茨城県産の麦から「ほぼ暫定基準値」460ベクレル/kgを検出 米より麦製品に注意
茨城県ひたちなか市で6/20~7/4採取した麦(二条大麦)から、ほぼ暫定基準値の460ベクレル/kgが検出された(茨城県発表資料より) |
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- 茨城の大麦は流通して誰かの口に入る
- 劣化ウラン弾の使用を認めたICRPの勧告を信じていいのか
- ビール会社使用の国産麦は、どこに混ぜられるのか
- 福島県の麦では検出されない地域が多いわけ
- 汚染食品を販売する全農
茨城の大麦は流通して誰かの口に入る
宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたという記事には、「この程度の放射能量で騒ぎ過ぎでは?」というコメントが寄せられた。桃やブルーベリーで160ベクレル/kgという記事には、「カリウムを含んでいるのだからデマを流すな!」というコメントもあった。どちらも、どこまでのリスクを許容するかという問題で、事実であることに変わりはない。上記批判にも一理あるが、今回の、茨城県産の麦から暫定基準値に限りなく近い460ベクレル/kgが検出された件は、記者もこれまで以上に驚いた。
早速、数値を公表している茨城県農林水産部(029-301-3954)に問い合せ、表示や流通について確かめた。--6月30日のデータで、ひたちなか市の二条大麦から460ベクレル/kgというセシウムが検出されていますね。この値が検出された麦は、どうされるのですか?
茨城県農林水産部「国にも確認をしました所、国の暫定基準値以下で問題無しということで、通常の麦と同じように流通させています」
--6月22日には同じひたちなか市の六条大麦から340ベクレル/kgのセシウムが検出されています。麦と言うと、麦茶やビール、うどん、パンなど様々な食品の原料になるので、本当に大丈夫なのか、心配なのですが?
農林水産部「国の暫定基準値以下という事で、安全だと認識しております」
--この高い数値が出た二条麦と六条麦は、何の原料となるのでしょうか?
農林水産部「二条麦は干し麦として、ご飯を炊く時に混ぜる麦に利用される場合が多いですね。六条麦は麦茶や麦焼酎の原料として利用されます」
--そうやって商品となった高セシウムの麦は、茨城産として表示されるのですか?
農林水産部「それは麦を加工して製品にするメーカーによって違うでしょうが、普通は原料の産地を表示しない場合が多いので茨城県産として販売される事は少ないのではないでしょうか」
--この麦は収穫された後、どのように流通していくのですか?
農林水産部「まずは農家さんが農協(JA)に麦を持って行き、農協(JA)の販売団体を通じてメーカーや麦茶組合などが買われていきます」
--麦の収穫は6月末だと思いますが、今年、収穫されたこの麦は既に商品として流通しているのでしょうか?
農林水産部「麦はお米と違い、一年位かけて加工し販売されるので、現在流通している麦茶などは昨年、収穫されたものを使っていると思います」
460ベクレル/kgものセシウムを含んだ麦が流通されていく。それも原料の産地として茨城県産と表示される事もない。こうなると消費者には防ぎ用がない。麦茶は来夏から飲まない、など対策も不可能ではないが、小麦からも100ベクレル/kgを越えるセシウムが出ている。うどんやパン、それにビールなど、麦は原料としてあまりにも多くの食料品に利用されている原料だ。知らず知らずのうちに国民誰かの口に入っていくだろう。
→参照:茨城県産の麦 放射性物質測定結果
劣化ウラン弾の使用を認めたICRPの勧告を信じていいのか
460ベクレルは、500ベクレル/kgという基準に対してすれすれの値だが、そもそも500ベクレル/kgという国が決めた暫定基準値自体が甘いという議論があるので、詳細に説明しておこう
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福島県の広中町では基準値超えの630ベクレル/kgが検出されている。
千葉県では麦の検査結果に、不検出の地域がほとんどないのだが、、、
茨城県での麦の測定結果
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麦の汚染
放射能汚染、コメよりも麦製品に注意が必要なのだとか。 …… 茨城県産の麦から「ほぼ暫定基準値」460ベクレル/kgを検出 米より麦製品に注意
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読者コメント
食い物からは、でんぐりかえっても身を守りようもない。おそろしい話だ!!水、牛乳、野菜、肉、魚と来て・・・トドメの麦だ。次は米だ!!!免疫力をつけるために肉体派へ、肉体派へ・・・と、我と我が身をごしごし痛めつけるほかはない。
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