タイで働く(5)バンコク在住のタイ航空CAになるまでにしたこと
外資系航空会社のCAとして働く夢を叶えるには |
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- CAになるのは高校時代からの夢
- 3歳から公文で、英語を歌ったり遊びながら身につける
- CAになる為の学校に通う
- 行ったことのない国で仕事をする
- タイがこんなに住みやすいとは思わなかった
- 日本の職場よりノンビリしていて働きやすい
- CAには昇給、昇格がない
- お給料は日本のOLよりも上
- 飛行機代は大幅に割引き
- 努力した事は報われる、絶対にあきらめない
- 英語は日本で勉強すれば、上手に喋れるようになる
大阪府出身のTさん(20代)は現在、タイ国際航空に勤務しバンコクで暮らすが、同社で働き始める前にタイを訪れたことはなく、タイに住む気も全くなかったという。それが、昔からの夢であったCA(Cabin Attendant、スチュワーデス)として働く事になったのが、たまたまタイ国際航空で、勤務地はバンコクとなったのだった。
やりたい仕事に就くためには、働く場所がどこでも厭わない。自身の夢を実現し、インターナショナルな世界で働く日本人女子に、夢を叶えるまでと、夢が叶ったタイでの生活について話を聞いた。
CAになるのは高校時代からの夢
ーーーCA(航空会社の客室乗務員)になりたいという想いは、いつ頃からあったのですか?Tさん「高校に入学するくらいだったと思います」
ーーーなぜCAになりたかったのですか?
Tさん「母が車の中で、マライア・キャリーのアルバムを聞いていた影響か、英語に親しみや興味がありました。将来は英語を使う仕事に就きたいと想っていたのが大きいと思います。
それと、人と関わるのが好きで、『接客業って自分に向いてる』と思っていました。小学校1年から10年間、ガールスカウトに入っていて、色々な人に助けられました。その経験で、人と関わる事の大切さ、楽しさを学んだような気がします」
ーーー英語を使う仕事として、他の仕事に興味はなかった?Tさん「青年海外協力隊も考えたのですけど。何度かCAの人を見て“カッコいいな、世界中を飛び周ってるんだろうな”って、憧れもあったと思います」
3歳から公文で、英語を歌ったり遊びながら身につける
ーーー英語は、どうやって覚えたのですか?Tさん「実は3歳の頃から、公文の英語教室に親が通わせてくれたようです。最初は英語の歌を歌ったり、遊びながら身に付いていったのだと思います。
英語科の高校を卒業して、大学も国際系の学校に行きました。AO入試で英語の試験を選択したのですけど、英語で行なわれる大学の授業をビデオで見て、問題を選択していく試験でした。CAになるためにはTOEICの点数が600点以上は必要なので、CNNのニュースを毎日、見たり。勉強しましたね」
ーーーちなみにTさんのTOEICは何点なのでしょう?Tさん「今は900点です。英語が喋れるので旅行にも行けたし、CAにもなれた。英語は役立ちますね」
ーーー海外にも行かれてたのですか?
Tさん「交換留学でカナダに1ヶ月間、滞在しました。それとボランティアで、2週間イギリスに行きました。あと大学の研究でニューヨークやワシントンに行ったり。プライベートな旅行では学生の頃から旅行好きだった事もあって、韓国、インドネシア、シンガポール、香港、 オーストラリア、イギリス、スペイン、フランス、イタリア、メキシコとか、バックパッカーしてましたね」
CAになる為の学校に通う
ーーー高校の頃から夢見たCAになる為に、何か特別な事はしていた?Tさん「大学1年の冬から、CAになる為の学校に通いました。エアラインスクールというのが大阪にあって、英語と日本語での面接対策を教えてもらったり、ヘアメイクのレッスン
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努力した事は報われ、タイ航空のCAとなったTさん(右)同僚と
お子様のお客様からいただいたお礼の手紙。こういった事にやりがいを感じる
飛行機代は大幅に安くなるためタイ国内外に旅行を。写真はチェンマイに行った時の2枚
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