本物のビールはヱビス、モルツなど5%だけ 「まじりっけなし」の嘘
左:「スーパードライ」 右:「一番搾り」 |
- Digest
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- 米・コーン・スターチが定番副原料
- 日本独自の定義
- ビール内でシェア1割、全体では5.4%だけ
- 無濾過ビールと濾過ビールの味の違い
- 「濾過ビールはおいしくないのかと思いました」
- 日本人の嗜好に合わせている
- 火入れ商品は「深い、余韻が残る苦み」
- 配送・保管上の品質劣化問題
- 火入れしたヱビスビールが飲んでみたい
- 副原料で「ごくごく何杯でも飲んでいただけるという味」に
- 屑米入りビールなら、受賞はあり得ない「プレミアムモルツ」
- すっきり味でごくごく飲ませる
米・コーン・スターチが定番副原料
ビールの銘柄別シェアは、高い順に「スーパードライ」「一番搾り」「ラガー」「黒ラベル」。居酒屋などでビールを頼むと、これらしか選択肢がないことも多い。この4大銘柄には共通点がある。ともに、麦芽とホップのほかに、米・コーン(とうもろこし)・スターチ(澱粉)の3種類が添加されているのだ。
「まじりっけなし」をウリにする一番搾り(キリンWEBサイトより) |
しかし、キリン一番搾りは「まじりっけなしのうまさ」と売り出し、アサヒスーパードライは「本物のうまさ」と宣伝してきたのはご存知のとおり。何を持ってまじりっけがないと言い、何を持って本物だというのか。
私は2年ほど前、単行本『この酒が飲みたい』(コモンズ)の編集を進めるなかで、ビールの原料について専門家に話を聞いた。
ドイツでは、1516年4月23日以来、ずっと原料は麦芽とホップを守り続けている。バイエルン地方で「ビールは、大麦麦芽・ホップ・水のみを原料とする」と定め、1556年にはそれに「酵母」が加えられた。
その後ドイツ全域で1906年に「ドイツ純粋令」が出された。EC統合時に「他国に対する非関税障壁である」と問題となり1987年に効力を失ったが、ドイツ国内では今でも、この法律を守ったビール造りが続けられている。
ノルウェーも、ドイツバイエルン地方の影響を強く受け、現在も麦芽100%ビール。ギリシアもドイツの影響を受けて最近まで「純粋令」があった。ベルギーでは、ドイツやチェコのように良質なホップがとれなかったため、ハーブ、スパイス、フルーツを使用した醸造法が発達した。
香辛料、果実、香草ではなく、ビールにこんなに多くの副原料を許しているのは、日本くらいと言われている。だが、それが主流となり、日本では街中で、こういった副原料入りビールしか選べないことが多い。本物を飲めないのだ。
逆に考えれば分かりやすい。米を原料とした日本伝統の飲み物である日本酒が、日本酒という名称のまま、ドイツ国内で澱粉やコーン、麦芽入りで、「本物」「まじりっけなし」との触れ込みで売られているようなものだ。(注1)
日本独自の定義
日本には「純粋令」のような酒造法はなく、ビールは税制でしか管理されていない。酒税法の第3条第7号で、ビールは、次のように定められている。
(1)麦芽、ホップ、及び水を原料として発酵させたもの。 (2)その他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの。ただし、その重量の合計が麦芽の重量の10分の5を超えないものに限る。 |
つまり、「麦芽・ホップ比率」が3分の2以上入っていれば、残りの3分の1以下までならば「政令で定める物品」を使用してもよく、これを超えて使うと、「発泡酒」扱いになる。政令で定める物品とは、「米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でんぷん、糖類又は大蔵省令で定める苦味料若しくは着色料」となっており、業界では「副原料」と呼ばれる。
もともとビールは日本古来の飲み物ではないため、本来の原料である麦芽とホップも、ほぼ100%を海外に依存している。アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー各社に、原料がその「麦芽とホップ」だけの国産ビールの銘柄を聞くと、下記の通りであった。
■キリン:「チルドビール」(4銘柄)、「ハートランド」 ■アサヒ:「スーパーモルト」(8月中旬に製造中止)、「プライムタイム」(6月新発売) ■サッポロ:「ヱビスビール」、「ヱビス〈黒〉」、「畑から百三十年」(8月30日から期間限定販売) ■サントリー:「モルツ」、「ザ・プレミアムモルツ」 |
ビール内でシェア1割、全体では5.4%だけ
販売数量は、
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2006年上半期の主要銘柄販売数量(酒販ニュース7月21日号より)
放送中のキリン・チルドビールシリーズCMより
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おいしんぼ
なるほど有名な方でしたか。。
既に2006年の初出時にも叩かれている。→ http://b.hatena.ne.jp/entry/www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=482
ベルギービールは偽物と聞いて
今更何言ってるんだろ、どこの馬鹿だ、と思ったら『09:33 08/28 2006 山中登志子』でそっ閉じ
こういう本物志向って結局害悪しか呼ばなかったな。アル添酒は悪みたいな風潮とか。
「可哀そうに、本物のビールを呑んだことがないんだな。」「本物のビールをお持ちしますよ。」
ふと気になって調べた
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読者コメント
銘柄によってアナフィラキシーショックを起こすのは、そうゆう事だったんだ。
ずっと「ホップや麦の種類が違うのかな?」と思ってたけど添加物は考えもしなかった。
プレミアムモルツの後味が悪いと言ってる人はおそらく味覚障害かビール味が分からない人。
コーンスターチは遺伝子組み換え(GMO)でしたね
この一番搾りの写真はちょっとおかしいです。なぜなら、私の手元にあるものは麦芽とホップだけを使用していると書いてあります。
遺伝子組み換えアイテムの発癌性を指摘する学者が存在することをどこも誰も報道しない恐ろしさ!コーンスターチは組み換え食品!
