ケータイ安全性評価、たった一匹だけで判断 総務省にデータ偽造の疑い
情報公開請求で入手した、「平成11年6月29日生体電磁環境研究推進委員会(第7回)議事録(案)」より抜粋 |
- Digest
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- 論文化されていない、検証不能な研究報告
- 1匹だけのデータで判断「マスコミは結論重視」
- 実験者の名川教授にインタビュー
- 頭が42℃にもなって暴れてフラフラに
- 業界代表や業界出身研究者が、委員の1/3以上
- 密室会議、発言者も匿名、議事録も抜粋のみ
- 携帯電話で脳の神経細胞が死滅、11の研究が「影響アリ」
- 冥王星問題と決定的に違うケータイ安全性問題
論文化されていない、検証不能な研究報告
総務省は1997年より、「国民の不安を解消し安全で安心な電波利用社会を構築するため」、生体電磁環境研究推進委員会というものを定期的に開催している。問題の報告書は、1999年9月2日に公表された「熱作用を及ぼさない電波の強さでは脳(血液-脳関門)に障害を与えず 」というもの。
当該実験におけるラットの実験環境(総務省ホームページより) |
携帯電話の電磁波によって、脳の血管にあるバリア(血液-脳関門)が働かなくなり、血液中の有害物質が脳の中に浸透してしまう、という海外の有力な研究結果を、検証したものだ。脳に有害物質が浸透するとすれば、携帯電話を使うたびに脳が徐々に破壊されていくという可能性がでてくる。非常に重要な研究である。
ただ報告書の内容は、旧郵政省のホームページに掲載されただけで、実験方法や結果の詳細なデータは掲載されていない。電磁波の健康への影響について本を執筆中の著者は、その研究の詳細を知りたかったので、8月3日、総務省へ電話をしてみた。
--1999年9月にホームページにでている研究結果の、詳しい内容が知りたいのですが、もっと詳しい報告書はありますか?電波環境課ミヤヤマさん「これは、これだけじゃないかな」
--論文になっていないのでしょうか?
「論文になっていると思います。総務省で発表するものは、論文になって査読されて、研究として認められたものしか出していないので。論文化されていると思いますけれど、確かに書いてありませんね。少し調べさせてください。担当のものから連絡させます」
その後、7日に担当の並木さんから連絡があり、論文の出所を教えてもらった。しかしその論文を取り寄せてみたところ、これは前年度の98年度の研究報告を論文化したもので、肝心の99年度の研究結果については、書かれていなかった。
そこで、9日に総務省に電話したところ、並木さんは休暇中で、再度、ミヤヤマさんがでた。
--並木さんから教えてもらった論文を購入して読みましたが、99年度の研究結果の詳細は載っていないのですけども。
ミヤヤマさん「あ、そうですか。また調べさせていただけますでしょうか?ちょっと時間をいただいて、調べて植田さんへご連絡するようにします」
その後2週間たったが一向に返事がない。
1匹だけのデータで判断「マスコミは結論重視」
なぜ99年度の報告書にこだわるかというと、この報告書に関しては詳細なデータが公開されていないだけでなく、委員会の議事録にもおかしな点が指摘されているからだ。1999年6月29日開かれた第7回委員会で、この報告書案の内容が論議されている。
研究を行なったのは、委員会のメンバーでもある東京大学大学院医学系研究科教授の名川弘一氏たちだ。議事録は匿名となっているが、以下のような質疑応答がされている。
質問「データは1匹についてのものか」答え「何匹かについて実施したが、動物が暴れて管が抜けるなどが起き、評価に耐えうるものが一匹であったということ」
他にも「体温の初期値にばらつきがあり、誤解をまねかないために生データは外に出す必要は無いと思う」とか「マスコミは数字にはあまり関心は持たず結論部分を重視する」といった発言が残されている。
実はこの議事録は、非公開文書だったものを著者が情報公開請求を行なって入手したものだ。ただ開示された議事録は、各委員の発言をきちんと残したものではなく、議論の多くは省略されており、実際にどのような内容が議論されたのか検証できない、といういいかげんなものだ。
だが、この議事録だけで判断すると、たった1匹だけのデータで結論をだし、都合の良い部分だけでまとめて都合の悪い部分は公表しないという、いい加減な報告書だという疑いが出てくる。
もしこれが事実だとすれば、当然、論文になんかできないだろう。しかし論文にもならない中途半端な研究が、総務省(旧郵政省)のホームページで公表されて、携帯電話の安全性の証拠として使われているとしたら大問題だ。
そこで、再度25日に総務省に連絡をした。今度は並木さんがでた。
--指摘された論文には、報告書の内容は書いていないという点は確認できましたか?
