東洋経済キャリアセミナー「35歳までのキャリア戦略」
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警備が厳重すぎな天安門広場。全体がガードで囲われ、単なる広場なのに、入るのに荷物のX線検査やセキュリティーチェックが必要。体制の危うさを物語る。 |
インドに続いて中国に取材にきている。これからのキャリアを考えるうえで、両国は外せない要因となるだろう。
多くの人が言うとおり、中国人従業員の扱いにはみんな辟易としていたが、それはグローバルでは日本のほうが異常だから。日本人は働くことに対して一種の神聖を感じ、突然、モード変換できてしまう異常な国民なのだと改めて感じた。インド・中国のほうがむしろ平均に近いのだ。
中国は勝手にグローバルルールでも変えてしまう人たちなのだというのは、こちらにきて感じた。大人しい日本人は生き残れないだろう。僕はコンサルを5年やっていたこともあり理は通す。
たとえば「don't disturb」のボタンを押しているのに外出中に勝手に従業員が侵入していたホテルに対しては、3:1で3時間議論した末にホテル側の嘘を明らかにし、4泊分(約6万円)を無料にさせた。日本人は泣き寝入りしがちだが、再発防止のためにはカネで罰を与えて反省させることが重要なので、世の中を良くしていくには、正しいことは通さないといけない。
こちらで働いている日本人(日本採用の中国赴任者、現地採用者、現地で独立起業した人など)十数人を立て続けに取材して思ったのは、ハングリー精神旺盛な現地人たちのなかで成功するためには、キャリア戦略なしにはありえないということだ。
今週末のセミナーでも、そのあたりについて報告できれば、と思っているので、ご参加いただきたい。
→東洋経済セミナー「35歳までのキャリア戦略」
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