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TBSが「いやがらせ訴訟」を報道

情報提供
 TBSが12/21の24時55分から30分間、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏がオリコンのいやがらせ訴訟と戦い続ける24ヶ月を追うドキュメンタリーを放送する。「報道の魂」という番組枠。昨今は不動産による利益が圧倒的に放送によるものを上回り、「不動産のTBS」となってしまったが、「報道のTBS」はまだ生きている。日本の裁判官は世間知らずなので、裁判に期待してはいけない。だが、ジャーナリズムに関心のある人は必見である。

 以下、報道の魂より。

報道の魂『ある名誉毀損判決の波紋』~オリコンVSジャーナリスト~
言論には言論で応じる時代は終わったのか?

ジャーナリストの記事やコメントに対して、書かれた側がいきなり訴訟を起すケース が増えている。しかも巨額の損害賠償を求めるケースが多く、言論活動封じ込め目 的?との批判が起きる例すらある。

ヒットチャートで有名なオリコンは、あるジャーナリストが雑誌に語ったコメント記 事により名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト個人を相手どり5000万円の損害賠償訴訟を起した。執筆責任者や出版社は訴えず、情報源のジャーナリストだけをターゲットにしたオリコン側のやり方に「口封じまがい?」との批判の声もあった。

1年5ヶ月に及ぶ審理の結果、東京地裁の一審判決はオリコン側の訴えを認め、ジャーナリスト個人に100万円の賠償を命じる内容となった。

一方で、判決内容に首をかしげる人も多かった。

「裁判所は、口封じまがいの訴訟を、是認するつもりか・・」と。

米国では、言論封じ込めを目的とした訴訟は「SLAPP」と呼ばれ、訴えそのものが門前払いとなることが多い。言論の自由への悪影響を危惧してのことだ。

しかし日本の司法界には「SLAPP」という概念そのものがない。審理が長期化すると、訴えられたジャーナリストは裁判対策に忙殺され、勝ち負け以前に疲弊して活動を封じられることすらある。

番組ではオリコン訴訟判決が生んだ様々な波紋について取り上げ、訴訟と言論のバラ ンスをどう取るべきかを考える。

放送日 2008年12月21日 24時55分~25時25分
取材   秋山浩之
カメラ  若泉光弘


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a_dogs2008/12/18 12:04

「TBSが12/21の24時55分から30分間、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏がオリコンのいやがらせ訴訟と戦い続ける24ヶ月を追うドキュメンタリーを放送する」

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それぞれの枠。2008/12/26 07:45
koraku2008/12/22 13:09
interlude2008/12/20 19:20
広告主B2008/12/20 01:44会員
木村哲夫2008/12/17 19:40会員
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