競争率16倍の難関・陸上自衛隊「高等工科学校」は暴力と腐敗に満ちた“学力降下校”だった!
陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市御幸浜)。理系の勉強を存分にしたいと競争率16倍の難関をくぐり抜けて入学したAさんは、たちまち失望する。暴力といじめに満ちた陰惨な世界だった。 |
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- 競争率16倍、「勉強がしたい」と入ったが…
- 歩行中にいきなり足を蹴ってきた上級生
- 「シメ」という名の私的制裁
- 「逆らいません」―憲法より重要な「裏宣誓」
- 風呂30秒、頭髪0・5ミリ…1年生は奴隷同然
- 寒風吹きつけるなか上半身裸で立たせる
競争率16倍、「勉強がしたい」と入ったが…
愛知県出身のAさん(18歳)は、中学卒業後、通常の高校ではなく、「陸上自衛隊高等工科学校」に進学した。別段自衛隊に興味があったからではない。好きな物理の勉強がしたかっただけである。併願で受けた私立高校にも受かった。工科学校は16倍と超難関だった。どちらにしようか悩んだ末、難しい方を選んでみた。その程度の理由だった。
〈将来陸上自衛隊において、高機能化・システム化された装備品を駆使・運用するとともに、国際社会においても自信をもって対応できる自衛官となる者を養成するために、中学校卒業予定者等を対象に採用する制度です。そのため、個人の適性に応じて、幅広い教養と豊かな人間性を養い、将来陸上自衛官として大きく進展できる基礎を作ります。〉
募集案内のうたい文句には格好良い響きがあった。その好印象にも惹かれた。また、工科学校に行けば全寮制で9万円ほどの給料がでる。経済的に親を助けることができるのは魅力だった。
だが入学してすぐに、とても静かに勉強できる場所ではなかったことを知る。
入学3日目の夜、Aさんは8人部屋の2段ベッドの上で寝る準備をしていた。10時半に消灯したとたん、下のベッドにいた「模範」と呼ばれる3年生のIが、やおらベッドの柱を蹴ってすごんだ。
「おい、おきろや」
Iはバレーボールの選手で体が大きい。何だろうとAさんは不安な気持ちでベッドから降りた。部屋を出て近くの洗濯室に連れていかれた。そこでIが威圧的な口調で命令した。
「姿勢とれ」
入学早々、Aさんは「模範」と呼ばれる先輩から「シメ」(制裁)を受ける。洗濯室に洗剤を置き忘れたというのが理由だった。摂氏40度はあろうかという洗濯室内で、深夜2時間にわたって腕立ての姿勢を取り続けるよう強要されたという。学校も黙認していた。当時の状況を再現してみせるAさん(上)と洗濯室(下=高等工科学校のHPより)。 |
腕立て伏せの格好をとらされた。なぜこんな目に遭うのか、続くIの話でようやく事態を悟った。Aさんは洗濯室で洗濯をした際、自分の洗剤を置き忘れていたのだ。慣れておらずうっかりしていた。腕立てはその失態に対する制裁なのだ。
腕立ての姿勢のままじっとしているように命じられた。じきに針がさすような痛みが、二の腕と手の平のあたりを猛烈に襲った。5分が限度だった。我慢できずに立ち上がった。とたんに模範がすごんだ。
「なんで立ち上がってるんだ!」
また腕立ての姿勢に戻った。再び痛みが襲う。耐えられなくて立ち上がる。怒号が飛ぶ。同じことを何度か繰り返し、とうとう体力が尽きて床にへばってしまった。
「起きろ! 何やっとんじゃ」
Iは怒鳴った。洗濯室は乾燥機も設置されている。摂氏40度はあろうかという熱気と高い湿気に包まれていた。頭がクラクラする。それでも延々と「腕立て」は続く。
ようやく解放されのは深夜12時30分すぎ。2時間が経っていた。最期のほうはほとんど床に倒れっぱなしだった。
これが「シメ」と呼ばれる私的制裁なのだとまもなく知った。
浴場の前に座っていた3年生の先輩に敬礼したとたん、足を蹴られて倒されるという事件もあった。浴場の前のベンチや浴場内の椅子に、1年生は原則として座ってはいけないという奇妙な伝統があったという。 |
歩行中にいきなり足を蹴ってきた上級生
もっと直接的な暴力を体験するのは、1週間後の4月8日、入校式があった日だった。夕方6時ごろ、風呂に行こうと浴場前を通りかかった。3年生の先輩がベンチに座っているのが目に入った。
「お疲れ様です」
上級生や「職員」には敬礼するよう教えられていたAさんは、敬礼し、挨拶した。次の瞬間、足を強く蹴飛ばされた。不意をつかれたAさんは地面に倒れた。相手はさらに、乱暴な口調で怒鳴った。
「おい、ふざけてんじゃねえぞ。声が小さい、なめてんのか!」
