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高級蜂蜜からも発がん除草剤「グリホサート」検出 農薬汚染の無いハチミツはこれだ!
都内スーパーのハチミツ売り場。国産、外国産など様々な種類の商品が並び、価格差は20倍もある。値段にあった価値のあるハチミツはどれか?

 ハチミツは価格差が大きく、100g当たり100円程度から2000円と20倍もの差がある。最も高価なニュージーランド(NZ)産『マヌカハニー』から、発がん性が指摘される除草剤「グリホサート」が、昨秋から2回にわたって日本の残留基準を超えて検出され、問題になった。ただNZ以外の国のハチミツからも日本の基準値を超えるケースはいくつも検出されている。ハチミツの農薬残留は輸入時に定期検査を行っておらず、国産品も、国・都道府県とも検査対象外で、データがほぼ存在しない。抗生物質など200種の農薬をモニタリングする日本養蜂協会も「グリホサートの検査はこれから」。日本でもグリホサートは出荷量1位の農薬で、農業用に限らず公園や駐車場でもまかれており、調べたら検出される可能性が高い“パンドラの箱”だ。有機ハチミツも安心できず、ブラジル産から検出されている。信頼性の高い商品を調査したところ、イオン等いくつかのスーパーで、世界で最も安全で自然なハチミツが手頃な価格で販売されていることがわかった。

【Digest】
◇店頭のハチミツを価格で分類すると
◇最高級マヌカハニーから発がん物質検出の意味
◇カナダ産EU諸国産ハチミツも日本の基準値超過
◇国産ハチミツへの残留は調べられていない
◇お勧めは一部の有機ハチミツ
◇マヌカハニーの抗菌効果は証拠不十分

2021年1月8日付、食品衛生法に基づく厚労省の検査命令。輸入品の7割を占める中国産をはじめ、他の国のハチミツについてもグリホサートに関しては過去に検査しておらず、昨秋以降に新規に検査項目に加えたかどうかは非開示。

◇店頭のハチミツを価格で分類すると
 ライフ、イオン、ヨークマート、成城石井など、近くのスーパーを回り、販売されているミツバチを価格別に大きくわけると5種類になる。

 中国産が一番安く、ライフのスマイルライフや、イオンのベストプライスなど、各スーパーのお買い得商品として並べられている。内容量の違いはあるものの、大体100g当たり100円~200円程度で販売されている。

 次がカナダ産、ハンガリー産などの外国産ハチミツ。中国産に比べると若干高く、100g当たり150円~350円程度。

 続いて種類は少ないが、外国産の有機ハチミツがあり、イオントップバリューのグリーンアイなどでも商品化されている。価格は200円~500円程度。

 国産ハチミツは、商品1個当たりの容量が少なめで、100g当たり600円~1000円程度と、中国産の6~10倍程度。

 最高値なのが、ニュージーランド産のマヌカハニーで、100g当たり1000円~2000円で中国産の5倍~20倍程度という価格になる。

 1)中国産ハチミツ 100円~200円程度

 2)外国産ハチミツ
 (カナダ産、アルゼンチン、ハンガリー産など)150円~350円

 3)外国産有機ハチミツ 200円~500円

 4)国産ハチミツ 600円~1000円

 5)マヌカハニー 1000円~2000円

 2019年の統計データをみると、国内に流通するハチミツの中で、国産は1割程度。外国産が9割を占め、内訳は、一番が中国(70%)、次いでカナダ(10%)、アルゼンチン(9.7%)、ハンガリー(5.6%)と続く。

 マヌカハニーが多いニュージーランドは、輸入量は1.7%と少ないが、輸入額でみると、中国(47.1%)について2位(17.5%)。とびぬけた高級ハチミツの位置を保っている。

◇最高級マヌカハニーから発がん物質検出の意味
 その最高級マヌカハニーを含むニュージーランド産ハチミツから、発がん性が指摘されている除草剤グリホサートが検出され問題になっている。

 グリホサートとは、農薬メーカー大手モンサント社(現在はバイエル社に買収された)が開発した除草剤「ラウンドアップ」の有効成分で、世界で最も使われている除草剤である。日本でも1980年に農薬登録され、農薬出荷量は一位で、国内でも一番使われている農薬と言える。しかし近年、発がん性をはじめ様々な健康障害を示す研究が発表され、ドイツ、フランスや、カリフォルニア州などアメリカの一部の州で、使用規制が始まっている。
 日本では業務用はもちろんホームセンター等でも販売が継続されている。半径数キロと言われるミツバチの行動範囲内にグリホサートが撒かれていれば、ミツバチを通してハチミツに残留する可能性が出てくる。

 昨年10月と12月に行われた輸入検疫のモニタリング検査で、グリホサートが日本の残留基準0.01ppm(0.01ppm=ハチミツ1g中0.01μgに相当)を2~8倍超えて検出され、全量廃棄または積戻しが命じられた。

 短期間に2回も検出されたことで、今年1月8日からはニュージーランド産ハチミツに対しては全ロットでのグリホサートの検査が義務付けられた。検査費用は輸入者負担で、検査結果判明まで輸入することができない。

 ニュージーランド産ハチミツでのグリホサート残留が注目されるようになったきっかけは、2020年1月のニュージーランドの第一次産業省(日本での農林水産省に相当)が発表したニュージーランド産ハチミツへのグリホサートの残留の調査報告書である。

 同年7月に国有テレビ局TVNZが報道し、大きな注目を浴びた。

 ニュージーランド政府の調査は2度実施されていて、まず2017/2018年調査では300サンプル中67サンプルからグリホサートが検出された.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



イタリアの耕地面積16%が有機農業。汚染の無い蜜源地域の確保が安全なハチミツ確保の決め手となる
市販のハチミツの分類に沿った安全性評価
店舗を回って調べた商品一覧を分類したもの。中国産、外国産、国産はちみつ
お勧めの有機ハチミツ
汚染度が格段高いわけではないと擁護したが、高価格の根拠の抗菌作用の根拠が乏しいマヌカハニー

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関連情報  18:13 10/06 2021
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週刊新潮が都内の大手スーパー数店舗で購入した「加藤美蜂園本舗」製のハチミツ5本のうち、「サクラ印ハチミツ」を含む3本から基準値超えの結果がでた。そのうち1本は、なんと基準値の5倍との分析結果となった。(「週刊新潮」2021年10月14日号