花王ヘルシアコーヒーの有効成分 日本ではトクホ、アメリカでは虚偽広告で告訴
上:アメリカで公取に訴えられたグリーンコーヒー豆エキスサプリ。有効成分は花王ヘルシアコーヒーと同じ「クロロゲン酸」。その推奨摂取量はヘルシアの1.4倍程度。 |
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- FTCが提訴したコーヒークロロゲン酸のダイエットサプリ
- 「ドクターオズショー」で紹介された「22週間で8㎏痩せた」ヒト試験
- EUでも却下「ヒト試験はあるが、質が悪く信憑性に欠ける」
FTCが提訴したコーヒークロロゲン酸のダイエットサプリ
イカサマ試験や副作用問題など、疑惑が多い花王のトクホ製品「ヘルシアコーヒー」。米国では、その有効成分であるクロロゲン酸について、新たな問題が浮上している。
日本の公正取引委員会にあたるアメリカの連邦取引委員会(FTC)が、コーヒー豆に含まれる「クロロゲン酸」を使ったダイエットサプリを虚偽広告として今年5月14日、訴えたのだ。
FTCのサイトでは「FTCは、グリーンコーヒー豆販売事業者に対して、偽のニュースサイトを使い、体重が減少するという虚偽の表示で消費者をだました件で起訴した」というプレスリリースが発表されている。
事業者が本社を置くフロリダ州の地裁あての訴状はこれだ。
訴えられたのは、「ピュアグリーンコーヒー」という商品の宣伝・販売をしてきた「NPB Advertising社」を筆頭とする関連会社4社と、各社の経営者3名。商品の販売差し止めと、購入者への返金を含む不正に得た利益の返還を求める厳しい内容となっている。
訴状に示されている具体的な虚偽表示・広告は以下のとおり。
「4週間で9㎏(20ポンド)痩せる、3か月で脂肪が16%落ちる、3~5ヶ月で、14㎏減り、ウエスト周囲が10㎝~15㎝減る」
「人の臨床試験で、食生活の変更や運動なしでも3~5ヶ月で8㎏痩せ、体脂肪が16%も減ることが証明されている」
さらに宣伝方法も悪質で、一見中立なニュースサイトのように見せて商品を宣伝しているケースが問題とされた。
また日本でも深夜の地上波やBS放送などの通販番組でよく見かける、体験者のコメントについても、実は謝礼として2万円払ったヤラセであったことが発覚した。
宣伝方法に問題があったことは明らかとしても、ダイエット効果の真偽については、どのように判断されたのか
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問題の臨床試験のデザインと3グループのサプリの摂取順番
問題の臨床試験の結果。まだ本物のサプリを摂取している△のグループで不自然な体重減少が確認
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「FTCが提訴したコーヒークロロゲン酸のダイエットサプリ」 これか> http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140520#p4
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この件、結局事業者が900万ドル(約10億円)の罰金を支払うことで和解だそうです。日本にはまだ罰金制度がない。
http://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2015/01/marketer-who-promoted-green-coffee-bean-weight-loss-supplement
花王エコナ、キリンメッツコーラは発ガン性物質の含有で以前話題になったトクホ商品である。それ以来トクホや関連企業の商品は注意している。味の素やロッテのアスパルテームやアセスルファムKどころではなくなってきている。
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