恐怖を覚えた。まるで映画に出てくるヤクザのようだ。理不尽だったが、反論できる空気ではない。じつは声が小さいというのは口実で
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入校式の日にAさんは先輩に蹴られ、た。その様子を区隊長に報告した「連絡帳」の記載。報告に対して反応はいっさいなかった。
「台風」というのも奇妙な風習だった。留守中、寮の部屋に無断で入り、むちゃくちゃに乱す。自衛官や「模範」の生徒がやった。表向きはやっていないことになっていたが、実際は公認されていた。鉄製のロッカーを足でけって壊すこともあったという。また、なにかにつけてシメ(制裁)を受けた。腕立て、懸垂、スクワット。大量に食べる、ひざの上にブロックを抱いて長時間正座するという拷問まがいのものもあった。
陸上自衛隊高等工科学校の校訓は「明朗闊達」「質実剛健」「科学精神」。「技術的な識能を有し、知徳体を兼ね備えた伸展性ある陸上自衛官としてふさわしい人材を育成する」という理念を掲げる。だが、すくなくとも科学精神や「知」についてはまったくといっていいほど欠けていたとAさんは感じた。「学力降下学校」「武山少年院」と内部でささやかれていたという。上は高等工科学校のHPより。
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不正腐敗の天国だった。
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読者コメント
いや、多くの方が勘違いされている。
自衛隊含む公安組織は非常事態で活躍する組織ですよ。
なーなーと生きている私や皆さんの常識の範疇からそれているのは当然なのです。
さもすべてが間違った様な発言が多すぎです。
イジメはあるかなと思いますが、極限に授業のレベルとモラルが低いのが問題ですね。
質実剛健・明朗闊達・科学精神の校風がありますが、どれも足りていない。
これで公務員になるのはいかがなものかと思います。
”はたき”があって、それが当たり前なら公式ホームページや学校案内のパンフレットに書くべき事項でしょう。リクルートしてる自衛官がこんなことまで説明していますか?内情を知らない若者が大半でしょう。実情を知らない若者の自己責任というならミスマッチを防ぐためにオープンにしてほしいです。インパール作戦などはこういう土壌や風土から生まれた悲劇ではないかと思いました。
はたきとか、そういう事をされるのを知らなかったって事は自分がその高等工科学校をよく知らなかった、調べてなかったって事でしょ。それにこの工科学校に入れるなら、そこら辺の高校に編入できるでしょ
別にやり過ぎな部分もあるだろうけど自衛官を育成する上では、精神的に将来大きく役にたつんだろうな。勿論それを乗り越えた人間はね。それに先輩によるはたきは昔なら普通にあったわけで、それに耐えられない奴は生半可な気持ちで入ったって事でしょ。
いじめが問題。かつて宿舎の総ガラスが割れる暴動も起きたそうです。いじめに会う生徒は限られています。
先月小倉駐屯地、飯塚駐屯地、久留米駐屯地、大村駐屯地に行きます。昔は上級生を上級生と思いませんでした。目達原駐屯地に同期生がいます。
幹部です。
下でコメントしてるバカは社会のゴミだね。こういうバカは早く消えて欲しいもんだね。
高校の部活でも普通にあるでしょ。軍隊志望して何を言わんかって感じ。
この手の上級生やそれらを肯定しているような連中が我先にと戦争時に戦争犯罪を喜んでやる、これは歴史が証明している。自衛隊に限らずどこの国でもそう。この手の連中を放置するのは自衛隊の腐敗の原因になるが…そうも言えないぐらい人材不足なのが現状
シメという私的制裁を課して暴行(犯罪)が行われこれを放置することが自衛官としての訓練なのか?高等工科学校になった今でもネット上に自衛隊の暗部をまともに報道する新聞、TVを見る事は極めて少ない。毎年何人かしか学力を維持できない高等工科学校はブラック学校で間違いないでしょ。本来ならもっと多くの生徒の学力が高いはずなんだから。
一般の高校と違って、自衛官としての訓練もするのだから、勉強だけしたいなら入校したのが間違い
普通の進学校に行けば希望通りにいくらでも勉強できたのでは?
高等工科になった時にはネット社会なんだから、どんな学校かを事前に調べなかったのは、抜かりましたね
そんな腐敗校でも、毎年何人も学力を維持したまま防大に進学していますからね・・・
「↓のやつきっしょ 23:47 12/27 2015」のコメントは「注意事項(2)」に抵触すると思いますが貴社は放置されますか?
