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クレディスイス、“処刑台”に呼び出してクビ切り 一審で社員が全面勝訴「毎月158万払え」
画像1 左上がクレディ・スイス・グループのウルス・ローナー取締役会会長、右上がブレイディ・ドゥーガン最高経営責任者、左下がオサマ・アバシアジア太平洋地域最高経営責任者、右下が日本のクレディ・スイス証券・代表取締役社長兼CEOオリビエ・ティリエ

 クレディスイス証券で国内機関投資家への株式営業を担当していたC氏(40代、男性)は、上司から「ワーニングレター」と称する文書を渡された。そこには営業ノルマが書いてあり、ノルマを達成できない場合は解雇を含めた処分を検討する、とあった。その後、C氏はノルマを達成したにもかかわらず、今度は違う取引先について「業績が上がっていない」と上司から責め立てられ、社内で「処刑台」と言われている部屋『桧(ひのき)』に呼び出され、解雇に追い込まれた。C氏は東京地裁に提訴し、2012年1月の一審判決では「被告は原告に対し、平成21年12月から本判決確定まで、毎月25日に、1か月につき158万円3400円を支払え」等とされ、全面勝訴した。現在、二審で係争中。裁判資料をもとに、外資リストラの実態を詳報する。

【Digest】
◇ボーナス2,500万円
◇クビ切りの布石「ワーニングレター」
◇分厚いノートを叩きつけてブチ切れ
◇〝処刑台〟と呼ばれる部屋に連行
◇東京地裁に提訴
◇一審で原告全面勝訴

◇ボーナス2,500万円
 訴状によると原告のC氏(現在40代前半、男性、仮名)は、1990年代に兵庫県の私大を卒業後、当時の4大証券会社の一つに入社。その後、外資系や国内準大手の証券会社を渡り歩き、2004年にクレディスイス証券に入社した。

 きっかけは、外資系時代の元同僚で、クレディスイスに転職していたX氏より、「上司に会ってみないか?」と誘われたことにはじまる。

 こうしてC氏は、クレディスイスの営業部長T氏と後に直属の上司となるO氏と、都内のホテルで昼食。その時、営業部長はこう語ったという。

 「これからクレディスイスは日本株部門の増強を図る上で、国内の機関投資家営業に強い人材を探している。特にMグループ(国内3大メガバンクの一つ、固有名詞は伏せる)との関係が薄いクレディスイスにとって、CさんのようにMグループに強い営業力を持っている人材を探している。ぜひ入社を検討してほしい」

画像2 都内六本木の泉ガーデンタワー。24階~27階をクレディスイスが占めている
 その後、正式な面接を経て、C氏は入社した。営業部長のT氏は、給与の説明を次のようにしたという。

 「基本給は、前職と同じ年収1,700万円でお願いします。基本給は、Cさんの業績次第で上がります。でも、クレディは、外資系証券会社ですからね。稼ぐには、賞与ですよ。基本給の何倍もの賞与を貰っている社員もいます。Cさんもクレディのような外資系証券会社の賞与が、破格に高いことはご存じですよね。もっとも、沢山稼ぐためには、ディレクター以上になって、会社に多額の利益をもたらす必要があります。ディレクターになれば、賞与は期待してもらっていいです」

 こうしてC氏は、国内顧客営業のなかの、株式営業部に配属された。同部署の業務内容は、投信や年金等の運営を受託して運用する機関投資家に対し、日本企業の株式の投資判断に役立つ情報を販売すること。C氏は、Mグループの信託銀行、投資顧問などを担当した。

 役職は一貫してアカウント・マネージャーだった。これは、顧客と会社間の全ての関係を管理する役職で、顧客の収益性の分析や、後述のように「顧客からの評価」を上げるための営業活動や、他の営業担当者とのコミュニケーションなど、業務内容は多岐にわたる。

 また、C氏の当初の地位はヴァイスプレジデントだった。クレディスイスの職制は、上から順に、マネージング・ディレクター、ディレクター、ヴァイスプレジデント、アソシエイト、アナリストとなる。

 入社後、C氏は、順調に業績を上げていった。それは年収に如実に表れている。05年度約2,100万円(うちボーナス400万円)。06年度約2,900万円(同1,000万円)。07年度にはディレクターに職位が上がり、年収約4,600万円(うちボーナス.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



画像3 ワーニングレターの内容概要
画像4 C氏は来客用ミーティングルームで退職に追い込まれ、アクセスカードも没収されて、オフィスから追い出された。写真は24階入口
画像5 ファイナルワーニングレターの内容概要
解雇通知書の内容概要

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くう特捜部  21:06 03/01 2013
クレディスイスってこういう会社なのかー。今日も無罪判決があったみたいですが、プロが源泉徴収だと思っていただとーーー。あほかーー。少なくとも、過失犯だと思う。検察は、訴因変更すべきだったかもね。(書き直し)
以前  15:10 08/20 2012
会員
私はそのM信託銀行でとある当時の課長にやられましたが、そいつの方が悪質。今なら当然何らかの対抗措置を取りますが、若くて、精神的に追い詰められていたこともあり、ヒッソリと辞めました。当時の事実関係を他人に話しても、M信託は世間では優しいイメージだったこと、余りにも酷い個人的横暴行為だったこともあり、、直ぐには信じてもらえない。
以前  14:55 08/20 2012
会員
私の先輩が外銀でクビになったときも、呼び出されて、席に戻れないようにIDカード等を没収されたけど、その先輩は、自分の給料は高くなり過ぎて、雇い続けるのは困難だったな、とサバサバしていた。でも、業績的な面で屁理屈をこねて追い詰めるのは、日系の銀行のパワハラみたいに、陰湿と高圧をミックスさせて中間管理職ごときが若手を追い詰めるよりまだマシ。
応援会員X  15:26 04/26 2012
会員
こういう退職のさせ方を俗にPIP(Performance Improvement Program)と呼ぶらしく、ブルームバーグでも係争になってます。 マスコミなのにね。
応援会員X  22:36 04/24 2012
会員
あと、 自分が壊れないうちに訴訟に持って行ったのは成功だと思いますよ。 
応援会員X  22:34 04/24 2012
会員
一般人の一生分の収入を得てるので贅沢な世界の係争ですよ。  推測①年俸3、000万プレーヤーはいずれ首、1億円クラスは残れる。  推測②どのクラスにもボトム10%の首を切る施策があり彼に決めた。業績などは言いがかり。 外資ではよくある制度ですが、公平になど適用されていない。  O本部長と仲良しじゃ無かったから首を切られたのではないかな~?