「すいません、まだ確認中なんです」
--この研究報告は委員会の議事録でも気になる発言があるんですが、読まれました?
「どの議事録ですか?」
--第7回のものです。(以上の問題発言を指摘)。これは本当だとすると、ホントにこの実験はきちんと行なわれたものなのか疑惑が出てきますよね。
「なるほど、そういうとらえ方もできますね」
--細かい条件やデータが公表されているのであれば、こちらでも評価できるんですが、そこが曖昧になっていて、議事録には疑わしい発言がのこっている。疑惑をもたれても仕方が無いんじゃないでしょうか?
「はい、確かに議事録を読む限りですね・・・。ちょっと確認してみますので・・・」
--私が疑惑を抱いたのは、むちゃな解釈ではないですよね。
「ちょっと私からは、なんともいえないんですけれども」
--まあ、そういう議事録もあったものだから、きちんと確認する必要があると思ったんです。こういう研究というのは論文になった段階ではじめて評価されるものですからね。
「論文にはなっていると思うんですが・・・」
--論文になるという意味は、きちんと第三者の研究者の評価を受けて認められたということですよね。
「こちらでは、そのように査読されたものだと伺っているんですけど」
--だったら、きちんとデータが掲載されていないとおかしいですよね。
「なぜ無いのか、ちょっと分からないんですが」
--並木さんは、その論文を読まれましたか?
「はい、私も読ませていただきましたが、98年の研究と99年の研究をまとめたものが論文になっていると思うんですが」
--いや、でも99年の研究については書いてないから聞いているんですよ。
「99年の研究は、98年の研究に引き続いて、ドイツのフリッツ博士という方の研究を再試験して、○か×かを確認しただけですから」
--だから重要なんですよ。この研究はフリッツ氏という他の研究を批判しているんですよ。だったら、その結果を相手が読めるようにきちんと論文として公表しないと、相手は反論できないじゃないですか」
「そういう考え方もありますね」
--もしね、総務省のホームページに99年の報告書が載っていないのであれば、つじつまは合うんですよ。98年の報告書については、確かに論文に掲載されています。でも総務省では、年度を変えてもう一度実験を行ないましたと、そしてフリッツ氏の実験は間違いでしたと結論付けているんだけど、その他人を批判した研究自体が本当に正しいのか検証されていないということになるでしょ。
「検証ですか?」
--だって、あなたが指摘する論文には載っていないし、委員会の議事録では、評価したのは1匹だなんて書いてあるんだから。
「なるほど、はい、そうですね・・・。でもこの99年の研究が単独で論文になっているかは、聞いていないんですけど」
--総務省では、単独の研究として報告書を公表しているわけでしょう。だったら、きちんと検証に耐えるデータがでていないのはおかしいでしょう?
「なるほど、はい」
--そういうことなんですよ。私の疑問点は理解してもらえましたか?
「はい、わかりました」
--では速やかにこの点について確認してください。
「すぐに回答できるかどうかは、まだ分からないんですよ、申し訳ないんですけど」
実験者の名川教授にインタビュー
並木さんという担当者は、まだ若い人のようで98年、99年の段階では担当ではなかったので、この問題での直接の責任は彼にはない。しかし現在の著者の質問への対応によっては責任が生じるので、ぜひしっかり調べて、納得のいく返事を期待したいと思っている。
ただ、総務省の返事を待っているだけでは、いつになったら真実が解明されるか分からないので、実際に研究を行なった名川弘一教授に聞いてみることにした。
--議事録に掲載されている「データは一匹のものか?」とありますが。「それはポジティブコントロール(報告書の中の「条件3:熱作用の影響がある場合の検討」に当たる 筆者注)のことを言っているんですよ
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市民団体が出した質問書1ページ目
市民団体が出した質問書2ページ目
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論文としては問題だが筆者も「アレ」らしい人なので(以下略
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読者コメント
4年も経過してからのコメントです。
この記事は「続く」となっています。
続編は寄稿されたのでしょうか?
