世界で受け入れられていないサントリーウィスキー
未だに大々的に打たれ続ける広告(2004/11/13日経新聞) |
同社としてはこんないい思いは最初で最後のことであろうから新聞広告などで大はしゃぎ。永年にわたり、「世界のウィスキー サントリー」とも叫び続けてきたからには、海外への輸出もさぞかし膨大な量であろうと調べたら、なんてこった!!
日本が毎年輸入するスコッチ、バーボンを代表とするウィスキーの量は多い。
■2003年:1235万8292L(0・7Lのボトル換算で2330万6491本)
■2004年の1~7月期:882万8000L(0・7Lのボトル換算で1261万14281本)
一方、2004年度1年間でサントリーがアメリカと欧州へのウィスキー輸出予定数はそれぞれたったの800ケース(9600本)と700ケース(8400本)足らずである。その大半が在留邦人か同社系の和食レストラン向けのみであろう。
同社のウィスキーがどれほど国内の消費市場を占拠しようとも、中身を見ればお粗末そのもの。品質のどこが「世界のサントリー」なのかさっぱりわからない。
たまたま今回の受賞で大はしゃぎも、日頃の反対心理が働いてのことだろうが、元を正せば、毎年膨大な量を輸入しているスコッチの呼称を許されぬ「若年原酒」を社内で寝かせ、ブレンドしただけのことだろう。製造にかかわる一切を現在まで秘密にし続けている同社が麦の一粒から選定をしているなどと思い込み、信じているなどとはもやは幻想にも等しいことである。「世界の」と大声で叫んできた結果は、9600本、8400本という数字がすべてを物語っている。巧みなCMでの思い込ませを拒否しましょう。
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読者コメント
飲むと解かりますが、一般小売用とコンテストや評価を狙っている高級タイプの物とを使い分けているようです。全てが酷いわけではないと思いますが、確かに、安いのは酷すぎる。
長澤一廣さんの記事は、十数年前に野茂が大リーグ行きを決めた時、対戦する前からその実力差を酷評した日本のスポーツマスコミと同じだね。今、あのひどい記事を書いた人たちは、どうしているんだろう。
ウィスキーはあんまり飲まないけど、輸出については、輸入側の関税率の問題なんかもあるんじゃないのかな。
だいだいが「洋酒」なんだから、自国の酒の方が売れるのは当然だと思うけど。
品評会で最高賞を受賞することと輸出量が増えることは必ずしもイコールではないと思うんだけど……。
あと、製造方法を公開している洋酒メーカーってあるの?
スコットランドから日本に輸入される芋焼酎よりは、たくさんだと思うぞ。輸出されるサントリーのウイスキー。
今までサントリーが行ってきたインチキウィスキー製造と誇大宣伝販売の歴史を考えれば、いまさらサントリーの何を信じろというのか。 今作っているシングルモルトにしたって、その投資資金はインチキウィスキーで得たあぶく銭の上に成り立っているのではないのか。 廃糖蜜から蒸留したアルコールでバルク輸入モルトを水増しする製造を続ける限り、 このメーカーは黒すぎる。想像以上に。信じてはいけない。
日本の酒税法でウィスキーとは、モルトやグレーンのウィスキー原酒が10%以上あれば他に何を混ぜてもウィスキーと表記できる。熟成義務も無い。事実、サントリーはこんなインチキ・ウィスキーを作っている。こんな法律だから日本のウィスキーは世界で評価されないのはありませんか?
昔の話だが,サントリーのワインは一応にまずかった。まずかったというより,あれはs絶対にワインではなかった。
発泡酒や缶チューハイなど、悪い酒を呑んでる輩が多そうだな。他人の発言をくさすだけしか出来ねーヤツが。
どこが良識だか。添加アルコールと燃料に混ぜられたアルコールが「一緒」ね。人間と豚・牛のDNAの約90%は一緒。だから同じですかね。
追伸、清酒業界の御用コンサル・評論家は、添加アルコールが車の燃料としてガソリンに混ぜられているものと同じエタノール、だなんて暴露しようものなら即、おまんまの食い上げになるから、全員が口外や話題にすることは絶対タブーにしているのは 当然でしょう
ここまで詳しく記述出来る酒屋はいないでしょ。金銭と結びついてる御用学者や同コンサルなど、メ-カーや業界に都合のよい広告塔が取り囲んでいるような日本の酒業界にとって 著者の存在はひとつの良識を示しているのでは・・と思います
えー、でもこの方、キッチリ身元明かして酒関係の商売されてるみたいだし、普通の方よりよっぽど詳しいと思うんだけど…
キャンベルタウンのモルトもサントリーと似たような処遇にさらされていますな。某鳥原の蒸溜所見学に行った感想ですが、あらゆるところでサントリーは嘘つきです。ですが、それだけで造ってる酒が全部インチキって理屈にはならんでしょう。飲みもしないでの評価は、あなただけの評価にとどめましょう。
「~だろう」で書かれた推測が多く、事実を裏付ける資料が無いのですが。例えば、「若年原酒を・・ブレンドしただけのことだろう」とありますが、証拠はあるのですか?
