都内ドラックストアやヨーカドーでも販売中・テフロン樹脂のデンタルフロスで血中の有害フッ素化合物が上昇――子どもの脳発達障害も
都内のドラッグストアで見つかったテフロン系樹脂を使ったデンタルフロス。使い続けると有害な有機フッソ化合物の血中濃度が上がるリスクがある。 |
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- 一部デンタルフロスの使用で血中濃度が25%アップ
- 有害なデンタルフロスの見分け方
- 国際的に禁止措置を検討中の有機フッ素化合物
- 発達障害のリスクを上げるPFHxS
一部デンタルフロスの使用で血中濃度が25%アップ
歯と歯の間の歯垢を掃除するために使うデンタルフロス。一部の商品を日常的に使っていると、有害化学物質が体内に蓄積するというショッキングなニュースが、医師向けニュースサイトメディカルトリビューンに1月29日に掲載され話題になっている。
アメリカの報道では、P&Gの「Oral B Glide floss」という商品が、名指して報道されている。
元になった論文は今年1月8日に発表されたもので、有害とされる化学物質は、後で詳しく述べるが、「有機フッ素化合物(PFAS)」というもの。
撥水・撥油性が高く、テフロン加工のフライパンや、防水スプレー、家具やカーペットなどの防汚処理、フライドポテトやハンバーガーの包装用紙、消火器などに広く使われている。
アメリカ人の98%の体内から検出されるという報告もあり、健康影響が懸念されている。
ただ過去の調査では、《こびりつかないテフロン加工のフライパン》のような調理器具は、主要な暴露源ではなく、フッ素コーティングされた包装用紙の方が、ばく露量が多いことが分かっている。
今回の論文は、178人の女性を対象に、11種類の有機フッ素化合物の血中濃度を計り、また様々な消費行動についてのアンケートも実施し、特定の消費行動と有機フッ素化合物のばく露に関連が無いか調べたものだ。
防汚処理をした家具・カーペットの使用や、フライドポテトなどの包装用紙などの利用でも一部の有機フッ素化合物の血中濃度が増えていた。
特にP&G社の「Oral B Glide」というデンタルフロスをはじめとする、PTFEというテフロン系の樹脂で作られたフロスを使っている女性たちでは、不使用の女性たちと比べて、有機フッソ化合物の一種である「パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)」の血中濃度が、25%高かった。
研究を行ったサイレントスプリング研究所のキャサリン・ボロノウ博士は、「今回、PTFEをつかったデンタルフロスの使用により、有機フッ素化合物の体内蓄積リスクが高まることが初めて示唆された。われわれの調査結果に基づき、消費者は有害な有機フッ素化合物を含まないデンタルフロスを選ぶ必要がある」と勧告している。
有害なデンタルフロスの見分け方
日本では、P&Gの
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フロスの材質を見て「PTFE」と書いてあるものが要注意。「ナイロン」とか「ポリエステル」と書いてあるものは大丈夫。
国際条約で製造禁止措置が実施または検討されている3種類の有機フッ素化合物
アメリカの調査で、血液中のPFHxSの濃度が高いほど、ADHDの罹患率が高くなる。
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昨日のNHKクローズアップ現代で気になったので調べてみたら…ほんとかこれ
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