NTTドコモ基地局公害 住民が電磁波過敏症の被害訴え長距離「ウオーク」
ケータイ電話基地局。沖縄県那覇市にある沖縄セルラーのもの。(本文の内容とは関係ありません。) |
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- 1年で基地局が10万局増
2010年の夏、塩田永さん一家は、伊那市から東京都千代田区永田町にあるNTTドコモの本社までの220キロを12日費やして歩き切った。猛暑の中の長距離「ウオーク」は、ある意味では無謀な計画だった。
伊那市内の基地局付近で見つかった奇形のタンポポ。写真は、『告発・電磁波公害』(松本建造著)より。松本氏は、朝日新聞記者。 |
しかし、塩田さんたちは人々の目に見えるかたちで基地局問題の存在を知らせざるを得なかったのである。
「この国ではケータイ電話を使うひとの権利は保証されていますが、使わない人の権利はないがしろにされています。使わない自由もあるのではないでしょうか」
ケータイ電話の基地局からは、高周波の電磁波が放出されている。その結果、基地局の周辺に住んでいる住民は、ケータイ電話を所持していない人も電磁波を浴び続けることになる。それはちょうど受動喫煙の原理と同じだ
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「放送タワー・携帯タワー周辺のガン疫学研究」のリスト。『健康を脅かす電磁波』(荻野晃也著)より引用。
塩田永さんが書いたNTTドコモ宛の請願書。
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読者コメント
身体にて電波予告。盗聴器を発見する機械が家中でなりっぱなし。身体の中からも。もしかすると基地局から500mぐらいのところに住んでいるかもしれない。危険を感じる・・・。
電磁波「過敏」症なんだからいいんじゃないの? 内科でもなく外科でもなく心療内科に行けばいいと思うが。電磁気学的な話をこういう人にしても、たぶん通じないと思います。
水俣病の時代とは科学の精度が違う。
距離の2乗でエネルギーが減衰する性質のある電磁気は携帯電話機のように0距離で作用するのであればリスクファクターとしてかんがえうるが、基地局からの電磁波被害は電磁気学的に考えてきわめて起こりにくい。
通常大気に含まれる放射線を気にして外出できないと言っているのと同じオーダーのありえなさ。
公害では、常に健康被害の事実が優先します。科学的根拠の解明をまっていたのでは、手遅れになります。それが水俣など過去の教訓ですよ。
基地局と症状との化学的根拠を示さないと無意味。
健康食品と同じレベルのニセ科学に見えてしまう。
塩田さんの行動に接し自分がどうあるべきか毎日考えています
ここで発信して頂いた事に感謝です。
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