 B 不良企業予備軍
(仕事2.5、生活2.7、対価3.2)
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2005年1月に人事制度が修正され、新賃金体系が始まって1年が経った三菱重工。とはいえ目に見える変化はほとんどない。生活対応部分(本給・家族手当等):仕事対応部分(職能給・役職手当等)を5:5から4:6に変更し、成果主義を若干、強化した形だが、抜本的な改正ではなく、いまどき職能資格制度を維持している珍しい会社なのである。
【Digest】
◇賃金体系を若干修正
◇“欠菱重労働”
◇ロングタームの仕事で評価が難しい
◇競争意識は低い
◇現状は雇用安泰だが…
◇ソフトを終了させてからの残業
◇1人のミスで利益がふっとぶプレッシャー
◇事業所ごとに異なる縦割りのカルチャー
◇ロマンや夢を抱いて入社してきた人が多い
◇技術者の一日
◇賃金体系を若干修正
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キャリアパス
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大卒以上は、2級からスタート。3年ごとに級が上がるが、院卒で入ると2年在籍していたことになり、入社翌年に3級にあがる。3級で、残業代込みの年収が500万円程度である。4級から5級にあがるときに1年遅れる人がいるくらいで、4級までは一律で昇格していく。最低2年は同じ級にとどまるなど、抜擢人事はできない仕組みだ。5級には30歳ごろに昇格。月収が残業代込み45万円、ボーナスが年およそ5ヶ月で、年収は700万円を超える。
1,000万円を超えるのは、40歳過ぎに課長になるあたり。現在のところ、誰でも課長まではなれているが、業績が悪いため、課長職以上は2%がカットされている。課長は残業代もつかないため、新任の課長は主任より年収が下がるケースが多い。
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20代社員
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有価証券報告書では平均41.5歳で730万円(2005年3月31日現在、従業員33,500人)となっているが、これは給与テーブルが異なる技能職群(事業所限定採用)の現場社員が含まれているために低く出ている。いわゆる総合職は
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評価の仕組み
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