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第一興商パワハラ解雇訴訟、リストラ要員“うば捨て山”でいびられ視覚障害に 社員が語るいじめ地獄
原告の山成遊氏。第一興商で会社ぐるみのパワハラを受け続けた、と訴える。一時、視覚障害を発症したが、現在は問題なく日常生活を送れるまでに回復。

 カラオケ機器大手「第一興商」の社員・山成遊氏(実名、38歳)は、入社から一貫して事務畑を歩んできたが、突然、リストラ要員を集めた飛び込み営業の部署に配転させられ、達成不能に等しいノルマを課せられ、上司に「潰すぞテメェ!!」などと日々、いびられ続けた。その後、「DS部」で干され、上司に罵倒され続けた。こうした約3年半にわたるパワハラの中、同氏は視覚障害を発症。会社側はそれを理由に1年間の休職を命じ、そのまま休職満了による退職に追いやった。山成氏は東京地裁に地位保全や損害賠償など9千万円余りを求める裁判を提訴して係争中だ。職場で何が起きていたのか。詳細を原告に聞いた。(訴状と仮処分の一部勝訴判決の全文は記事末尾からダウンロード可)

【Digest】
◇「うば捨て山」と呼ばれるリストラ部署でいびり倒される日々
◇「吹きだまり・はきだめ部署」に流され“いじめ地獄”
◇視覚障害を克服して働けるのに事実上の解雇に
◇「コメントは差し控える」第一興商

◇「うば捨て山」と呼ばれるリストラ部署でいびり倒される日々
 原告の山成遊(あそぶ)氏は都内の私大を卒業後、99年に第一興商に総合職として入社。最初3か月間の営業研修の後は、一貫して都内の大崎にある本社で事務職として従事してきた。はじめ約1年間は商品部で、カラオケ機器などの商材の手配や在庫管理を担当。次に財務部に移り、約1年半、全国代理店の与信管理などを担当した。

 その後、総務部法務課に転属。契約書の作成や、株主総会で株主の質問に対して役員がどう答えるか、といった想定問答の作成などに従事した。山成氏はこの課で約3年半、働いていたが、入社7年目を迎える2005年に入り、環境が激変した。

 背景には社内の事情があった。山成氏はこう語る。「それまで第一興商は野村証券の指導のもと『上場プロジェクト』を進めていて、2年ほどかけて上場後の規模拡大に向けて全社的に人員を増やしていました。しかし、04年秋頃、オーナーの強い意向で上場を断念したんです。そのため人員が余ってしまい、人減らしのための嫌がらせが始まりました」

 こうしたなか05年2月頃、山成氏は、上司の命令により、急にそれまで担当してきた業務から次々と外され始めた。「意図はわからなかったですが、新しい業務が与えられるのだと思って、全部引き継ぎを済ませました。しかし、そのまま仕事は与えられず、仕方なく契約書面のファイリングの雑務をしたりするのみで、あとは自分の席にただ座っているだけとなりました」と言う。

 その翌月には、突如、上司の末角室長の命令で、「現場研修」と称して、第一興商が経営するカラオケ店舗「ビックエコー」の都内店舗に2週間行くよう命じられた。そこで山成氏は、若いアルバイトたちと一緒にウェイターやレジ打ち、掃除などをしたという。

 さらにその後、都内の営業所に2週間、営業マンに同行して外回りをした。

 「研修の理由を上司に聞いたところ、『本社の人間は現場の気持ちを知らなければいけないから。この研修は定期的なものだ』と言っていました。ですが、当時総務部には20数名の従業員がいましたが、私の知る限り、『現場研修』なるものを命じられた者は、後にも先にも私1人だけでした」(山成氏)

 しかも研修から戻ると、何ら仕事が与えられず、干された状態が半年以上も続いた。ただ座っているだけで一体何事だろう、という総務部の社員たちからの“好奇の視線”を浴び、山成氏は、屈辱感にさいなまれ、ストレスで激しい胃痛に襲われるようになった。

第一興商の社員証と社章
 05年9月、山成氏は突然、配転命令を受けた。異動先は、特販営業部だった。ここは、もともとは大手カラオケボックス数十社に対するルート営業をする部署だったが、当時の米田龍佳社長の発案により、新規開拓部門として再編する方針が打ち出され、それまでの1課のみ約7人の組織から、5課43人の大所帯に変身した。

 社長の指示で人員は各部署から集めることとなり、各部署は、気に入らない社員を異動させた。

 山成氏はこう語る。「特販営業部は、上は50歳過ぎから、下は20歳前後まで、色々な年齢層の人がいました。営業未経験者は約3割。ここはリストラ部署というのが社内の共通認識で、実際、当時の緑川智博・常務取締役は、社内で公然と『新生特販営業部は、うば捨て山である』と言っていたほどです」

 この特販営業部(以下、特販部)で山成氏は2課に配属された。同課は計8人。戸塚という50歳前後の男性が課長だった。山成氏によると、戸塚氏は、スナック経営者から転身して、営業でのし上がってきた異色の経歴で、「明るくからっと暴力的な言動をする人物」という。

 営業2課に課されていた売上ノルマは、1年間で計3億数千万円。戸塚課長は、所属課員たちに対し、それぞれ年間4千万円以上の売上ノルマを課した .....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



山成氏のパワハラ事件に関係する歴代社長の面々。一番上は、保志忠彦氏(創業者で76年~03年6月25日まで社長。その後、会長、名誉会長、会長を経て09年9月1日~11年6月24日まで再び社長。その後、また会長)。上から2番目は、米田龍佳氏(社長就任期間は03年6月25日~06年8月28日)。上から3番目は、和田康孝氏(同06年8月28日~09年9月1日)、一番下は、林三郎氏(同11年6月24日~)
都内の大崎にある第一興商本社
視覚障害の職業訓練の修了証書
退職通知書

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K.K  11:15 09/21 2012
会員
なぜ? 真面目に仕事して上層部の何かを知ってしまって、 目の上のたんこぶになってしまったから?等々の詮索してしまう。
第一興商もか。  10:54 09/19 2012
会員
カラオケも行きたくなくなったな。