日経新聞、新聞奨学生を奴隷扱い 辞められぬ弱みに付け込む
告発に踏み切った小勝朝美さん。新聞業界の斜陽が顕著になる中、新聞奨学生の酷使が明らかになった。配達部数が約400部という異常な実態や、日経の奨学生が朝日新聞を中心に配達していた事実をめぐり、今後、さまざまな議論が起こる可能性もある。 |
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- 新聞奨学生制度
- 事故現場を検証する
- 上村過労死事件からまもなく20年
- 配達部数を検証する
- 積載重量をオーバー
- 長時間労働
- 奴隷の賃金
- 日経の奨学生が朝日新聞を配達
- 労災拒否
東京都北区赤羽の喫茶店で、新聞奨学生の小勝朝美さん(26歳)が事故の様子をみずから語る。
「日経新聞の新聞奨学生として、朝刊を配達しているときに交通事故にあいました。救急車で搬送されてそのまま入院しました。わたしを跳ね飛ばしたのは自営業者の普通乗用車で、制限速度が30キロの道路を、50キロから60キロぐらいで走っていたと思います。とにかくものすごいスピードでした。わたしは宙を飛んで臀部を地面に叩きつけられました」
話を聞いたのは8月25日。本来であれば夕刊を配達している時間帯であるが、小勝さんは後遺症で休職中の身だ。
事故が発生したのは、今年の3月26日、午前5時45分ごろである。事故現場は東京都北区赤羽西1丁目27番の路上。下り坂の路地と大通りがまじわる地点である。幸いに命に別状はなかったが、仙骨不全骨折と診断された。入院中に、カテーテルを3日間も消毒せずにつけっぱなしにされ、膀胱炎も併発した。退院までの10日間を、小勝さんはもがき苦しんだのである。
この交通事故を教訓とし、新聞奨学生制度が抱えているさまざまな問題点に気づいた。みずからの体験を通じて、小勝さんは、
「奨学生制度は、一種のだましですよ」
と、話す。
奨学生募集の昨年のパンフレット。労働条件などが明記されている。 2008年度の給与は9万3000円。 |
新聞奨学生制度
親から経済的に自立して大学や専門学校で学びたい若者にとって、新聞を配達することで奨学金が得られる新聞奨学生制度は魅力がある。しかし、小勝さんが新聞奨学生になるまでは、若干の回り道があった。
小勝さんは、高校を卒業すると、働きながら声優をめざした。仲間と一緒に、DC(ドラマ)を制作したり、DCを制作するための事務所を立ち上げたりもした。
「そのうちに何をするにも、基礎的な学力が必要だと気づいたのです」
この時、初めて大学で学びたいと思った。
しかし、親に経済的な負担をかけるわけにはいかない。そんなときに知ったのが新聞奨学生制度だった。
産経新聞と日経新聞の奨学生制度の説明会に参加した。他の新聞社の奨学生制度についてもネットで情報を得た。そして最終的に日経新聞の奨学生制度を選んだのである。小勝さんが入手した日経育英会のパンフレットには、小島信仁理事長の挨拶が掲載されていた。そこにはこんなことが書かれていた。
「日経育英会は奨学生のみなさんが安心して学業と仕事の両立ができるよう、『環境』『時間』『経済』という3つの視点でゆとりの確保に全力を尽くしてまいりました。さらに今後も引き続き精いっぱい努力する所存です」12月に面接を受けて、すぐに採用になった。本来であれば4月の新学期から仕事をスタートするが、1月から新聞配達を始めた。配属された販売店は、東京都北区にある日経新聞の専売店、日経・赤羽西部 だった。
給料が約9万円で、それ以外に年間60万円の奨学金を受けることができる。(ただし、事故当時は就学前だったので、奨学金の代わりに約15万円の給料を受けていた。)1年以内に奨学生を辞めると、奨学金を返済しなければならない。
新聞を配達しながら学業に励むという小勝さんの挑戦は始まったが、新学期に入る前に、交通事故によって暗礁に乗り上げたのである。
事故現場を検証する
