野村證券の「高輪研修センター」で行われてきた伝統の新入社員研修が、今春、ついに2週間に短縮された。昨年は1ヶ月、以前は3ヶ月だから、縮小の一途だ。この研修を取り仕切るのは、体育会出身者が多い本社の「人材開発部」で、社内的には出世コース。
◇名より実、「外資化」の流れ止まらず
彼らより、挨拶の仕方や手紙の書き方、財務分析、そして創業者の話から始まる「野村イズム」等を学ぶが、内容は「要するにマインドコントロール」(若手社員)で、5分遅刻しただけで1日中、反省文を書かせ続ける、といった徹底した厳しさがウリだった。
「期間が縮小されてきたのは、研修中に辞める新人まで出たから。今年は内容も穏当なものになったそうです」(同)。
中央の「おエラい」人事部が、一括して、中央集権的に、精神論から始まる社員教育を施す手法は、若い人ほど受け入れられなくなっている。
野村は人材輩出(流出)企業として知られ、行き先はほとんど外資。「辞める理由は、若手は.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
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