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丸紅、「貰いすぎ」時代の終わり
Baa優良企業予備軍
    【バランス型】
(仕事4.0、生活3.3、対価4.8)

 ここ3~4年ほど、資源バブルなどで過去最高益を更新し続け、笑いが止まらなかった商社業界だが、世界的な不況で急激に業績が悪化している。丸紅が公表した2009年3月期の第4四半期見通しは、連結純利益がゼロ円。第3四半期までに1500億円の最終利益を確保しているため今年まではボーナスもしっかり出るが、これで打ち止めだ。「去年は8.8ヶ月分も出たボーナスが、来期は2ヶ月分くらいになるかもしれない、とも言われています」(中堅社員)


【Digest】
◇今は『貰いすぎ感』を持っている
◇2008年は30歳で1000万超
◇「何にもしないおっさん」が事業会社の窓際にいっぱい
◇電力・インフラ、紙パ、穀物はトップ
◇食料部門は下積みが長い
◇コンシューマーに近い事業投資は若手に権限
◇中途入社しやすい経歴
◇「利益より正義を選べ」
◇今は昔の「引き出しにシャンプー」
◇まったく「野武士的」でない社員像
◇海外子会社より遅れている女性活用


◇今は『貰いすぎ感』を持っている
 丸紅のボーナスは、会社全体の連結純利益に連動する仕組みになっている。たとえば2008年3月期は1,472億円と過去最高益だったため、基本給12ヶ月分×74%(つまり8.8か月分)がボーナスとなる。何段階かに設定されており、業績が赤字だと20%ほどにまで下がる。「2002年3月期に赤字転落した際も2ヶ月弱は出ていたので、ゼロにはならないはずですが、来年以降、デキる人にとっては面白くない時代になりますね」(中堅社員)

 入社8年目までのJグレードでは、所属する部の業績によって5%、個人査定で5%だけしかボーナスが増減しないため、オール丸紅の業績でほとんど決まってしまう。タテ割りの発想ではなく、社員全体が連結純利益に注目し、株主と利益を分かち合う仕組みだ。

 この仕組みでは、全社の業績が上向きのときは、誰も文句を言わない。「三菱商事に転職活動をして、内定を貰ったけど行かなかった人がいる。1つランクを下げられて、給料が下がるからだそうです」(中堅社員)。丸紅は業界5位ながら、現状の単年度での報酬水準では、若い段階においては遜色がない。辞める人といえば、給与面の不満ではなく、体調を崩した人かMBAを取得した人くらいしか知らないという。

 「2002年に2ヶ月の時代があったから、そこから数年の2004年から8ヶ月とかになっているので、今は『貰いすぎ感』を持っている」(中堅社員)。とはいえ、基本給の74%といえば、30才前後で基本給は40万円を越えるため、40×12×0.74=355万円にもなる。これが2か月分(80万円)に減ると、年収が250万円以上暴落する。

 業績の悪化見通しは、現場の社員が身をもって感じている。商社は、伝統的なトレーディング業に加え、海外への投資事業で利益を上げる体質へと転換し、業績を伸ばしてきた。投資案件はリスク管理が重要なため、各事業部に加え、コーポレート(本社部門)の決裁が必要だ。丸紅では執行役員らによる「投融資委員会」に権限がある。だが、リーマンショック以降、投資姿勢は完全に抑制モードに入り、ペンディングになっている案件も多い。

 投資が実行できなければ、回収も利益増も見込めない。既存投資先の経営環境は世界景気の悪化により、間違いなく悪化している。よって今後は、ほぼ確実に、減益局面に入る。

 「2009年度の後半くらいから新しい案件に着手できるかもしれないですが、現在は完全に様子見です。まだ底が見えないからです」(中堅社員)。もっと安く買えるかも知れない、という状況での投資は難しい。安く仕込めれば回収しやすいからだ。下落局面で焦って投資を実行すると、回収できずに、ますます赤字が拡大しかねない。

 さらに、投資をしようにも、資金調達が難しくなっている。「リーマンショック以降の信用危機により資金調達が困難になり、会社がD/Eレシオ(負債と資本の比率)をとても気にしている」(若手社員)

◇2008年は30歳で1000万超
丸紅のキャリアパス
 丸紅の報酬体系は、財閥系3社(三井・三菱・住友)と同じく、かなりガチガチの年功序列である.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



丸紅の現場組織
上:丸紅の社内報『SPIRIT』表紙
中:朝田社長も「少なくとも今年1年は厳しいのではないか」。
下:駐在中の自宅管理を請け負うグループ会社の広告。

 

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