検索では見つかりませんでした。
4.でも、この場合は、ポジティブコントロールなので、複数の試験が望ましいが、やむをえない場合もあるでしょう。むしろ、この研究で、曝露群・擬似曝露群での実験数が大事です。こちらが1匹の試験 というのであれば、とんでもない報告です。でも、曝露群・擬似曝露群はきちんと試験がなされているので、この報告は一応、Okといっても良いのでそう。
3.ポジティブコントロールは、その試験システムが、きちんと働き、携帯電話の電磁波曝露で脳関門機能に影響がでれば、きちんと検出できることを確認するための予備的な実験です。1匹しかデータが取れなかったにも係わらず、4匹実験と記載することは数字の捏造です。
2006年の記事に亀レスです。この植田レポートと、対象となっている総務省の報道発表をよみました。植田氏が言っている「たった1匹」は、ポジティブコントロールでの実験ですね。
近くにマンションができるというので説明会に出ましたが、そこで、携帯電話の基地局は作らないで欲しい、と要望を出したところ、マンション購入予定者向けの重要事項説明書にその件を入れましょう、ということになりました。
俺もこの件気になっていました。以前うちのマンションでも屋上にアンテナ建ちそうだったので俺一人で猛反対した。(住民50対1)ヨーロッパの事例を挙げて、例えば、公共施設の半径200mにはアンテナは建てないとか、もし住もうとしているアパートにアンテナが建っていれば家賃の値引き交渉ができるとかを総会でNTTの人に言ったらその日を境に来なくなりました。
[危険性を示していない実験結果]とは、例えば、マウス実験で4週間24時間被曝させたが癌にならなかったとしたら、それは「危険性を示していない実験結果」になるでしょ。他方、例えば、12ヶ月24時間被曝という実験条件で癌発生率が高まったとしたら、それは「危険性を示した実験結果」となるでしょ。上記の両者は両立した実験結果です。
>危険性を示していない実験結果これって安全なんじゃないの?
自動車も危険性あるから、免許制にし、道路交通法で処罰するでしょ。レントゲンも危険だから、放射線技師にあつかわせ、必要以上にレントゲンを撮らないようにしているでしょ。危険だから全て使わない、という主張はしていません。
賛否両論の実験結果といいますが、安全を積極的に示す実験結果はないわけです。危険性を示す実験結果と危険性を示していない実験結果なわけです。発ガン性診断でも動物実験では危険性を示すデータが得られなくても、他のデータで危険性ありと評価されているものもありますよね。
>私は十分に危険だという報告がでていると思います。賛否両論の実験結果が出ている中で、何故そこまで言い切れるのか?不思議です。
私は十分に危険だという報告がでていると思います。「結論」なんて、いつまで待っても出ないのでは。水俣病では、水俣湾の魚介類を介して発病している、と言われてから政府認定まで随分時間がかかっています。
結局、海外でも危険か安全か、まだ結論は出てないんでしょ?評価はこれから、ということですか。
>みなさん評価方法が恣意的で可笑しいから、その結果報告は信用出来ない。よって、携帯の安全性は、国内では確認されておらず、海外では有害報告も存在する。という話ですよ。ちゃんと読んで下さい。
植田さんの主張は、「評価方法が杜撰」ということで、携帯が危険云々より以前の問題を扱っていると思うのですが。
世界中で、これだけの人数で人体実験してるんだから、その内結果は出るだろう。実験動物が死ぬより、いいよねぇ。
携帯怖けりゃ、PHSだな。まぁ、PHSでも医療機器にはノイズ入るらしいから、安全の保障は無いけどな。
携帯電磁波は、何もないときより、着信のときとか、話しているときのほうが強いと聞いたような。昔は、胸ポケットに入れていたけど、最近はバックに入れています。少しでも離したいでしょ。
待ち受けでも、電波出てますけど。他人携帯からも電波出てるから、対策にはならんと思うが。
>自分は携帯電話は必要最小限だけに使うように自衛してるよ。ナイスコメント。やたらと高いお金と時間の無駄を省けますよね。ま、皆さん、通話よりもメールで用件の連絡は済ませてるようですが・・。
原因が完全に解明されるかどうかと、対策を講じるかどうかは別でしょ。自分は携帯電話は必要最小限だけに使うように自衛してるよ。
高周波電磁波のリスクについて、「原因」が分からないとしても、食中毒の分野では、原因(病因)物質の特定なくても対策ありが常識です。あと、交通事故ほど死者がでてない、という論法は、薬害エイズで故A教授が、何千人に1/3人しか発生しないエイズですから恐れるに足りない、と言ったらしく、時間とともに増加するという時間軸を考慮しない論法になるように思います。
疑わしきデータは出ているが、まだ確証は無し。原理的には避けられず、というところか。結局、利便性と危険性を天秤にかけて考えるしかねぇな。心配なら、使用を止めるしかない。但し、電磁波なんて、今じゃどこにでも飛び交っているがな。現実に何千人も死んでいる、車ほど危険ではない、と納得するしかないか。
携帯電話の有害性を示唆するデータは、幾つか提示されていますが、その原因は明確にはなっていません。よく言われているホットスポット効果も、各種シミュレーションでは否定的な結果となっていますが、ものが脳だけに、「分からん」と言われればそれまでですね。活性酸素の件も、生体に及ぼす影響の解明については、まだこれからだと思います。
電子レンジは、マイクロ波によって双極子(多くの場合水分子)を振動させ、その摩擦熱を利用して発熱させます(「誘電加熱」)。2.45GHzを使うのは電波法上の理由で、アメリカでは、900MHz近辺を使用しています(あまり「効率」がいいと、内部まで加熱できないという問題も生じます)。また、極性分子や、振動しにくい物質(固体)などは、当然加熱は難しくなります。一部、勘違いがあるのでは?(それとも確信犯?)