プレミアムモルツの後味の悪さはどうにかならないかね。あれがうまいという人はおそらく味覚障害かビールの味がわからない人。
2006年の記事がなんで今頃?副原料使ってるの別に日本メーカーだけじゃないし‥。コロナとかバドワイザーとか超メジャーブランドも使ってるやん。副原料使うと味がすっきりして飲みやすいライトな味になります。暑い地域のビールはその傾向が強いんです。使いすぎると発泡酒みたいに味は落ちますがね。
海外の法律や考え方を日本に当てはめて「本来は・・」と言って何の意味があるのだろうか。
そもそも純粋令は今は廃止されてる法律じゃないか。
それをあたかも現在でも厳格に定められているような誤解を生む書き方をしている。
私は観光地に住んでいるが近所のパブ等はヨーロッパからの旅行者が1リットルジョッキでスーパードライをガブガブのんでるぞ。皆、旨い旨いと言って。
細かいこと言うなよ〜
上手いと表飲んでりゃ、しあわせだろ〜
自分は、麦芽とホップのその他の雑種が値段の割りに最高に上手いと思うけど。好みでしょ
バドワイザーも米使ってるし、他国でも色んな穀物使ってるのにそこはスルーなのか無知なのか
屑米扱いは失礼だろ
麦芽やホップオンリーみたいな内容だが、ベルギーは文化としてみとめるってなんだよ
批判怖いのか、ただ日本の大企業叩きたいだけなのかわからんが、一つ言えるのは、買ってはいけない出してから、全く反省してないなこの人
一番搾りは麦芽とホップだけで作られていたような?と思ったのですが、
記事をが書かれた2006年はまじりっけがあったようですね。
2009年から本物のビールになったようです。
ビール純粋令には小麦ビールを貴族の専売にする為の裏の目的があったと聞いたことがあります。
そして伝統製法を重んじる本当の職人は、亜硫酸を使わないワインや発色剤を使わないハムも本物ではないと言っていますね。
ビールっていろんな種類(製法)があるんですよ。ピルスナーだけがビールじゃない!!比較対照をピルスナーに絞った上で、さらに原料の純度で比較ってのは、全くナンセンスですね。
それに、日本は亜熱帯気候。ドイツと同じ濃厚なビールは合わないとおもいますよ。
発想が単純すぎ。
すごい記事だなと思ったら、週刊金曜日の人だったのですね。納得。
4大ビール会社が副原料を使う目的はただ一つ。原料原価を下げるためだけです。旨いビールを作るためでは無く、いかにそれらしくごまかすか。だから、副原料は全て最低価格の粗悪品です。
私はギネスが一番!
じゃあベルギービールはまじりっけ有りの邪道なんですね?純粋令を絶対視してビールの基準に据えると、そういうおかしな話しになってしまいます。純粋令に学ぶことは決して少なくないですが、絶対視するのは議論の出発点として誤っています。新しい美味いビールを創造する方向に使うのであれば、副原料自体は無問題です。副原料は悪でも罪でもないのです。
アサヒは以前は硬派なメーカーで純ドイツビールを作っていたんですよ。けれどかえってその事が時流に乗れない企業イメージに繋がり、日本人の味覚にも合わなかったので市場はキリンの独壇場だったんです。80年代に住友銀行から村井さんと樋口さんという方が来てアサヒを改革していったことがスーパードライの大ヒットにつながったんです。副原料は単に消費者のニーズを満たすためのものなのでこの議論は無意味だと思います。
ドイツではビール法で成分が規定されてますからね。日本のビールが世界でもっともうまいなんて大嘘です。
カレーライスやスパゲッティやラーメンの例を持ち出すまでも無く、国によってその国の人の好みで形を変えていって当然。ナントカ還元水大臣の言い出した“スシポリス”と発想は同じだわ(笑)。キリンの「明治のラガー」も副原料なしだけど、あれは結構ピリッときて、好みが分かれる。「大正のラガー」では既に米が使われているし、三増酒と一緒にしないでほしい。
ドイツの純粋令に準拠していない=本物のビールでない という論は正確さを欠いています。副原料は決して悪ではなく、それで全体を薄めたようなしょーもないビールを造るメーカーの問題なのです。イギリスやベルギーには副原料を良い方向に活かして添加した美味いビールがあるわけですが、まさかそれを知らない?あるいは純粋令盲目礼賛のために無視してる?
