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45歳から転職3回で年収3倍に「パートナー営業✕外資の希少性が武器になりました」【日大出身・パートナー営業のBさん】

日大→名鉄運輸→[国内1社]→[外資2社]→外資3大クラウド(3000万円)

情報提供
市川さん写真ぼかし入り
日大出身、パートナー営業のBさん(取材時50代前半)。ZOOMで実施。

「社会人になってから学歴の壁を感じたことはありません。振り返れば、かなりのキャリアを積んできました。今後は、自分の知識や経験をもとに後輩に向けて役立てる活動ができたら――という思いもあって取材を受けました」。運輸会社ドライバー職からスタートして5社を渡り歩いたBさんは、IT業界の、パートナー営業職*として専門性を築いた。「新しい世界を見たい」「外資で通用するか試したい」という思いから日系企業を飛び出し、年収減も経験。だがそれまでに蓄積した信用とキャリアの希少性を武器にクラウド大手*で年収3千万円程度を稼げるまでになり、50代の今も「ウチに来ないか」という転職の誘いが絶えないという。


*自社の製品やサービスを、自分で直接ユーザ企業に売るのではなく、販売代理店(パートナー)に売ってもらうための営業を行う職種

*外資3大クラウド=アマゾン ウェブ サービス ジャパン、グーグル・クラウド・ジャパン、日本マイクロソフト(Microsoft Azure)


■学生時代~就活

受験で受かったのが、たまたま日大の法学部だった。特段の目的もなく入学し、刑法のゼミに所属したが、就活で法曹関連の道に進む気はなかった。ゼミ生のなかには弁護士や司法書士などを目指す学生もいたが、自分はいっさい想定せず、就活時期を迎えた。

就活では、「ここに行きたい」という思いはなかったが、逆に「こういう仕事はしたくない」はあった。

「決まったことを、時間内で淡々とやる仕事は嫌だ、というイメージだけを持っていました。たとえば公務員や銀行員は嫌でした。何か新しいものを作り出せそうな業界を、イメージで選んでいました。職種は、『営業』以外はイメージがありませんでした」

そこで幅広く、ハウスメーカー、カーディーラー、通信キャリア(テレメッセージ*)などにエントリーした。

*ポケベル事業者。1990年代半ば~2000年前後に日本全国で隆盛を極めたポケットベル事業者の総称。「東京テレメッセージ」「岡山テレメッセージ」など。携帯電話への移行でニーズが縮小し、ほとんどの会社は事業から撤退した。NTTドコモは2007年にサービスを終了。ポケベルサービスは、国内最後の事業者である東京テレメッセージが2019年に終了した。

就活で、大学名が有利に働いたことは一度もなかった。

「最終面接まで進んで、あからさまに薄ら笑いされて落とされたこともありました。内定したのは、名鉄運輸と自動車ディーラーの2社だけ。ディーラー(販売会社)で自動車を売る営業職はノルマがキツいと聞いていたので、名鉄のほうを選びました」

*名鉄運輸は、2025年1月1日付で「名鉄NX運輸」に社名変更した。名鉄運輸が、NIPPON EXPRESS傘下で企業向けの「特積み(路線便)」を担っていたNXトランスポートを2024年4月1日に100%子会社化したことにともなう社名変更。2026年現在の主要株主は、名古屋鉄道、日本通運、NIPPON EXPRESSホールディングスの3社。従業員3,898人(2025年3月現在)の大企業である。


23~27歳
■①名鉄運輸1996~2000年(300万円)

名鉄運輸は名古屋鉄道の子会社で、同期は約100人。東京採用だったので、都内拠点に配属となった。運輸会社の文系総合職といえば、荷主である企業との契約交渉や、全体の路線計画策定、経理や人事といった管理部門かと思いきや、ぜんぜん違った。

「NTTグループ向けのアカウント営業職――といえば聞こえはよいですが、その実態は、当時、急速に伸びていたケータイショップ網に対する、物流ドライバー職でした。自分の配属は、ドコモの専属部隊。ドコモ向けの物流を担い、ドコモショップに携帯電話を届けるのがメイン業務です。四大卒を『営業の総合職』だと伝えて採用しておきながら、実際の仕事は、ほぼドライバー。トラックにケータイを積み込み、ショップに輸送して、積み下ろして倉庫に搬入。完全にガテン系でした」

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