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フジ「手法に違和感」で放送できず 森達也氏

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講演中の森達也氏。質疑応答も含めて1時間半にわたって、天皇・憲法・メディアの自主規制などについて語った。
 18日、総評会館(千代田区)において「第32回出版研究集会」全体会が開催され、“マスコミでは放送できない作品”を多く手がける森達也氏による記念講演「憲法とジャーナリズム」があり、フジに企画が潰された経緯や『A3』の計画などを語った。

 森氏は、映画監督でドキュメンタリー作家。オウム真理教の信者を取り上げたドキュメンタリー映画『A』『A2』などを製作し、2002年には『A2』で山形国際ドキュメンタリー映画際で市民賞と特別賞を受賞している。

『A』はオウムの側から世間を見る手法をとったため、反オウム一色となった世論に配慮するマスコミは放送できず、細々と小さな映画館で上映されていた。著書には『放送禁止歌』(知恵の森文庫)、『下山事件』(新潮社)などがある。

講演の中で森氏は、フジテレビ『NONFIX』の企画で今上天皇に直接取材をしようとした経緯を語り、その中で「宮内庁に電話してみたんですよ。『天皇陛下に代わっていただけますか』って」と取材過程でのエピソードも披露した。この企画に対しては、フジテレビ編成部の上層部から「手法に違和感がある」とのクレームがつき、

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森達也2008/02/01 02:49
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