サントリー(2004)
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- Digest
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- 1ブランドにつき基本1名で回す
- ほとんどが地方営業からスタート
- 「キャリアデザイン制度」はこれから
- 子供の名にブランド名を付ける社員も
【Digest】
◇ブラマネ中心
◇1ブランドにつき基本1名で回す
◇ほとんどが地方営業からスタート
◇「キャリアデザイン制度」はこれから
◇2005年にお台場へ
◇子供の名にブランド名を付ける社員も
◇住宅補助が高い
◇嘘でない「やってみなはれ」

ブラマネ中心
サントリーは2003年12月期決算で、キリンビールに加えアサヒビールにも連結売上高・営業・経常・最終利益の全項目で抜かれるなど、追い詰められつつある。2003年10月にカンパニー制に移行し、収支を厳格に管理する仕組みにするといった改革を進めている。
こうなると、儲け頭の食品カンパニーは良いが、ワインやビールといった業績が悪いカンパニーに所属する社員には、プレッシャーがかかる。なかでもビール事業は、販路切り崩しの難しさなどから約40年もの間、万年赤字という厳しい事業。それでも続いているのは、同社がズブズブのオーナー企業で、ビール事業自体、オーナーの趣味から始まったような“政治銘柄”だからに他ならない。
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サントリーのブランドマネージャー![]() |
1ブランドにつき基本1名で回す
サントリーといえば、ビール以外にも、ソフトドリンクを中心としたインパクトのあるCMで有名。「伊右衛門」「DAKARA」「なっちゃん」「ボス」「モルツ」・・・。これら個別ブランドの運営全般を任されているのが、各事業部の企画部に属する、ブランドマネージャー(ブラマネ)と呼ばれる人たちだ。
同社のブラマネの特徴は、そのブランドについて、あたかも社長であるかのように、ほぼ全ての権限を握っていることである。年間数十億円にも上る予算内でいかに結果(販売実績、消費者評価…)を出すかを求められるため、無駄遣いも出来ない仕組みだ。
しかも、これだけ有名なブランドであっても、実際に個々のブランドを管理しているのは、課長でさえない20代の若手であることも珍しくなく、管理職は複数のブランドを統括し、カテゴリー全体を見る立場にいる。
日本コカ・コーラや花王といった他の消費財メーカーの場合、
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