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大東建託、批判本出版に「民事刑事にわたり」法的措置ちらつかせ著者と版元を恫喝――続々と発覚する違法残業、さらに5支店で
昨年1月、三鷹支店での労務管理に違法があったとして三鷹労働基準監督署が出した是正勧告書(社員提供)。こうした問題が続出するなか、それを報道されると批判封じの恫喝を行う体質については、「何も変わらない」と社員らの悲鳴は絶えることはなく、同社の無反省体質は度し難いものがある。

 筆者は6月下旬、MyNewsJapan連載を元に著書『大東建託の内幕―“アパート経営商法”の闇を追う』を出版した。すると出版直前に大東建託代理人弁護士(吉田良夫氏ほか)から版元の同時代社に、名誉毀損だから「民事刑事」の法的手段をとる――旨の配達郵便が届いた。批判封じの恫喝とみられる。出版の後、7月3日『朝日新聞』が、大東建託の川崎市内の支店で、労使協定違反の長時間労働を強いていたとして川崎北労基署が是正勧告を出していた事実を報じた。従来は、現職社員による顧客に対する殺人未遂事件ですら「大東建託」という社名を伏せる配慮ぶりだったが、今回は、ほかの記者クラブ系大マスコミも追随し報道。「タブー」が破られつつある。筆者のその後の取材で、川崎以外の少なくとも5つの支店でも昨年、労基署が検査に入ってサービス残業など違法行為を指摘、未払い残業代を支払うことを余儀なくされていたことが新たにわかった。

【Digest】
◇ 大東建託代理人からの通知書
◇「民事刑事の法的措置をとる」
◇筆者とMNJに対しては沈黙の奇妙
◇ 労基署の指導・是正勧告でも改善乏しい
◇長期無実績者にいじめの集中砲火
◇「立地とるまで帰ってくるな」
◇ 夜10時に泣きながら「飛び込み」
◇ 2時に寝て5時に起きる生活

◇ 大東建託代理人からの通知書
 7月3日の『朝日新聞』は、大東建託の川崎市内の支店で、労使協定違反の長時間労働を強いていたとして川崎北労基署が是正勧告を出していた事実を報じたが、これは1支店だけの問題ではなく、全社的なものだ。

 筆者が得た情報では、昨年1年間だけでも、少なくとも三鷹、甲府、堺、奈良南、中野--の各支店に労基署の検査が入り、未払い残業代などを支払わざるを得なくなったことがわかっている。後段で詳述したい。

マイニュースジャパンの連載をまとめた『大東建託の内幕ー“アパート経営商法" の闇を追う』(同時代社)。発売直後に増刷となり、同社の問題に対する世の関心の高さをうきぼりにした。
 さて、筆者が最初に大東建託の記事をMyNewsJapanに書いたのは8年前、2010年2月に発表した〈営業マンを死に追い詰めた大東建託 15時間労働の果てに「360万円払え」の非情〉である。以後、MNJだけで20本以上の記事を書いてきた。

 ところが、問題がありすぎることで有名な大企業であるにもかかわらず、新聞・テレビがほとんど批判しない状況が長年、続いた。

 社員の自殺が続発し、被害を訴える顧客も後を絶たないことに危機感をいだいた筆者は、書籍にして世に問うことにした。

 原稿をまとめて出版のめどがたったのが、今年春。発売予定日は6月5日にきまった。5月末の某日、筆者は最終ゲラの点検を終えて一息ついていた。明日は印刷に回そう、という日だった。版元の編集者が電話をかけてきて言った。

 「三宅さん、大東建託から配達証明郵便がきましたよ・・・名誉毀損だとか書いています」

 こういうことには慣らされていて、さほど驚かなかった。ただ、緊張はする。さっそく内容を確認した。代理人弁護士は4人もいる。吉田良夫・渡邊康寛(吉田総合法律事務所)/岡田正・伊藤周一(岡田正法律事務所)の各弁護士だ。

 貴社(同時代社)は、ホームページ上で貴社が今後出版される予定の書籍の情報を公開されています。そして、当該情報の中には、貴社が平成30年6月5日に下記書籍(以下、「本件書籍」といいます。)を出版する予定である旨が含まれています。

・書名 大東建託の内幕
・副書名 “アパート経営商法”の闇を追う
・概要 “一括借り上げ(サブリース)で資産運用”の甘い罠 “いい部屋ネット”の大東建託で何が起きているのか。
・著者 三宅勝久氏

 しかし、本件書籍の副書名及び概要に基づいて考えると、本件書籍の内容は、当社において不穏な印象を有する「闇」に例えられるような違法な事態が起きていることを前提として、その内容を具体的に適示するものであり、当社の社会的評価を低下させる危険を生じさせるものと考えられます。

 よって、貴社が本件書籍を出版する行為は、本件書籍の上記内容を不特定又は多数人が知り得る状態に置くものであり、当社に対する名誉毀損に該当するものと考えられます。

◇「民事刑事の法的措置をとる」
 出版前だから、当然、本を読んでいるはずはない。しかし、すでに公表されていた出版案内をみて、批判的なものだと知ったらしい。

 そして、出版案内の章見出しから、MyNewsJapanに連載した記事をもとにした内容だろうと推測した上で、〈取材対象の社員らの話は信用できない、だから三宅の本は虚偽である〉といった趣旨の見解を縷々述べ、以下のように結論づけていた。「民事刑事」という表現まで使っており、恫喝と感じざるをえない.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



『大東建託の内幕』の出版予告をしたとたんに、大東建託代理人の吉田良夫弁護士らから、名誉毀損にあたるので出版すれば刑事民事上の的措置をとる旨警告した「通知書」が届いた。
7月3日の『朝日新聞』朝刊は、大東建託の川崎市内の支店で、違法な長時間労働があったとして川崎北労基署が是正勧告をした事実を報じた。
昨年1月、三鷹支店で、労働安全衛生法で義務づけられた安全衛生推進者の選任がなされていなかったとして、大東建託に是正勧告をだした三鷹労働基準監督署。
法律で義務づけられた安全衛生推進者の選任がなされていなかっとして労基署から是正勧告を受けた大東建託三鷹支店。

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頭弱い  22:53 07/29 2018
大東建託ってガチヤバいねw
   00:00 07/07 2018
本になるということはやはり世の中へのインパクトがあるなと。昔に比べれば読者は減っているとは言え・・しかし大東建託という会社はヤクザ以上に反社会的勢力としか言えない組織。三宅氏を恫喝して何を得るというのか。