ジャパニーズ結構うまいよ。響きも山崎もうまい。スコッチに比べるとやや高めだが、旨い物はちゃんと評価しないといけない。
国産ウイスキーのラベルに表示の数字、17とか30とか。あれが最短熟成年数あらわすもの?まさか!誰がそれを裏付けてくれるの?公取?財務省?そこに訊いてごらんよ 、鼻で軽くあしらわれるるかもね。
サントリーがスコットランドのほとんどの蒸留所を抑えてる??まさか!110箇所ある蒸留所の内、資本参加しているのはわずかの4っ。マッカラン ボウモア Gフィディックラフロイグだけだが・・大半抑えたって?。あとどこだろ??
うまい・まずいを論ずる前に、まずは多くのタイプ・銘柄の味を知っておくようにしましょう。シングルモルトでも同じ熟成期間、同じアルコール度のものを、常温でやってみましょう・少なくとも150銘柄以上の比較をすれば、よくわかるようになるものです。論評はそれからでも遅くないでしょう。しかし国産メーカーの思惑どうりに動かされている自分に気づかぬ御仁が多いのは 酒の世界だけでは無いですが・・
「若年原酒を寝かせただけ」でISCで優勝出来ると考えているとは…他国の品評家を舐めているのだろうか? 受賞に政治力が全く働いていないとは思わないが不味い物をトップに置くほど酒に愛着の無い人間ばかりでは無い。 嫌いなのは判るが、現在のスコッチ蒸留所の殆どをサントリーが抑えているのを忘れてないだろうか? 当然彼の酒屋にラフロイグは置いていないのだろうけど。
サントリーという会社が今までどれだけインチキやってきたかを考えれば、当然の発想でしょう。それにあれだけの財力を持ってすれば世界への売り込みだって可能なハズ。それをしないのは、安っぽいイメージ戦略だけで欧州の文化には太刀打ち出来ないこと、またそんなモンで簡単に騙されるのは日本人だけだって事を解っているから。因みに彼の著作にはV.S.O.P.を巡るこの会社の愉快な話があるから一読をお奨めしますよ。
「その大半が在留邦人か同社系の和食レストラン向けのみであろう」って、推測で書いちゃイカンだろう。ちゃんと裏取れョ。
ははぁ~ん、この記者は響を飲んだことないなぁ~。17年でもうまいし、30年を飲んだ時の、あの舌の感覚は最高だよ。
なんだか感情的な記事ですねサントリーが旨いものを作ったらいかんということですかね~また、世界で受け入れられていない、という言い方は、売り込んでいないのか、嫌われて売れないのか、がはっきりしないですよね。というか敢えてだまっているんでしょだってわざわざ輸出量まで調べているんですから、実際のところはどうなのか程度はご存知のはず。これこそロジックで読者を欺こうとしているのではないのかな~
いまさら何を、というニュースです。昔からの主力製品トリスレッド角オールドリザーブローヤルなどはカラメル着色各種調味料リキュール輸入原酒廃糖蜜アルコールを合わせた合成酒だと言われてますからね。ウイスキー呑む人はすくないからあまり知られてないんでしょうかね。関税+酒税で輸入ウイスキーが高価だった頃に合成酒でおいしい商売で成長した会社ですからスポットで賞を取るようなおいしい酒出しても海外では信頼されないんでしょうね。
これはいただけませんね。品質=出荷量ではないでしょう。国内産業保護の為の高額関税・酒税などにより、ビジネス的メリットが少ない等の他の要因も色々考えることもできますしね。こんなにいいウィスキーが日本で楽しめるんだから、それで満足したらいいのではないでしょうか?
