サントリー 「ふざけているのが普通」な会社
Baa 優良企業予備軍 (仕事4.0、生活4.7、対価3.4) |
- Digest
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- 全社員で土日の店頭販促
- 配属先とロケーション
- 支店の泥臭い仕事
- 「Gokuri」は、入社3年目の技術者が起点
- ブラマネの強大な権限
- 支店、管理系、生産系を行き来する
- 「やってみなはれ」でやりたいことをやらせる
- 中途採用を活発化
- 「家族に話せないようなことはやらない」
- 管理職クラスだけ役割給に
- 手厚い福利厚生
- 差がつかない評価の仕組み
- 運動会、部活、ビアパーティーがある
- 推薦枠がない採用
- 働く社員と働かない社員の差が激しい
- ワールドヘッドクオーターズの評判
- とにかくオープンな社風
- 研究者の1日@大阪府島本町
全社員で土日の店頭販促
「要するに、ヨソの部門のお手伝い。私はこの半年で2回、行きました」(他カンパニー所属の技術者)。現場感覚を意識させるための、ビールカンパニー長の方針なのだという。「ペーペーから部長までが、アルバイトと同じ仕事をする。いろいろお客さんから質問されるので、商品知識も身に付けておかないといけない。だから、(2003年に)カンパニー制にしたものの、他カンパニーが別会社だという感じは、ぜんぜん持っていないんです」(同)。
サントリーが2月22日に発表した2005年度連結決算は、4年ぶりに増収となり、純利益も前期比5割増の260億円と過去最高に。ただ好調だったのは「伊右衛門」「天然水」などが伸びた食品事業で、酒類事業はチューハイは伸びたが全体としては横ばいにとどまり、赤字続きのビール事業が足を引っ張っている。
40年以上も赤字のビール事業が存続しているのも、カンパニー制なのに他カンパニーの社員が土日出勤してまで動くのも、非上場のオーナー企業ならではの独特のカルチャーがあるから。ビール事業は2006年も、価格の高い「ザ・プレミアム・モルツ」を4倍増とする計画を打ち出したが、5月に“第3のビール”の税率が上がるなど環境は厳しい。ここ数年続いている“全社員店頭販促”は、今年も続きそうである。
配属先とロケーション
同社の事業は、5つのカンパニー(右図参照)に分かれる。新入社員は、入社後の研修で希望を聞かれるものの、最初は、特に男性の場合は、地方支店での営業から始まるケースがもっとも多い。
組織
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ある年の同期は約110人で、女性は
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読者コメント
合併で今後環境が激変する可能性がありますね。
家族経営、非上場であることが、奏功。 顧客、従業員を重視する。株主への還元を考えなくてよい。 いまや、上場企業はだめです。アメリカ企業化しています。社員の給与切り下げ、福利厚生切捨て、社員の酷使。
バランスのよい企業ですね。特に生活4.7とは感銘です。
確かに、40年とはすごいと思います。しかし、これで社員のモチベーションの低下が起こらないのであれば、このやりかたもありかなとの感想です。みなさんはどんな評価でしょうか?
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