サッポロビールは、ホップの豊かな香りとまろやかな味わいの「ヱビス<ザ・ホップ>」を2007年4月4日より発売する。同社は、「高価格ビール」に求められる味を調査した結果、「コク・味わい」と「香り・まろやか」が2大要素だとし、その内の「香り・まろやか」をより強化して開発したという。パッケージはグリーンのグラデーションを配し、「心地よさ」が伝わるデザインにした。
ドイツの話は当時の王様が勝手にビールの概念を決めただけのことです。それまでは様々なハーブとか入れて、香りと腐敗を防いでいたんです。材料なんて何でもありのほうが多様性があっていいと思います。また日本のビールはピルスナーという酵母ばかりでみんな同じような味ですね。売れないサントリーさんにもっと頑張ってほしいな~
昔、飲み口?味?が良くて、米入り(屑米?)のを意識して飲んでいたことがあります。
やっぱりそうですか。いままで、スーパーの中の商品をあまり疑う事はありませんでしたむしろ、無頓着でしたきちんと、これからはダメな物と区別します
そして、日本人はおかしい。贅沢すぎる。食べ物にこだわりすぎる。と説教たれていました。寿司食いながら
知り合いのドイツ人大学院留学生(大学はアイルランドのダブリン)はギネスよりもベックスよりもヱビスよりもスーパードライのほうがうまいというとりました。所詮は好みの問題では?
結局、日本のビールは日本人の嗜好に合わせて副原料を使っているだけのこと。醸造法の違いでも味は変えられるが、ビールの味を一般家庭や販売店の保存方法で長く保つとなると、これはもう製造方法以前の問題。こんな所にも副原料を使う理由があるのでは?
最近はもっぱら発泡酒。やはり値段の差で決めている。ただし給料後は6缶パックのビールにしている。この時は量販店で冷えていない物を選んで買ってくる。更に、買ってきたら1週間以内に飲み切る。でないと味が変わってしまうから。本当はビンがいいんだけど・・・
数年前、キリンから限定で出ていた「ブラウマイスター(最初の年のもの)」は旨かった。醸造法でこんなに味が変わるのかと出るたびに楽しみにしていた。打って変わってモルツは・・・数年前までは毎年味が変わっていた。その年によって味がガラリと変わるものだから、最近は滅多に飲まなくなった。
ドイツ=ビール純粋令を遵守、と信じている方が多いように感じますが正式には現在は無くなった法律です。ドイツにも麦芽100%でない発泡酒カテゴリーの物がありますし、国内用100%麦芽で輸出用は副原料使用のものもあります。100%麦芽は建前として残っていますが本当のところは判らないのです。
ビールに限らず、他の酒類も室温で飲むときが最も味がはっきりと分かるので、味わいを重視するのであれば室温(またはやや冷え)、喉越し重視であればキンキンに冷やすのがいいのでは。
室温のビールが出てきて、ビックリした。ドイツのビールもあまり冷えてなかった。イギリスのエールもあまり冷やさないらしい。ビールの温度が違うと、作り方も変わって来るのではないかな?
9月14日付け毎日新聞夕刊に「ビール王国の異変」という記事が載っていました。ドイツでビールにソフトドリンクを混ぜたビールミックスの生産量が増えているそうです。賛否両論のようですが。
酒の税金が高すぎるね!特にビール。どうせ無駄に使われてるのが多いのだから…この国は、無駄が多すぎる。
ビールもいいけど、そういう意味なら日本酒の問題の方が大きいと思う。日本のお酒でもあるし。正直、ここのサイトはお金を払ってまで全文を読みたいと思わせないので全部読んでいなくて申し訳ないのですが、ビール会社を責めたいの?酒税の制度を定めた国を責めたいの?
味の決めて、イーストが原料に入ってないのは、おかしいなぁ。使うイーストが違うと、出来上がるビールも違ってくるのだが。それに、発酵調節用の亜鉛源は?ビールの醸造では、亜鉛がコントロールファクターになっている筈だが?
