伊勢丹 業態ごと「負け組」で年収1割減、サービス残業も常態化
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![]() 【仕事偏重型】 (仕事5.0、生活2.7、対価3.2) |
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- 年収1割弱は減る
- 昇格は、外部の会社も使った客観評価で
- 40代前半で同期で2倍超の差がつく
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- 子育てとの両立は物理的に不可能
年収1割弱は減る
社員を直撃するのは、業績連動ボーナスの減少だ。決算の結果は、毎年6月に支給される夏の一時金に反映される。たとえば、20代後半社員でボーナス約80万円のうち、生活給としてのベースは20万円だけ。残りのうち約35万円が会社の売上に連動、約25万円がフロア(売り場)の売上に連動して決定された分だ。個人査定で動くのは数万円に過ぎない。
三越より業績がよい伊勢丹でさえ、2009年3月期は売上が前期比6.4%も減ったので、「60万円分の業績連動部分が、ゼロに近づく」(社員)。今年は年収ベースで、従来に比べ1割弱ほどのカットとなる可能性が高いという。さらに、伊勢丹単体の予想でも、今期(2010年3月期)は、さらに売上が8.3%減る見通しを発表しており、黒字を確保できるかも怪しい。来年のボーナスは、ますます厳しさを増しそうだ。
そんななかでも社員がそれなりに納得して働く寄りどころとなっているのが、社員選抜の仕組み。単純な年功序列でポストや報酬が決まる仕組みでは全くないのである。「唯一、救いになっている」(社員)という伊勢丹の昇格の仕組みは、以下のようなものだ。
昇格は、外部の会社も使った客観評価で
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伊勢丹のキャリアパス![]() |
まず、総合職(FT=フルタイマー)は入社後のまる4年間、育成期間とされ、5年目に一律でA職(アシスタント職=3級)に昇格。正式に「アシスタントバイヤー(AB)」
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