電磁波と活性酸素の話が出たので、受け売りですが、コメントします。EU7カ国、12研究所の共同研究REFLEXプロジェクトでの実験で、コメットアッセイ解析によるDNA鎖切断はSAR2.0W/kgで8.0%と高周波電磁波非曝露の2倍、SAR1.0W/kgでも同様。また、フローサイトメトリーという手法で高周波電磁波曝露から活性酸素種(ROS)が生成されることが見出されたそうです。
興味深いお話です。細胞の変性温度は、一般に43℃と考えられています。血流による冷却を考えますと、熱変性はちょっと可能性が低いのではないかと思います。ガンの温熱療法は、腫瘍内では血流が少なく温度が上がり易いため、と説明されていますね。活性酸素による遺伝子損傷の話は、以前科学啓蒙誌で読んだことがあります。低エネルギーの電磁波でも、活性酸素は生成するらしいですね。詳しい方、解説をお願いします。
癌の細胞分裂周期は100日です。9年で早期発見の大きさになります。
高周波曝露なら、熱の影響より活性酸素種による遺伝子損傷の方が影響大きいんじゃないの?ただ、生体内では抗酸化機能が働くから、どの程度影響があるか分からんけど。
細胞にダメージを与えることとガン治療では事情が異なります。通りすがり2さんの意見は主観的なものであり、根拠がなく事実に即していません。話になりませんので、もう書き込むのは自粛して下さい。
それほど簡単に細胞にダメージを与えられるのなら、ガン治療にこんなに苦労はしません。
携帯電話端末の電磁波で、DNAや染色体が損傷を受けるということは、再現性ある実験にて欧州では確認されましたよね。レフレックス報告というもので。欧州ではかなり反響があったと伝え聞いていますが、日本ではマスコミが大きく取り上げていませんよね。
総務省と言い、携帯電話事業者と言い、無茶苦茶好き放題やってますな~。明らかに不法行為に該当しますが、既存のマスコミ各社が報道しないのは何故?それも癒着?鋭い社会観察眼をお持ちの読者の方がおられるようで。
(訂正)細胞周期が10日と言うのは誤りで1日だったかもしれません。
ちなみに、1個人を構成する細胞は約60兆個あり、その中の細胞1つにでも、遺伝子に異変が起き、癌化すれば、10日に1度ある細胞分裂で癌細胞が増殖し、しかも通常の細胞と違い死滅することがなくなる為、10年もすれば死に至らしめる程の大きさになります。あまり無責任な発言は控えて下さい。
信用し難いので、ソース(情報源)を教えて下さい。それに、体内の分子は水だけでなく多種類に及びますが、いずれもが振動や熱の発生を起こさないと言い切れるのでしょうか?また、遺伝子も分子の中に含まれますが、安全性については明確ではありませんよね。
間違っています。特定の周波数でなければ、特定の分子の振動や引いては熱の発生を起こしません。
電磁波とは、真空または物質中を電磁場の振動が伝播する現象だと大辞泉に定義されています。とすると、必ずしも特定の周波数でなければ、分子の振動や引いては熱の発生を起こさないとは言えないように思えますが、間違っていますでしょうか?
周波数が違います。携帯電話では、お弁当は温まりません。
コンビニのお弁当を温めるのに、500Wの電子レンジで2分掛かるとして、携帯を1時間使えば(出力は1Wと設定)、周波数は違えど、その6%ものエネルギーが発生することになるのでは? 弁当の材料と違って、体温は2、3度変われば大きいですからねぇ。。
2GHzの次が3GHzなのは、2.45GHzを避けてんでしょ?それに、携帯の出力なんて1W無いだろうから、ペースメーカーとか精密機器以外で影響出るのかな?