わたしは小勝さんの案内で、配達区域の地形を検証した。小勝さんが担当していたのは6区と呼ばれる配達区域である。まず、わたしが驚いたのは、都会の真ん中にもかかわらず坂が多いことだった。北区の赤羽一帯は起伏の多い丘陵地帯に街が広がっているために、道路も登りになったり下りになったりする。
さらに驚いたことに本来であれば左右が水平であるはずの道路が、かなり傾いている箇所があった。新聞を積んだ重いバイクでこのようにバランスが悪い道路を走ると、自然にバイクの走路が中央線からずれてしまう。つまり危険な上に体力を要する配達地域であると言える。
小勝さんの配達区。極端に坂道(写真上・中)が多い。路地も多く、あちこちに死角(写真下)がある。 |
2月13日に、小勝さんは、最初の事故に遭遇する。夕刊を配達しているとき、T字路で郵便配達のバイクと衝突したのだ。幸いに大きな怪我はなかったが、新聞配達が危険な仕事であることを思い知らされたのである。
「6区は住宅街で路地が多く、死角があちこちにあります。そこを新聞を満載した重いバイクで走るわけですから危険がいっぱいです」
上村過労死事件からまもなく20年
新聞奨学生の事故は、過去にも起きている。有名なものとしては、1989年の12月に東京都調布市にある読売新聞販売店で起きた、新聞奨学生の「過労死事件」がある。
当時、新聞奨学生として働きながら、専門学校でスキューバーダイビングのインストラクターを目指していた上村修一さんが、勤務中に小脳出血を起こして、搬送先の病院で亡くなったのである。
上村さんの両親は、修一さんの死が過労死だとして裁判を起こした。
修一さんのお父さんは、息子さんが新人だったにもかかわらず、非常に坂の多い配達地域を割り当てられていたことに憤りを感じておられた。お父さんは、修一さんの死後、自分の足で何度も修一さんが担当していた配達地域を歩いてみたという。
わたしもその現場へ足を運んだが、自転車ではとても登り切れない急坂が続いていた。
ただ、小勝さんが所属していた販売店の場合、6区だけが坂道が多いというわけではない。しかし、全体的に坂の多い地域であれば、担当させる配達部数を減らして、配達員の数を増やすなどの配慮も必要だったのではないか。
小勝さんが配達していた新聞の部数は、新人にとって適切なものだったのだろうか。
配達部数を検証する
小勝さんが配達していた新聞の部数は、日経新聞が約100部、朝日新聞が約220部、さらに毎日新聞が約30部だった。これら3紙にスポーツ紙などを加えると400部近くになっていたという。
坂の多い地域での約400部という配達部数をどう見るべきなのだろうか。3人の販売店主、あるいは元店主に問い合わせてみた。最初は、山陽新聞の元店主である。
「わたしの店の場合、平均すると一人の配達部数は200部ぐらいでした。アルバイトの人の報酬は、100部を配って3万円ですが、月に3万では取り分が少なすぎるので、たいていの人は200部ぐらい配ります。多い人でも300部までです。400部近い部数は明らかに異常です。事故の原因になります。店主が新人を悪用したとしか考えられませんこの先は会員限定です。
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育英奨学会へ提出した質問状。再三にわたり回答を催促したが、「お答えできない」とのことだった。
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“ベテラン配達員でも300部が限度と言われるなか、固定給の制度を悪用し、奨学生になりたての女性に400部近くも配達させた。1年以内に辞めれば奨学金を返済しなければならない弱みに付け込んだ格好だ”
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読者コメント
1系統のみの配達ならともかく、都内は合売化が進んでいるので他紙も配達すれば300~400部は無茶な配達では無い。
400、500当たり前?
ど素人がほざけ。部数じゃないのよ、網走に一部配りにいくのと都内300部どっちが大変なんだ?
