2009年度決算作業
![]() |
これは1年前の決算書表紙 |
弊社は12月期決算なので、経理をやっている。こういう後ろ向きな作業は全く向かない。例年、エクセルで経費が2000行くらいになって、これをチェックできるのは自分だけだから、年2回バッチ処理して、税理士さんに細かい税務をやってもらっている。
前年(2008年度)は売上4168万円で営業利益49万円だったが、これには本2冊分の印税が入っていて、2009年は本を出さなかったのと会員が若干減ったのとで、売上が800万ほど減少。3千万強が現在のところの基礎体力で、書籍印税がボーナスみたいなものだ。今後は会員増を中心に基礎体力を増強しなくては。
支出面では、記事を寄稿してくれるジャーナリストへの支払いが年400~500万円ペース。大手雑誌がページ2~3万と軒並みタダみたいな原稿料になっているので、ウチは大手と比べ遜色ない水準だ。タグ入れ作業費とかまで込みですが。
![]() |
1年前の貸借対照表。ご覧のとおり長期借入金がそれなりだが、この後さらに運転資金名目で簡単に450万借りられた。金利もタダみたいなものだから借りない理由がない。リーマンショックのおかげで保証協会の審査ラクすぎ。巨額投資が必要なハイリスク型ベンチャーはともかく、スモールビジネス環境としては日本は悪くないだろう。もちろん社長の個人保証付なので、倒産したら自分の資産から返すわけですが。![]() |
それ以外で100万を超える主なコストは、以下の6つくらい。
①取材会議費:200万円弱。私が手がける『企業ミシュラン』は新聞記者レベルにはマネできない最高難度の取材で、特にインタビュイーの発掘が難しい。貴重な情報を得るため、取材先には最高の環境を提供し、2~3時間、静かなホテルレストラン等で、じっくり話を聞く。コストはケチらない方針。取材に集中するので、自分は毎回、何を食べたか覚えていない。②都内交通費:約150万円。タクシー等。自社保有するコストに比べたら半分以下で済んでいるはず。車は乗る暇がなくなり一昨年に売却済み。
③取材先紹介料&取材謝礼:約140万円。取材先開拓は1人では無理なので、様々な人に協力してもらい、紹介者やインタビュイーに常識的な対価を支払う。新聞記者はタダで何でも調達できると思っているようだが、タダほど高いものはないのが世の本質。
④図書研究費:100万円強
この先は会員限定です。
会員の方は下記よりログインいただくとお読みいただけます。
ログインすると画像が拡大可能です。
- ・本文文字数:残り649字/全文1,608字
公式SNSはこちら
Twitterコメント
はてなブックマークコメント
facebookコメント
読者コメント
※. コメントは会員ユーザのみ受け付けております。記者からの追加情報