携帯電話基地局には回りに柵がありますよね。あれって、ただ俺の土地に入るな、というだけではなくて、鉄塔の下何メートルかは電磁波であぶないということでしょ。最近、よくあるマンション上の携帯電話アンテナも真下の住民って、危なくないの?
無線LANの説明書には体温が上昇する場合があると書いてありますな。学校や病院に無線LANを導入しているところも多いようだが。
>匿名さん>無精子症(不妊症)の発生や俗説として子供が男女どちらかに片寄る傾向がある、といった弊害を聞いたことがあります。電磁波や化学物質を浴びると女の子に偏るという噂を聞いた事あります。まだ影響が顕著になってないのか、出生比率には現れないみたいですが
携帯の場合は、側頭部に密着した近距離での利用を強いられる点が他とは異なるので、より心配される点ですね。
下駄履き官庁だった総務省(旧郵政)よりも、この手の調査は、厚生労働省や経済産業省に聞いた方が、余程しっかりとした回答を得られるような?ブラウン管TVやCRTディスプレーの画面からも、電磁波は出ていますので、関連する調査結果が残っているのではないかと思います。無精子症(不妊症)の発生や俗説として子供が男女どちらかに片寄る傾向がある、といった弊害を聞いたことがあります。
>麦の芽さん確かに全く同じではないですよね。でも、2Ghz帯の携帯電話がじきに出てきますし、待ち受け時よりも通話時の出力はかなり高くもあります。w
酸化二水素、あれはホントに危ねぇなぁ。特に、肺に入るとイチコロだぜ。現在は地方自治体だかが、その使用を厳重に監視しているそうだが、大丈夫か?
周波数に加え出力が違いますから、電子レンジと一緒にしてはいけません。勿論、周波数2.45GHzで出力500Wなどという携帯電話があれば、とても危険です。
企業とべったりの総務省。あんまりだ。日本では子どもにまでCMで勧めてしまうなんて未来がどうなってもいいのだろうか?高圧線そばの電磁波影響調査で4ミリガウス以上で小児白血病が増えるという国立環境研究所の兜リポートも評価しない国の姿勢も問題。これでは電磁波被害がこれから多発してしまう。商売ばっかしてないで国民を真剣に守れ。
「電磁波の健康への影響」についての良書を完成されることを期待しています。完成したら、このサイトで是非紹介して下さい。
蛍光灯が熱くなるのも、同じ原理のはずなので、よければ一度調べてみて下さい。実験動物用のマウス(可哀相・・)を飼うお金や時間は掛かりますが、ご自分で実験してみるのも出来ないことではないかと思います。もし問題が発生した場合、CTに撮るなどして専門医に見て貰わないと原因の把握は出来ないでしょうが・・。
水俣病問題のとき、学者と称する人たちの論文とはいえないものも、安全宣伝に利用されていたのと、全く同じ構造が、この電磁波問題にもあるということが、よく分かりました。このような分析・告発を今後も期待します。
単純に考えて、電子レンジの加熱方法も、電磁波を使って水分子を振動させることで加熱しているのだから、強度の違いこそあれ、影響が全くない訳がないことは容易に想像が付きますよね。利用条件は、その時々や人によって異なりますが、最悪の場合でも、問題がないと言える程度かどうかの問題だと思います。1時間以上もの通話を短期間に頻繁にした時などは、個人的には心配が残る気がしますね。
結局、実験では(心配されていた)脳腫瘍の原因となる等の悪影響があることは証明ないしは確認されなかったというような、お茶を濁した回答をしていましたね。かと言って、安全だとも断定はしていませんでしたが、その後も、両論ある中、特に問題ないという研究者の主張ないしは実験結果を優先的に報道させて、半ば強引に闇に葬り去られた問題ですよ。
それで、その疑問に対する回答を出す必要があった為、取り急ぎ一応の回答を行ったというような対応だったと覚えています。むろん、問題があるとなれば、業界に多大な影響を及ぼす為、圧力が掛かったり、業界に対して配慮したりしたことは言うまでもないでしょう。
よくぞしっかりと調査して書いて頂いた!という内容の記事ですね。確かこの頃、海外で携帯電話の放つ電磁波が脳に悪影響を与える可能性があるとの研究結果が公表された為、日本でもマスコミがそれを取り上げ、実際の安全性はどうなんだ?ということが話題になっていたんですよね。
記者からの追加情報
本文:全約9,100字のうち約5,000字が
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