日本の味が世界には認められても、毎日の見たいとは思わないのが英国の感想?
自分の舌で自分好みの酒も選べない日本人はとにかく権威に弱い。どの程度の賞か知らないが、産業として成功していないから、プレミア価値を高めて芸術品かのようにもったいぶっているだけである。それに踊らされている消費者もバカ。
こうも目くじら立てるのは私怨でもあるのかと勘ぐってしまう。広告やマーケティングなんて所詮そういうものでしょう。
このような検証もしていない記事をそのまま掲載していると、なんだここは?と思われますよ。この記事を書いた記者さんは、一度でも山崎か白州のカスクストレングスを飲んだことがありますか?絶品ですよ。
30年以上ウィスキーを飲み続けてきた私には、むしろ、現在のスコッチこそが、変遷を続け、堕落の一途をたどってきているように思えます。そんな時代に、極東の島国で、いろんなタイプのモルトウィスキーを作り続けてきた、サントリーとニッカこそが、これからのウィスキーを支えていく、と考えています。だからこそ、スコッチモルトソサエティ等でも最高評価されているわけで。
>>「若年原酒」を社内で寝かせ....これにはあきれましたし怒っています。広告に21年、30年と書いてありますよね。これは最低でもその年数以上のものをブレンドしてあるからそう書いてあるんですよ。若年原酒だけなら年数表示できないはずです。それに熟成年数が長ければ長いほどいいという考えはウィスキーの味わいを知らない人の考えです。(ラフロイグの10年、カスクストレングスのようなウィスキーもある)それにこの記者はきっと響を飲んだことがないと思う。響の21年はスコッチにも勝ると劣らないと個人的には思う。まずは味の評価をすべき。それがないなら記事を書く資格なんてない。
国際酒類品評会は酒の「質」を品評する目的であって「量」、「知名度」を品評する目的ではないですよね。長澤さんの論だとマクドナルドのハンバーガーが世界で一番優れている食べ物という理論にたどり着きます。質を度外視して語るというのはこのサイトの趣旨に反していませんか?
ココアやコーヒーに入れるウイスキーは安いBLACK NIKKAと決めています。高いダルマは味が変わってから飲んでません。
サントリーとニッカは青春時代にお世話になった酒。味も、値段も、受け入れる。
記事にするのなら両ボトルの年間製造量もならべた方が効果的でしょう。「輸出量が少ないんだよー」ということは分かりましたが、それをもって品質がお粗末であると結ぶのはあまりに短絡的であるように思われますが…
輸出量が多ければ、優れているというものでもないでしょう。国際酒類品評会の人間の目(舌)も節穴ではないのですから、出鱈目な作りをしていてはすぐにバレる筈。スコッチ、バーボンがそれぞれ別物であるようにジャパニーズウイスキーも独自の個性を持つウイスキーです。輸出量の少なさが品質が低さということにはならないでしょう。記事の半分も記者の憶測混じりですし、評価出来ない記事ですね。
私は青い目をした寿司職人の握った寿司を食べたいと思いません。それと同様に、黄色い肌の人間が作ったウイスキーを飲みたいと思う人も少なかろうと思います。そんな中、少なくとも同じ土俵に上がり、受賞した事だけでも誉めるべきではないでしょうか?
賞を受賞したのが嘘なら問題だと思いますが、実際に賞を取って、それを宣伝に使うのは問題ないと思います。受賞と輸出量とは関係ないのでは?
個人的には、サントリーは安酒のイメージがあってあまり好きではないのですが、この記事はちょっと・・・。品評会における受賞と輸出量に相関性がなければならない、というのは論理の飛躍です。私は、この広告を見ても「何か受賞したのだな」とは思いますが、「だから世界中で飲まれてるに違いない」とまでは思いません。”思い込ませ”の意図は記者が勝手にそう思っているだけで、それを揶揄したところで記者の一人相撲です。品質に苦言を呈すなら、それは記者自身の舌と見識によって為されるべきでしょう。ところで、「製造にかかわる一切を現在まで秘密にし続けている」のに、記者は何故「若年原酒を社内で寝かせ、ブレンドしただけ」と言えるのでしょうか。何か根拠があっての事と思いますが、それを明らかにされたほうが記事の説得力が上がるのでは。
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