プリン体ではありません。エキスのような形で、大量に摂ると良くない、ということです(飼料に5%添加、みたいな無茶な動物実験したら、ね)。ビールで飲んでいる分には、大丈夫。
それってプリン体のこととは別の理由なんですか?
ホップって、大量に摂取すると身体に良くない、って知ってる?ウチの会社で、エキスを健康食品にしようとして、結局断念した。モチロン、ビールとして飲んでいる分には、大丈夫。
「畑から百三十年」今これ飲んでみてるんですが、おいしいです。実に。こういうのが増えることを期待します。
ほんまか?さん、私が直接聞いた数十人の人間のうちほとんどはそう答えました。おそらくその人達も話題の肉類や烏龍茶などであればもっと気にしていると思いますが、残念ながらビールのこととなると無頓着な人がかなり多いのは事実です。ようは巷で話題になっているか否かがポイントなんだと思います。実に残念ですね。。
自分が飲み食いするものが何でできているのか、みんな確かめもせずに口に入れているのか?オレ、食品メーカーの技術者だけど、みんなそこまでイー加減なのか?
私の経験上、副原料の存在を知らない人が大多数だと思いますよ。副原料の存在を知ってもそれが銘柄選びに反映されるケースも少ないと思います。ようするに「どうでもいい」と思われているのが現状です。発泡酒を選ぶのも人それぞれで、喉越しがいいと思って買っている人もいたし、安いから買っていると行っていた人もいました。ちなみに私は発泡酒が嫌いです。はい。
「副原料が入っている方がうまい」説を支持する人は全人口のどれくらいなのだろうか。いまでは発泡酒がシェアの4割を占め、ビール市場を食っている。これらの原因は、混ぜ物が旨いからなのか??やっぱり副原料によって少しでも安くなる降下は否定できんのじゃないか。発泡酒とビールが同じ値段でも日本人は発泡酒を選ぶのかな
余談ですが、日本のビールに米や澱粉が添加されるのは、製造側のコストダウンというより、本来苦いビールが苦手な国民である日本人の味覚に合わせてまろやかな味(?)にした結果だそうです。私は副原料なし派なんですが、あり派のシェアが圧倒的なのは当然の結果だと感じています。変なうたい文句は禁止してほしいですが(笑)。
ああ、ちょっと書き方が変だったので訂正します。ビールに関する曖昧なうたい文句を禁止する、てな感じかな?本文にあるとおり、スーパードライの「まじりっけなし」などは笑いを通り越して腹が立ちます。ただ一概に副原料がダメなどとは全然思いません。念のため。
日本酒といえば、等級の表記が法律で一本化されましたね。以前はメーカーごとに好き勝手な呼び方をしてたみたいですが。ここの話題は、副原料入りビールの呼び名を法律で一本化すべき、ということに行き着くんじゃないでしょうか。問題は日本酒と違って真剣に飲んでる人の絶対数が少ないため実現性が低いということ。
追伸:オランダに住んでいるとき、私の周りではハイネケンは学生のビールと言って飲まれていなかった。ココロは味ではなく価格で選ばれていると言うことのようだ。
「スーパドライ」はまずいので宴会など以外では飲まない。ただそれだけのこと。ただ、息子や娘には美味しいビールの味を知って選んでほしいと思っている。嗜好は環境・食育の問題でも有ると考えている。
副原料で味の善し悪しは一意に決まらない。ベルギービールには色々なスパイスが入っているが美味い。日本の場合、味よりコストの都合で入れているように思える。なぜならドイツでは副原料なしでバラエティーに富んだビールを造っているのだから。勘違いしてはいけないことは、副原料無しなら美味いというわけではないということ。
で、ビールの本場はどこかを探ると、1.チェコ2.アイルランド3.ドイツということで、栄えある一位は、チェコです。
味覚の良し悪しという問題も確かにあるが、逆に言えばそれはどうにもならない個人差という事実。日本や他国で大多数派の「飲みやすい」と思われているビールが売れるのは当たり前。認めるも何もない。
副原料を認める発言が多い。つまり、まずいビールを認めるってこと?味がわからない人が多いね…しょうがない。もともと、日本人は酒の味がわからないのだから。
ドイツでは法律で副原料を認めないことは知っていました。正直かっこいいとは思うんですが、このドイツを例えに出す場合、言い方によっては「雑種の存在を許さない」といった恐ろしいものにも聞こえます。他のほとんどの国も、自国民の嗜好に合わせたビールを造り、楽しんでいるので、それでいいではありませんか? 以上
まだビールそのものが日本に持ち込まれてすぐの時代なら、こういったテーマも意義があると思うんですが、今となっては無意味です。今このテーマを議論する意味とは、@法律に反映させる?A副原料なしがウマイのだと共感を呼びかける?とか思いつきますが、どちらも無意味です。つづく
自分も麦芽・ホップのみのビールしか飲まない者なので、記事のなかで主張されていることは理解できます。私自身、友人たちとビールの好みについて語ることがよくあるんですが、やはり好みは人それぞれで、消費者の好みを研究してメーカーも開発しているもんだなあとつくづく思います。つづく
消費者が企業の金儲けの為に、本物に劣る味の、まがい物のニセビールを飲まされているかの様な印象を与える記事ですが、95%というシェアは明らかに味が認められた結果によるものだと思います。ドイツ基準で本物とは言えないビールが日本では圧倒的に支持されている、国によって嗜好もさまざま。ただそれだけの事です。そこに問題性はなにも無いと思います。企業も嗜好に合わせて改良を加えたにすぎません。
利き酒をする時は、飲んじゃいけません。味覚が鈍ってしまうから。逆に言うと、酒を飲んじまうと、舌は馬鹿になる。結果的に、腕の良い杜氏は、大概下戸です。ですから、飲兵衛の皆さん、本当の味なんて分かる訳ないんだから、遠慮無く自分の好きな酒を飲みましょう!酒の味なんて最初の一杯だけです。(一杯じゃ、すまんですよな?)
