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志望者の弱みに付け込む「朝日ジャーナリストセミナー」

情報提供
 朝日新聞社が、100%子会社の「朝日カルチャーセンター」で、新聞記者志望者を対象に公開講座の受講者を募集している。合法的な悪徳商法ともいえる、志望者の足下を見た内容となっている。

-新聞記者への第一歩-」と題した講座の説明文によれば、「採用試験の詳細、論文・志望書の指導、模擬面接など、実践に役立つ講義が揃っています」としたうえで、なんと実際に採用担当部長が講師として「採用試験について」話し、面接担当経験者が「エントリーシートの添削と模擬面接」までやってしまうという、露骨に志望者の足下を見た内容になっている。

朝日新聞に入社を志望する若者なら、誰しもが「聞かねば不利になりかねない」と考えざるを得ない内容だ。それが無料ならばまだ理解できるが、何と14,170円もとる。人材採用に投資する会社は多いが、志望者からカネをとる会社など、聞いたことがない。

こうした講座は、民放キー局がアナ人気を利用して開催しているアナウンスセミナー、アナ予備校と全く同じ。人気職種であることを利用して、志望者の弱みに付け込み、労せずしてボロ儲けする構図である。

これが、完全に新規参入が自由な市場原理にもとづく業界であれば、勝手にやればいい。そういう会社は潰れるからだ。しかし、新聞は再販の特殊指定、放送は放送免許という規制に守られており、新規参入が起こらない業界だ。それを悪用して、目先のカネ儲けに走る姿勢は醜悪である。

 ひとつ言えることは、こういうことを平気でやってしまう体質を持った会社に入ったとしても、幸せな職業生活を送れる可能性は、ほとんどゼロであろうということだ。

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読者コメント

一匹鼠2008/02/01 02:50
匿名2008/02/01 02:50
学生2008/02/01 02:49
通りすがり2008/02/01 02:49
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