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セミナーで「答える」力

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ダブルスクリーンでやりました
 昨日、何とかセミナーやり終えました。14時から20時過ぎまで6時間どっぷり。会員向けサービスなのでほとんど赤字。会場も最高ランクだし。ちょっと良心的すぎるかも。

 運営してみると分かるのですが、儲けようと思うといくらでもできるんですね。いろいろ調べると、一番スゴいのが これ

経営者相手でもなく、普通の若者相手に平均1.8万円で、450人を1ヶ月以上前に埋めてしまうのだから半端ない。会場は場末の田町。計算すると、たった100分で最低500万円超の荒稼ぎ。講演フィーって、大前研一氏が世界トップクラスで5万ドルだそうですが、勝間氏も並んだわけです。やりすぎなんて言いません。実力ですから、市場原理で、いいんです。

学歴の意味が変わる

さて、内容で印象に残っているのは、東大法学部卒ストレート入学の城さんが学歴コンプレックスを感じてるというのが、時代の変化を表してるな、と。

かつて東大法学部にストレートで入学するというのが世間的に最高峰の証だった(だからホリエモンは東大を卒業すらしていない)が、それは右肩上がりの時代の企業戦士、ポテンシャル採用の時代。

城さんによると、今は転換期であり、今後の労働市場で評価される人材になるには「専門性」「教養」「コミュニケーション力」の3つが必要である、コミュニケーション力というのは、経済のサービス化(モノのほうはコモディティ化して新興国に勝てなくなっていく)に必須となる、と。うむ、なるほど。日本もそうなっていくんだろうな、と私も思う。

 一方で、ホンダは、大学院の2年間が無駄だとして、院卒が当り前の理系の採用で、今でも学部卒が半数を占め、社内で鍛える。それが成功につながっている気もする。院卒でも学卒でも、社内でのキャリアしかカウントしないから、学卒のほうが若くして昇格できる。ソニーは、学歴無用論の盛田さんが作った会社。ソニー・ホンダを作った代表的な起業家は学歴なんか評価しない。

ソニー、ホンダにはシンパシーを感じる。学歴社会って、もちろん本来の目的で取得する人はよいのだが、偽者を増発するのがよくない。いかにも箔付け目的で取りに行くように見える人が多すぎて、胡散臭いし。よくも悪くも、その人物を見る際のモノサシにはなりますが。

修士を劇的に乱発してる早稲田レベルだと特段、専門性が高いなんて全然思わないし、本一冊書いて出版マーケットの評価を受けるほうが修士1つとるよりも身につくものが多いのではないか、と。

答える力

今回、セミナー後のフィードバックを受けるなかで、「2人とも怖い」みたいなのは今の時代を反映してて仕方ないとして、質疑応答の時間で、個人的な質問に答えている時間が、個人的すぎてほとんどの人にとって関係ないから退屈、という意見がありました。そのとおりだと思います。

これは質問力の問題でもあり、応答力の問題でもある、深い問題。質問者にそこまで考えて質問しろというのは、ちょっと無理だ。何かしら切迫してるから参加するわけで、それどころじゃない人も多い。

となると、講演者のスキルで克服すべき問題ということになる。ある個人的な質問を、より多くの人に関係するセオリーやフレームワークに落としこんで、ほかの人が聞いていても役に立つような、ビックピクチャーとして語れるか。できれば、図を示して、語れるか。しかもそれを、瞬間芸としてできるか。

テレビのコメンテーターとして優秀な人はできるのだろう。優秀な講演者も、それができなければならない。今後の課題です。

 今回は2週間前告知で約120人が応募。30人定員オーバーでした。今後、セミナーのお知らせを受け取りたいかたは、 こちらで「他のメディアへの配信/MyNewsJapanからのお知らせ 」にチェックを入れてメルマガをご登録ください。会員→元会員→一般、の順で受け付けますので、会員になってくれるのが一番いいんですけどね。

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kenken2009/12/09 01:23
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