350缶位を一気に呑む。続けて同じ銘柄をガッとまた呑む。その時に一回目とまったく同様に「クゥカ~!!!うまい!」って感じるのはこの記事の様に僅かしかない。ライトが好みとかも有るだろうけど副材料が多い物は直ぐに水っぽく感じてくる。副材料ビール嫌いだけどドイツ規格とか修道院ビールとかしっかりとしたビールは呑めるって人も居るね。
「まじりっけなし」や「本物の味(ビール)」等のキャッチコピーをするビールの殆んどが副原料添加。そもそも日本人の味覚音痴と「万人の好み」に合わせようとする日和見が情けない。
つづきHeinekenで有名なオランダでさえ小麦・コーン・糖類・香辛料・レモン果汁を使っているビール純粋令は識者が既出の通り。粗悪な原料、場合によっては毒性のある植物まで使って作られた為に決めたもので味の為ではないあくまでもドイツも伝わった国の一つでしかない世界では副原料を使った多彩なビールが沢山ある盲目的にオールモルトビールをありがたがるのは酒に詳しくない方だろう
アメリカでは米・コーンを使う事で軽くスッキリしたビールが多いベルギーでは多様なフレーバー日本ではキレと喉ごしを重視。高温多湿のベッタリした夏の気候によるだろうタンパク質の少ないでんぷん質を使う事で濁りのないスッキリとした味わいになる米を使うと風味が向上しキレがでるもちろん各国にもコクのある重厚なビールだってある副原料を使うのは飲み易さや風味・味を調整する為に使う
副原料の使い方に問題があるのかも?でも、美味しくなればいいけど、明らかに悪い方向に行ってるような… 日本酒みたいに、米が100%なら純米酒とか、表示した方がいいね。しかし、味を無くす調合の仕方は… 何か違う感じがしないでもない。消費者のレベルアップも必要なのかもね。
エビスやプレミアムモルツはうまい。アサヒスーパドライまずい。だけど、だから、どうなのと皆さん思うでしょう。ビールは嗜好品。安全性に問題なければ、(1)選ぶ基準がほしい。材料は%で記述。産地とか酵母も分かると良い。水の硬度もかな。(2)もっと、いろんなビールがあってもいい。種類が少なすぎ。売れないとすぐ製品廃止する、あるいはせざるを得ないことが問題。
副原料をまるで消費者だましのような構図にしたてあげるのは疑問を感じます。別の事実として、世界中の高級なファインアロマホップの多くを日本の大手ビールが買っているというのも
スーパードライは飯食いながら飲むビールだから、エビスと較べちゃ可愛そうだよ。
5%しか売れないってことは、日本人の嗜好にマッチしてないって事じゃないの?ビール会社も、売れないものを作ってもしょうがないし。
前述のように世界で様々な副原料が使われている。特にベルギーは冷涼な土地でよい葡萄が出来なかった為にワインではなく800種類に及ぶ多様なビールが作られている。フランスで土地ごとに多様なワインがあり愛されているように、ベルギーでは多様なビールが愛されており、ベルギーもビールの本場と呼べる。日本に輸入されればビールと表示できず発泡酒になるものも多いがベルギー国内では全てビールだ。これは偽者だろうか
外国のビールも副原料は、入ってる。しかし、飲みやすくする為じゃないでしょ?コストダウンの為とかじゃないし。飲みやすい=うまいと考えてる日本人は、本当に味がわからないと思う。
イギリスのビールには糖類が使われている。ベルギー:小麦・コーン・コリアンダー・オレンジピール・チェリー・ビーチ・イーストドイツ:イーストデンマーク:スターチ、アメリカ:米・糖類・コーン・雑穀、カナダ:コーンメキシコでもコロナビールにコーンが使われている。
目隠しテスターでスーパドライとモルトを飲み比べてもらったとき、70%のひとはサントリーモルツの方がおいしいと回答したそうです。
料理屋でドライビールしか扱っていないと板長のセンスを疑ってしまいます。
スーパードライって不味いと感じていました。みんなが買うのは広告に踊られているだけではないでしょうか?