反論。まずシメで5分とかそいつの体力がないだけ笑っちゃうからやめろ爆笑3時間半で限界くらいだからw自衛官なめんなwそんでシメの意味だけども物忘れって致命的だからゴミ一つおき忘れた時点で居場所特定されて射殺されるんだよks上級生のやつはキチガイ多いからしゃーねーわまじ雑魚じゃね?だれ取材受けた腰抜けw
成績降下とかウケるwおれ全国模試55位だしwせいぜいシャバでよろしくやっとけ文民wシビリアンw
私が学生の頃、防大では暴力は基本ありませんでした。(腕立て伏せはあり)
私の学年では工科学校から防大へ進学した学生が学生隊長となりましたが、知力、体力、人格(自分には厳しいが、誰にでも温かく優しい)が全て揃った完璧な人でしたので、工科学校がこんなところだったとは驚きです。
憲法9条のせいで「自衛隊」って名前になってるだけで、中身は軍隊だもの
旧帝国陸海軍も隊内でのいじめや虐待がひどかったが、それが結局、占領地での強姦・強盗・殺人・略奪などの残虐行為を引き起こす大きな原因になったという分析がある。
↓「通りすがり」と書くくせに「工科学校やめてけっこう」っておまえなんなの?ねえ
関係者ならそう述べたら?おまえの姑息っぷりは最近は世間で通用しなくなってきてるぞ
もし無関係者というなら頭いかれてるぞ、やめて結構ってそれこそ世間で通用シないと思うけど
とにかくキモイ、死んでいいぞ
あなたはバカですか。高等工科学校は、科学や数学を勉強する普通の学校ではなく、自衛官を育成する学校ですけど。暴力とか腐敗とか言っていますが、別にこの学校だけでなく、普通の学校にもあると思いますが。まずこんな甘い考えで入ってくるんっだったら、自衛官になる素質もありません。別にやめていただいて結構です。ただその甘えが、世間で通用すると思いますか?
イジメや暴力を平然と後輩にふるう人間がまともな人間であるはずがない。そんな人間に日本国を守るなんて到底できない。そんなくそったれな税金の無駄遣い組織は解体されればいいだけのこと。むしろ今までなあなあで済んでいた事が軌跡。陸上自衛隊高等工科学校は変わる必要がある。日本の為に。出来ないなら血税も無駄。廃校にするべきだろう。
イジメや暴力に耐えられない人に国を守るなんて到底できないのですから、とっとと辞めればいいだけのこと。わざわざ学校を批判する必要もない。学校からすれば貴方への批判も大いにあると思いますよ。一般の学校とは違うことを覚悟して入校するべき。気持ちが治まらず騒ぎたいのかもしれませんが見苦しい。そこに情熱を注ぐくらいなら次の人生を考えた方がいいのではないですか
?
未熟な性格を直さないといけないのは旧日本軍と殆ど変わらない程酷い陸上自衛隊高等工科学校の方であり、私的制裁をした上級生。こんな馬鹿が上にいる方がよほど一大事。
やめたければ自由にやめれば良い。公共の場に忘れたのが洗剤で良かった。重火器ならば一大事だっただろう。うっかり者の為に連帯責任取らされる方が理不尽だ。未熟な性格を直してから勉学に取り組め。普通の学校ではないのだから。しかも入学理由は「物理の勉強がしたかっただけ」…結局は覚悟の足りない自分自身のせいではないか。落ちた者に謝れ。
他にも不法行為を働いている組織があるのだから,自衛隊の不法も大目に見よという考え方は間違っている。
私刑やリンチによる”しつけ”などというのは,上官や教官の権限を無視した越権行為に他ならない。
このようなことを放置していては,軍事組織としての統制が取れなくなり,かえって自衛隊の組織を腐らせるだけだと思うが,それでも擁護するのだろうか?
三宅勝久さんの指摘される通りです。ただし今話題の東芝の悪質な粉飾決算を糾弾しない日本の司法、検察、マスコミ、大学などが自衛隊の酷さを糾弾出来るはずがない。規律・法律違反に甘いのは何も自衛隊だけでは無い。日本の根深い問題点であると思います。
厳しいことと乱暴・無法なことを混同する意見をよく聞きます。自衛隊では殴ることは禁止されています。それを許すことは厳しいのではなく、逆に規律・法律違反に「甘い」ということではないでしょうか。「自衛隊は軍事組織だ。厳しいのは当たり前だ。何甘ったれてんだ」という声がありますが、その真意は「自衛隊は大日本帝国陸海軍にルーツを持つ軍事組織だ。規則違反や無法行為に甘いのは当然だ。規則や法令を守れなんて何甘いこと言っているんだ」ということになります。
自衛隊は一般人に理解できないような崇高な使命と任務を持っている。みずから国防の道を選んだならば国家に我を捧げねばならない。自衛隊に何年もいたことの無いものが怨み辛みで悪い評判を流すのは止めてください。
最期に陸上自衛隊高等工科学校は日本一の躾教育及び学問を修めることが出来る学校です。彼らは日々一人前の陸曹になる日を夢にみて日々修学に励んでおります。人生の半分を国防に捧げる事を誓い、
授業料を支払う学校では無く、逆に給料が支払われる。防衛大学校みたいな感じなのよ結局。学校に行くではなく自衛隊の一組織に就職したというつもりで入学しないと駄目。
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