セシウム入り下水汚泥の焼却灰、1日100トンずつ東京湾で埋立て 焼却施設周辺で二次被曝リスク
写真1:放射性物質が大量に含まれた汚泥の焼却灰が大量に埋め立てられ“放射能アイランド”となりつつある東京湾の中央防波堤 |
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- 東京23区で1日100トンのセシウム焼却灰を埋め立て
- 東京都の汚泥焼却施設周辺で、焼却による二次被曝災害の危険
- 環境省お勧めのバグフィルタ装備は15炉中、4炉だけ
- 焼却施設の検出限界値は日ごとに変わる
- 半減期が短いはずのヨウ素検出の意味
東京23区で1日100トンのセシウム焼却灰を埋め立て
9月9日、横浜市が放射性セシウムを含む下水汚泥の焼却灰を15日から埋め立てる計画を公表すると、地元住民ら約100人が林文子市長あての抗議文を13日に提出。計画中止を求めた。その結果、林市長が14日、埋め立てを当面凍結する方針を明らかにするというドタバタ劇がニュースになった。写真2:東京都の汚泥焼却灰に含まれているセシウムの値(試料採取日2011年8月26日〜30日)。出典:東京都下水道局公式ホーページ |
放射性物質が、東京や横浜を含む関東圏にも、風に運ばれて飛んで来ていることは報道されている通りだ。そして、道路や家の屋根などに降り注いだ放射性物質は、雨で流され、下水道を通じて汚泥に混ざり、下水道局の施設に集まって来る。そのセシウムが含まれた汚泥は、原発事故の前と同じように、汚泥焼却施設で燃やされている。
しかし、汚泥を燃やした際に出る焼却灰が大量のセシウムを含んでいることが分かったため、再利用や置き場、捨て場に困り、埋め立てることになったのである。このセシウム入り汚泥焼却灰は、なにも横浜市に限っての問題でなく、東日本の各自治体で問題となっている。
→参照:埋め立て不能の高濃度放射性汚染・下水汚泥、スラグの行き場がない
横浜市では市民が気付いて埋め立てについて抗議したが、東京都では既に埋め立てが着々と進行している。その事実を確認するため、東京都環境局の、廃棄物対策部、一般廃棄物対策課(03−5388−3592)に問い合わせた。
--横浜市でセシウム入り汚泥焼却灰の埋め立てが問題となっています。東京でもセシウムを含んだ汚泥焼却灰は出ていると思いますが、どうしているのですか?
廃棄物対策課「東京湾の中央防波堤埋め立て処分場(写真1参照)に埋め立てています」
--横浜市では、市民の抗議で埋め立てが中止されました。なぜ東京都では放射能汚染された灰を埋め立てているのでしょう?
廃棄物対策課「横浜市の場合は、セシウムが含まれた焼却灰をセメントに混ぜて処理していました。それがセメント業者が放射性物質が入った灰は、セメントに混ぜられないと拒否した為に、埋め立てをするという経路だったと思います。それで問題になったのでは無いでしょうか?東京都の場合は最初から埋め立てていますので」
--でも、埋め立てるという事実は同じですよね?
廃棄物対策課「東京都の場合は、埋め立をしている中央防波堤処分場は、人が住んでいる場所から離れた小島ですし、周りには誰も住んでいない場所ですので問題はないと思います」
--どのくらいの量の焼却灰を埋め立てているのですか?
廃棄物対策課「量は23区で1日、100トンほどになります」
--1日100トンですか!?
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東京都江東区にある東部スラッジプラント周辺の放射能測定値
半減期8日の放射性ヨウ素が今だに検出された東京都の脱水汚泥(試料採取日2011年8月26日〜30日)出典:東京都下水道局公式ホーページ
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それで、記事中に Sv 値が一切見当たらないんですが。会員限定の極秘情報ですか? マスコミってなんでしたっけ?
中止しても意味はあるのだろうか。たまってく一方。
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