>結局、副原料入りのビールを選択しているのは消費者そうそう、その通り。我が国のビール党の多くはスカっと冷たくて淡白なアルコール飲料飲んで酔えればいいだけ。昔はウイスキーも大分混ぜモノ入りがあったが、安くてスカっとしたハイボール飲んでみんな満足していた。そういう層が混ぜ物ウイスキーの需要を支えていた。そういう軽薄な層がいまはビールに移っただけ。
筆者の書く「副原料」入ったビール、ってアメリカ、アジアにも多いと思うんだけど…。ご自身で、冒頭に「日本人好みの商品が発売されてきた。」と書かれているよね。それが全てだと思うのだが。
キリンもアサヒも、麦100%ビールを過去に何度も作っているんですよね。でも、売れずに販売中止の繰り返し。結局、副原料入りのビールを選択しているのは消費者なんだと思う。メーカーの責任ではない気がする。
「一番汁だけの一回搾り」ではなく、「一番と二番をあわせた一回搾り」です。コストダウンのために機械の改良によって本来あるはずの二番搾りを省いた工程で作っています。それを昔からの工程で言う一番搾りしか使っていないような名前にしているところがなんとも。
混じりがある=副原料が入っている、と自分勝手にロジックを成立させている方が立派な誤認です。副原料を使う事と、まじりっけがあるかどうかは別問題であり、「まじりっけのない旨さ」は旨さという味わいについてまじりっけがないと表現しているのであって、使用している原料や本物のビールか否かについて言ってるのではないと思う。
論点ずれてないですよ。優良誤認かどうかは公取や役所が監視しており、本当に問題がある表現や広告なら差し止めになる。また「一番搾り」は「一番汁だけの一回搾り」であり、何ら虚偽はない。「まじりっけなしの旨さ」も、二番汁以降に雑味成分が多く混ざり味わいを悪くさせるため、一番搾り=雑味成分の混じりのない味わい、という意味で特別視するほどずるい誤認表現とは思わない。
ここのコメント論点ずれてる。。。誤認広告を問題視しているのであって、日本の「麦酒」がダメとは言っていないような。「一番搾り」は「一回搾り」で、これも当初は問題視された。影響の大きい大手の広告を取り上げるのは至極当然だと思うけど。それをわかってて飲むならいいのでは?
ははは、ビール飲む日本人の大半はスカっと冷えた炭酸のアルコールグビグビ飲んで酔えればいいだけなんだよ。ビール党ははっきり言ってこだわり希薄。でなけりゃ発泡酒がこんなに売れるわけがない。うちの親なんか同じ値段ならビール2本より発泡酒3本のほうがいいよな~と言ってビールほとんど飲んでない。ただ「まじりっけなしの旨さ」と云う宣伝文句は確かにズルイねえ。
本場基準でビールと呼べるものとしてサッポロのヱビスとサントリーのモルツを大きく挙げるなら、キリンのハートランドも一緒に挙げるべき。掲載写真もそうだけど、ビール大手2社を叩くために意図的に事実を歪曲しているようにみえる。ジャーナリズムに携わる人はいいかげんこういう昔の左翼のような手法はやめるべきでは?
私は「サッポロ・クラッシック」と「キリン・ハートランド」をよく飲みます。両方とも麦芽100%です。
日本では、味が薄いお酒が好きなので… 副原料を沢山入れてるのでしょう。ただ、ドライがうまいとは思えん。まずくも無いけど…そもそも、ビールは日本人の飲み物では無いし。どうでもいい人種だし。こだわりも不要。飲みやすければいい。
問題は税制だよね。ビールか否かで税金が違う。名前を問題にする?税制を問題にする?