リンパイ10年やってたが400はないね。
慣れたやつが朝刊2時間20分、しょし込みで320くらいが読売、朝日、280が日経、毎日、産経だと230
女の子の学生にきついとことかやらせによ、普通。犯罪もあるから店舗回り、繁華街。繁華街もちょっかい出す奴
。
店の内情は知りませんが、都内では区域の総部数が500部を超えるところもあります。経験がない人にはわからないと思いますが、部数を全面に押し出されても判断できませんよ。
朝日、日経ですと軒並み取っていますんで、普通ですが、女性ではありえませんね。同じ給料とかいいますが、理想論です。まして経験が浅いんですから、バイクの取り扱いもなれてません。先輩、経営者が配慮すべきです。配慮義務不足です。これでは女性は誰も出来ませんよ。自転車の区域(平地)でやらせるべきです。奨学会は配属店舗を誤ってます。男の体力ある奴がやる区域です。男でも嫌がるエリアです。
どう見てもただの甘え。都内で計400なんてザラでしょうに。せいぜい4時間以内に配達が終わるなら学校にだって支障も出ないだろうし、ましてやバイクのスピードなんてほとんど関係無い新聞配達で自分の単身事故を奨学会のせいにするなど自己中心にも程がある。部数が多い分他店よりチラシが薄いってことは棚に上げて自己主張しかできないなら卒業したところで社会にも出て行けないでしょう
下のコメントにもあるけれど、「嫌なら辞めろ」はサイテーですね。
まあこれは所長にも言えることですけど。こっちは解決策や部数増のために意見を求めているのに、めんどくさいとばかりに言ってはいけない事を言う経営者・・・。強いものに弱く、弱いものに強い経営者・・・。これでは新聞業界もやばいね。まさに馬鹿の極みですな。
横浜で10年以上前にやっていました。高低差40メートル以上ある坂や入口と出口で4階違うマンションなどありました。 だいたい覚えてるだけでも朝日新聞 320部ぐらい 他に東京新聞、神奈川新聞、産経新聞、スポーツ新聞3紙、こども新聞、工業新聞、農業新聞、繊維新聞などの専門紙あわせて余裕で450部ぐらい配ってましたよ。 朝2時に店に来てチラシ入れて配り終わるのが5時ぐらい。 何も特別ではないです。
お金って、何でしょうかね…
経営資源には「ヒト・モノ・カネ・ジョウホウ」があるそうですが、マスコミは情報を金にしています。無から有を生み出す技術でしょうかね。
コメント欄を一通り読んで思いましたけど、
事故や怪我を負った方に対して、
自己責任をなすりつける人間ってのは、
害悪な存在だなぁと思いました。
「嫌なら止めろ」は人間として最低ですよ。
事故が起きたら労災を出せ、
それが労働社会のルールのはずです。
都内で400部近い部数にの部数は諸紙も含まれていますので配達戸数は300軒前と推測します。
都内では全く問題の無い配達軒数です。悪路で大変なのは理解できます。しかし、配達本人が工夫すれば解決する事です。私事で恐縮ですが配達途中でいきなり殴られた事もあります。
マァ、嫌なら止めれば良い事です。
私も日経奨学生で今現在も配ってますが、部数は日経390、東京30ですね。
他にも諸紙と産業にMJ等も併せると5~600は越します。
これを自転車で配達してます。因みに女性です。うちの専売所で一番部数の多い区域です。1年経って慣れましたが、慣れても多いものは多い学業への支障は無いほうがおかしいです。
こんな前近代的な制度を新聞社がやってる事自体許し難い。論外!!。
私もとある新聞の新聞奨学生ですが私は将来的にはこの制度は否が応でも成り立たなくなり最後は自壊していくだろうと思います。私の店でも経営者が厳しいといっていました。肝心の新聞が売れないのではこの制度だってやっていけないのですからあと何年かしたら
どこかが募集停止になるだろうと考えます。新聞本社が明確な部数増の販売戦略を打ち出さない限りは。
毎日奨学生です。自分の配達部数も約400あります。
毎日150
東京85
産経90
他 60
やめようとしたんですが、一年間はやらざるおえない状況にいます。
正直この奨学生制度を止めさせるべきだと思っています。
毎日寝る平均時間は4時間くらいです。
とてもやっていられません。
現日経奨学生です。奨学生より正社員の方が安上がりなんて嘘ですよ。今いる販売店の店長は奨学生の方が安上がりだと言ってました。まあ販売店や新聞社によって違いはあるのかもしれませんが。
