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『やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!』(光文社)発売

情報提供
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「やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!」(光文社のサイト
 10月23日、MyNewsJapanに連載中の『ニュースのビジネス化』を、一足はやく単行本化したものが光文社から発売となった。著者6冊目の単行本。これは、このニュースサイトをビジネスとして成立させるまでを振り返り、主にキャリアの視点から、どうやって「やりがいある仕事」と「市場原理のなかで生きること」を両立させるかについて述べたもの。なお、より詳細な長文・画像付きバージョンを本サイトで引き続き連載していく。


グローバル市場主義が進むなかで、市場原理と、様々な「市場に馴染まない大事なもの」を両立させていく、ということは日増しに重要度を増している。

そのノウハウを共有・蓄積していくことは、人間らしく生きるうえで、きわめて重要なテーマだ。

つまり、

Warm Heart, Cool Head.

に生きるとはどういうことか。

下記帯裏は編集の槌谷氏が抜いてくれたもの。本書の主張を表している。

以下、「あとがき」より。

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きるに値しない」。これはレイモンド・チャンドラーというハードボイルド作家が、1958年の作品で主人公に言わせた名セリフであるが、50年後、欧米へのキャッチアップをとうに終え、次の方向性が定まらず漂流する日本は、まったくその通りの時代になったと思う。

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光文社の宣伝紙

江戸の武士は時代も身分も安定していたから、商人より貧しくとも「武士は食わねど高楊枝」も可能だった。だが現代の日本はグローバル経済のなかで、個々人が稼がねば生きていけない社会で、やせ我慢は破滅を招きかねない。経済人として強くなければ、生きていけないのだ。

一方、カネ儲けだけに邁進していても、人の心は満たされない。同時に、やりがいある仕事に優しさの発露を求めてこそ、生きるに値する人生となるのは疑いないところだろう。

学生時代に政治学のゼミにいた私は、どうしても、カネ儲けが目的の普通の株式会社に就職する理屈が考えつかず、新聞記者を選んだ。同期の井上も、就職先に財団を選んだ。サークルの同期ともこのテーマは議論した。「結局、会社って、目的がカネ儲けなんだよね」。諦め顔でそう言った同期は仕事に励み、メガバンクで出世している

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