発泡酒とビールは明確に違うんで、それを混同するのはこの話とは別でしょうw問題は副原料有り無しのビールですが、副原料の事はビール好きは昔から知っている事であり、その上で「麦芽とホップ」のビールを飲みたい時は選択できるので問題なし。シェアの差は別に生産を制限している訳ではなくその選択の結果です。それは「本物・偽者」ではなく「好み」の問題。
工業用アルコールは、メタノールが入ってたりで飲用には使えないよ。また、焼酎で日本酒の香味をコントロールするのは、江戸時代からの知恵なんだよ(やりすぎは×だけど)。因みに、割り水しても「純米酒」なのは知っているかな?ビールとは関係無いけど、書き込む内容は正確に行こうよ。
副原料を使って美味しくなるなら使った方がいいんでないの?仮に副原料を使ったビールが紛い物だとしても、工業用アルコールで薄められた日本酒よりだいぶマシ。日本酒の方が憂う状態だよ。
友達に「ビールはエビス!」ってうるさいやつがいるけど、酔っ払ってくると発泡酒飲ませても分かんないだよね。
「ビールは、麦芽とホップだけでなくちゃ」と言うような奴に限って、目隠しテストさせると当たらねぇ。(笑)もっと、頭ではなく舌で味わおうよ。
日本食の代表と思われているのは寿司と天ぷら。実は寿司が今の形態になったのは歴史は浅く、江戸時代から。発祥は中国や東南アジアなどで、魚と米を漬け込んで発酵させた「なれずし」ですな。天ぷらも江戸時代から。元は海外から入ってきた油料理の総称で、語源はポルトガル語。「今の寿司や天ぷらを本物じゃない」と言われても、私はおいしく食べたいと思いますです。
日本のビールを日本人がおいしいと思ってるんだからいいと思う。そもそも日本人向けにしてあるんだから。それがイヤなら、ハイネケンでもバドでも飲めばいいんじゃないですか?
ビールはドイツが本場と言い切る理由は副原料否定のためですよね。ビールの起源はひえやキビから作られてたはずだし、牡蠣を入れたオイスタービールはビールでないんですねぇ。ほかにも、ラガーヴァイスは小麦だし、カクテルビールなんて、果物まで入れられて・・・世界のビールへの挑戦状でしょうか?
アメリカのビールって水みたいに薄いですよね。あれって水で薄めてるんですかね?でも気候にあってますよね。味が気に入ればいいんじゃないですかね。
まあ、味が分からないのだからしょうがないのでしょう。純米酒を甘くてまずいとか、焼酎甲類をジュースで割って飲んだり、ドライがうまいなど。感覚がまるで駄目。誰に教えれなくても分かる人には、分かる。原料が薄ければ、まずいに決まってんだろうに…さらに、もっとひどい日本酒やウイスキーもぜひやって欲しい。とにかく素晴らしい記事。
ビール純粋令の背景は当時の混ぜ物や粗悪原料によるビールを防止するために麦芽とホップだけで作ることを決めたものです。だから私の知人のドイツのブラウマイスターは日本のビールの副原料使用による味の良さを高く評価していますよ。だいたい副原料といいつつ原料費としては高価で、原料価格は麦芽が一番安いのですから、好きな味で選べばよいのです。もっと歴史の背景や実情を深く掘り下げて記事にすべきではないでしょうか。
原料や味についてはし好なのだから、好きずきだと思う。そもそも、原材料表示はされていて、それをもとに消費者は選べるのだから、問題は無いと思う。
どうしても麦芽100%以外はビールと呼んでほしくないのなら、現状のビールのくくりを100%とそれ以外で分けるように働きかければよいのではないか?個人の希望を言えば、ビールから発泡酒まで同じ税率(低い方にあわせる)にすれば、値段ではなく、味の好みによって選べる時代になると思うのだが。
本物のビール=ドイツ=世界基準ってことですか? 記事の内容は事実なんでしょうが、お題目が「あんたら飲んでるのはビールじゃないよ。騙されてるよ」って言ってるみたいで、飲みすぎた時以上に気分悪いです。(ゲぇ~~
副原料を使っているビールでも法で良いって言ってんだから問題無いじゃんってことですかねぇ。余計なものが混じってないものを美味しいと評価する味覚が無いんです。居酒屋チェーンの副原料使用生ビールに第3のビールが半分混ざっていたとしてもわかりませんからね。日本ではビールは文化にならなかったんですよ。私はハートランドのような青いハーブみたいな香りがするビールが好きですけどね。
続きです。それなら、ビールだけでなく同様のものをきちんと本物である定義付けをした上で情報発信をお願いします。私には、結果的に知りえた情報・知識をあたかも大問題のように焦点をあて、博識であることを見せつけたい浅はかな自己顕示欲の噴出・個人的嗜好の押し付けにしか感じられませんが…
食文化を壊そうとするアメリカの言いなりになってる日本は酒の名前は課税対象の分類のためでしかないのでは、ヨーロッパでいうビールと日本でいうビールは別の物です。米だけの酒っていう純米酒じゃない酒があるように米っていっても何を使っているのやら、
日本の法律に沿って作り、消費者から支持されている物にケチつけてもねえ。みんな美味いと思ってるから発泡酒でなく、高いビール飲んでるんでしょ?文句言うだけなら飲まなきゃいいんじゃないですか!