元日経奨学生です。奨学生の存在が販売店にとって迷惑この上なかったことを今日初めて知りました。衝撃です。初がつおです。新鮮・美味・珍味です。奨学生の募集停止も時間の問題ですね。スカ男の可能性に1000点。
偏った論調に辟易する。私も元朝日新聞の奨学生。学生の人件費が奨学会と折半だったのが、販売店全負担になったのはこの頃から。正社員より人件費のかかる奨学生は、迷惑でしかない。400部は決して無い筈。学生が処理できなければ社員を使いたいのは経営者として当然。奨学会に押し付けられた販売店の心痛をそうぞうする。販売店の内情を語らず、世論が飛びつきそうな話題しか提供しないのは、世論誘導である。
数年前まで、
M新聞の新聞奨学生でした。
S区のOのS販売所に配属されたんですが、
そこの所長夫妻と何人かの配達員が創価学会員で、
自分も勧誘みたいな事をされました。
配達員の人達は、
まあ「・・・」な人達でしたね。
ともかく新聞奨学生は
ホント地獄です。
もっとマスコミで取り上げてほしいです。
新聞奨学生制度の実態は満天下に曝されるべきでしょうね。酷い制度ですよ。下手をすれば奴隷みたいなもんですからね。
日経は他社と比べてまだ奨学生の待遇はいいほうだけど、それはあくまで奨学生制度の中での比較ですからね。奨学生制度自体は新聞販売店が安く労働力を確保するための制度でしかないわけで、他の業種と比べるとその待遇は、さあどうでしょう。学業を優先に考えるのなら利用しないのが賢明でしょうね。勉強が出来なくなる可能性がありますから。
私の配達部数は450部以上でした。なぜか女なのに男より配っていたような。部数が多い分、過積載は毎日やってました。私も配達中に交通事故にあい、入院しましたが、労災はちゃんとおりたし、働いていない間の給料もいただきました。私がいたお店の環境自体は悪かったとは思いますが、労災等はちゃんとしてくれていたので、ありがたかったです。
下の元日経新聞さんが指摘されてることは当たってると思いますね。専業さんは学生崩れだったりですからね。これしか他にやる仕事がないから、新聞屋をやってるんでしょうね。そうでないとやらないですよ、新聞屋なんて。
私は墨田区で大学四年間配っていました。酷いですね。私の時代も奨学生仲間でよく自分達の置かれている立場について語り合いました。小勝さんの場合は稀ではなく通常行われていることだと思います。実際、新聞屋は人生に失敗した方々が専業として働く環境でしたから、奨学制度という綺麗な言葉で飾らないと配達員を集められない実情もあるのだと思います。
月島のお店で、毎日520部くらい原付で配ってました。
高層マンションの集合ポストだからそれが可能で、とても効率的に配れます。
小さなアパート・マンションをたくさん配る場合はこの数は絶対ありえません。
たとえ区域の特徴がフィットしていても経験者でないとなれるのも大変です。
街中を自転車で配る限界は320部くらいでしょうね。
近年の暴風雨の中でこれを実行しつづけるのは危険な機がします。
ASAの奨学生が足りないから日経から奨学生貰ったんじゃないのかな?
日経の専売ならともかく ASAの店で未経験の女性26歳はしんどいだろうね 女性なら東京新聞とかで奨学生やればよかったのに
労災すら認めないという状況が酷い。これは日経に限らず新聞業界全体が抱える問題なんだよね。
幸運にもちゃんとしたお店で働けた人は、奨学生制度にいい印象しか無いかもしれないけど、生殺与奪の末精神を煩ったり、過労自殺に追い込まれた人もいるんだよ。様々な問題が解決しない限りは新聞奨学生になってはいけない。「奨学」などされてはいないのだから。
以前ここに書きましたが、私にとって日経での一年は青春グラフィティでした。ただ給料や奨学金の相場を知らず、その意味にも無頓着でした。仲間のバイク事故や途中退会に伴う一括返済の悲喜劇も目の当たりにしました。現役奨学生として自分の居場所を客観視することは難しいかもしれません。下記の方が所長(店主)への感謝の気持ちを忘れず、一方で仕組みとして奨学制度が抱える問題にも目を向けられるといいですね。
自分も成り立ての頃に,骨折&重度の打撲をやった身ですが,適切な対応をして頂きました.
