ソフトバンク2500万オファー蹴ってソニーへ「何が来ても打ち返せる自信がつきました」【ITセキュリティエンジニアのJさん】
前橋工科大(電通大院)→HP→(3社)→ソニー→メガ損保(1500万円)
|
| 前橋工科大・工学部出身・セキュリティエンジニアのJさん(取材時40歳前後) |
母子家庭で育った岩手県出身のJさん。500万円の学生ローン(奨学金)を借りて前橋工科大から電通大院を経て外資2社とメガベンチャー、JTC3社を、プロジェクトを移るように渡り歩く。ITセキュリティ業界を得意とするヘッドハンターの間では、38歳時にソフトバンクから受けた『課長代理で年俸2500万円のオファー』が『ミラクルだ』と話題になり、知らない人はいない存在だという。Jさんがここまでの転職強者になれたのはなぜか。
■学生時代~就活
小6で父を癌で亡くして以来、母子家庭で育った。岩手県立水沢高校*の理数科を卒業し、公立の前橋工科大・工学部(群馬県前橋市)へ進んだ*。『あしなが育英会』から、高校時代は給付型奨学金(月3万円)で助けられた。大学以降は貸与型奨学金(学生ローン)500万円を借りて進学した*。
*水沢高校(普通科240人、理数科40人)は、東大・京大に2年に1人の合格者を輩出するくらいの、岩手県内でトップ10に入る中堅進学校。
*当時、国立大よりも授業料が10万円安かった公立大を選んだ。
*40歳時点で、返済の残金は約100万円になったという。
大学時代は、生活費を稼ぐため4年間、ユニクロでバイトした。当時の時給は、約900円。過酷な労働環境だった。
「現場は、後に発売されたジャーナリストの潜入ルポ『ユニクロ帝国の光と影』『ユニクロ潜入一年』(横田増生著、文芸春秋社)のとおりで*、まったくあのまんま、です。正社員は、ミスをするとバックルームで正座させられていました。休日でも毎日売り場にきて指示出しをしていた店長もいました。年間、ほとんど休んでいなかったように思います」
*ユニクロを運営するファーストリテイリングは名誉棄損だとして2億2千万円の損害賠償と書籍の回収を要求して提訴したが、全面的に敗訴。争点となったのは「11月や12月の繁忙期になると、月(間労働時間が)300時間を超えています。そんな時は、タイムカードを先に押して、いったん退社したことにしてから働いています」などの記述だったが、「重要な部分が真実」と認定され、ユニクロ側が完敗した。
Jさんのバイト先だった前橋市内の店舗は、ロードサイド店ながら、売り場整理のコンテスト*で日本一になったこともある店だという*。
*色柄サイズを適切にコントロールし、フルボリュームで陳列できているか、綺麗な状態を維持できているかを争うユニクロの社内コンテスト。
*赤井田真希氏が店長を務めていたこともある、社内では有名な店。赤井田氏は2001年入社、2019年に女性初の日本事業CEOに40歳で就任した人物である。
「1日の最高売上はいくらだと思いますか?これは転職面接でも定番ネタの実話です。
この先は会員限定です。
会員の方は下記よりログインいただくとお読みいただけます。
ログインすると画像が拡大可能です。
- ・本文文字数:残り23,416字/全文24,332字

1社目の動機・能力・仕事マップ

2社目・3社目の動機・能力・仕事マップ

4社目の動機・能力・仕事マップ

ソニーグループのジョブグレード制

5社目6社目の動機・能力・仕事マップ

キャリアすごろくマップ

キャリアステップと処遇推移
Twitterコメント
はてなブックマークコメント
facebookコメント
読者コメント
※. コメントは会員ユーザのみ受け付けております。記者からの追加情報
本企画趣旨に賛同いただき、取材協力いただけるかたは、こちらよりご連絡下さい(永久会員ID進呈)
新着記事のEメールお知らせはこちらよりご登録ください。