某美食漫画にも、同じようにビールはこのようなものだから「ドライ」等はビールではないとありましたが、各社が研究を重ねて美味しく進化させた結果がシェア95%なのではないでしょうか?私はビール好きで、各国各種のビールのみ比べていますが「まじりっけ有る」ビールが批判される事がわかりません。まあ、第3のは別ですが…
個人的には、酒はほとんど飲めないし、依存症になる誘因率が高いそうなので、たまに飲むに留めています。ですが、タバコは毎日吸います。タバコの害や禁煙方法についてのレポートも書いていただけると嬉しいです。
味覚や嗜好は人それぞれなので、どれがいいだとか決め付けられないところが難しいですね。お気に入りを批判されると読者は気分を害しますし。となると、当たり障りのない内容に終始してしまいがちになりますが、それもまた面白くない。センスが試されるところです。
ビールは世界中に広がって、その国に合わせて発展しているのだから元祖はあっても本物とまがい物、と分けるのはどうかと。でもやっぱり発泡酒とドライ系のビールは嫌い。高い金を出してもオレはうまいビールを飲む。
コンビニとか量販店に売っているビールだけがビールだと思っているみたいで、この記事はすごく恥ずかしい。
ピルスナーのみ本物、添加物が入っているものはビールとして認められない、ですか…ベルギービールや日本の地ビールもおいしいですよ? 日本じゃ発泡酒扱いで、記者様におかれましては紛い物でしょうが
ドイツの規格に準じなければ「本物」でないと言い切ってしまうのは。5%という数字をだしたかったからではないですか?日本での法律に準じない製品をビールというのであれば問題でしょうが。
酵母の作用で自然に出来てしまうものに勝手にランクを付けて、税金とは・・財務省は消費税というものだけでは満足しないのだろうか?旨い不味いは消費者が決められますから、国はそんな分類には口出ししないでほしいものです。これこそ小さい政府への第一歩ということではないでしょうか。そのおかげで酒文化をめちゃくちゃにしてくれてるのがこの国なんだと理解してます。
小麦でつくったパンを水にひたして発酵させたものなんてまずそうじゃない?
最後です。本質的なことにふれれば、何故15世紀に神聖ローマ皇帝がビールの材料と製法について法を定めたかとか、その時代背景などまでふれてみましたか。また、その法律が500年近くたった現代でもほとんど改正されずにいる本質的な理由はなぜか探究しましたか。余計なおせっかいかもしれませんが、この程度の批判は単なる言葉尻を取った揚げ足取りに過ぎない。
麦芽とホップと水(酵母)だけを使用したもの=本物のビールと定義付けるためには、本場ドイツがそうだから、という理由だけではすまない話です。その他の材料が含まれたものが何故本物と言えないのかについての言及もありません。
追加です。筆者の経歴を見ました。さすが、大手マスコミ関係者ですね。情報入手とリテラシー能力は認めますが、物事の本質がわかっていないことがこの記事で露呈されています。少なくとも「本物」とは何かを定義づけずにこのような記事を書くのはおかしい。
麦芽とホップだけのビールって、本当に掲載銘柄だけなのかなぁ?例えば「札幌クラシック」とかって、原材料に「麦芽、ホップ」って書いてあるけど・・・
シュメール文化に記載がある最初のビールと呼ばれる物は、小麦で作ったパンを水に浸して自然発酵させて作りました。そうすると、ドイツのビールはニセ物になってしまいますね。ですから、あまり本物・ニセモノという点にこだわらない方が良いと思いますよ。
いつもビールを飲んでいるわけじゃないから、ビールを買うときはいつもヱビス。30円~40円でおいしい1本が飲めるならそれはそれでおトクです。
ドイツでも、若者のビール離れを食い止めるために開発されたフレーバービールなんかが結構人気だったりするんだが、要は楽しみ方の問題でしょう。(ドイツビールメーカー勤務)
メーカーが悪いのではなく、法律が悪いんだな。日本酒だって純米とか本醸造とかあるわけだし。国はお金の徴収方法しか考えてない!
副原料は、日本人の味覚にあわて、安くてうまいものを作るための企業努力ですよね。「まじりっけなし」というのは広告コピーの話であって、どこにも「原料が麦芽とホップだけ」などとは書いてないですよ。健康に害のあるものが含まれているわけでもなく、米・コーン・スターチの添加の何が問題なのでしょう。
ビールの定義の問題でしょうか。物まね上手な日本人の姑息な性のお陰で、色々と楽しめるのも良いじゃないですか。ただ、ビールもどきを「ビール」と称してはモラル欠如どころか犯罪にでしょう。
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