上 同じ注文で出てきてたのに
※店主の声が厨房から聞こえた 店主か私の顔をしらない
ヨーロッパでは常識の世界最大級のインチキサイトです。母体をたどればイルミナティーとフリーメイソンにたどり着きます。ふくろうに赤と緑の目。皆ご利用されてますか?
渡邉様のブログを見て正しくその通りだと思います。
トリップアドバイザーという名のインチキサイトにはマジで呆れますね。
全く中立ではなく、顧客を無視した投稿検閲・削除には本当にムカつきます。(何度もトラブったことを投稿しても、すべて削除、高評価のみを選択的に投稿可能としているクズサイトです。
周囲の人間にはトリップアドバイザーは完全にインチキだと伝えており、正しくその通りだったということがほぼ旅行社からの感想だと思われます。
私もあのインチキサイトTrip Advisorには呆れかえっています。
仕事柄、世界中に行くことが多いので印象的な所の投稿もしますし、ホテルでの酷い対応なども投稿しました。
但し、否定的な投稿については必ずと言ってよい程、掲載出来ないなどふざけた対応で本当にムカつきますね。
本日、速攻アカウント削除して二度とあのインチキサイトは見ないことにしました。
潰れればよいのにと今後ずっと思っているでしょう。
私は、小さな宿を運営していました。インターネットにも不慣れでしたが、契約旅行会社がネッットで紹介してくれました。そのような情報を基に、トリップアドバイザーは、大規模口コミを転化しているんですね。私はそんな事も知らない世代の年寄です。いつしかこの会社の口コミで誹謗中傷された事を知り、何度も何度も削除要請しました。理由は、書き込みした方は、宿泊していないからです。経営していた宿は廃業していて宿泊不可能でしたが、悪意ある書き込みによって、いまだにデータが残り、連休になるといまだに予約の問い合わせが有ります。ネットで調べ、トリップアドバイザーで見たので問い合わせしたとの回答を頂き、その趣旨もトリップアドバイザーに、何度も何度も苦情を申しましたが、3年以上経過しても解決していません。心底、誠意のない会社です。
予約問い合わせを断る度、精神的に苦痛を感じます。なぜなら、ネットにデータが載っているので電話した廃業ならデータを削除しろと苦情を言われるのです。トリップアドバイザーは、2チャンネルと同じです。
消費者の視点に立ったイシャログ。期待しています。
口コミサイトが有効に機能するかどうかは結局、売り手にとって都合の悪い事も掲載されているかどうかにかかっている。Amazonのコメント論は無秩序過ぎて問題もある。しかし悪い情報も載っているのでやはり参考にしてしまう。
2ちゃんねるが15年もたつのに未だに無くならないのもそのネガティブ情報が載っている載ってない差が大きいのだと思う。
記者からの追加情報