所属する販売店は大きな店で,それなりの負担もあるかと思います.しかし仕事をして給料を貰っている以上,様々な困難は付き物です.
今回の告発者は,その方自身の考えが甘いと思います.
日経をそこまで悪者にしないで下さい,失礼じゃないですか.
厚労省は新聞奨学生白書を製作せよ。恐ろしい現状が明らかになるぜ。まぁ、無理だろうけど。
当然、年中無休。集金は80%契約に切り替えても残り20%は、給与天引き。奨学会は他店舗移動時に、「卒業者を出せる販売店は早いうちに定員になる」と、事実を完全に認識していた。
配属先の販売店長は引き篭もりの母なし子のために骨肉腫で苦労されていたが、とんだとばっちりでした。
日経購読やめようかな
ISDN様 生徒の持参した給与明細を見て質問致しましたが、ご返事をありがとうございました。大学にも問い合わせると、遠隔地保険証(扶養家族)である点も含め、具体的な状況を個別に確認して判断するそうです。入学後も在職・納税証明の提出が毎年必要です。可能性がゼロでないことはわかりました。出願は半年先。本人(多浪予備校生)は一般受験との併願を本気で考えています。今の境遇が活かせるなら貴重な選考枠です。
給与明細なんかカオスだよ。謎の営業控除とかで9万出るはずの給料が、5万だの3万だのに減らされるし。保険は、国保家族か個人加入。年金は年齢次第。いずれにしても、販売所で社保を用意するような事はほぼありえない。税金は所得税程度か?
因みに奨学生は「働いて収入がある」事になるので年金控除などの申請を受ける事ができない。学費を出して貰ってる学生は控除が受けられ、貧困にあえぐ奨学生は更に苦しいこととなる。。
学校外の教育業界人です。勤労学生枠を利用した大学受験を希望している新聞奨学生の相談を受けました。不可解な点があり、他の方の実態も知りたく、こちらでも質問させて下さい。毎月の給与明細を御覧になった上で、年金・保険・税金等の納入状況はどのようになっていますか。特に保険証の種類と各種傷害保険等の加入状況について具体的にお知らせいただければ幸いです。また正社員か否かの判別もつきません。御教示下さい。
劣悪と呼ばれる奨学生の仕事量を正当に評価した場合、奨学金以上の労働を強制させている疑いもある。。
説明会での魅力的な説明、それを信じて奨学生になる学生達。気づいた時にはもう遅い。。
配達区域の厳しさは、部数だけではなく、高低や広さなどの地理的事情や、配達可能時間、顧客事情などによりかなり差が出てくる。300部でも多すぎる場合も当然ある。
新聞奨学生は奨学金を貰っているわけで、事実上仕事量としては月額25万~30万程度は貰う仕事をこなさなければ人事オーバーとなり、全体としてアカになる場合がある。「奨学金」とは名ばかりで、実際には奨学生本人が働いて作る金なわけだ。
いろいろな話を聞く分には店の従業員数によるようですね。人が少なければ代わりがいないので休みが取れない、つまり学校に影響が出る。ある程度待遇がいい店であれば、学校にはもちろんちゃんと通えるし家賃等は掛からないので給料の大半を貯金、卒業時にオーバー分を返済できる。精神的な問題ってのもありますよね。
なんかよく日経がだとか毎日がだとか、銘柄単位で善し悪しが言われますがそうじゃないですよ。販売店次第です。同じ朝日でも良い店なら余裕で学校生活を過ごせるし、悪い店なら休みが足りず学校にも通えない。
ベテランで300部が限度、これは嘘ですね。新人に坂道の多い地域…これは全く問題じゃないでしょう^^;要は慣れですもん。
坂道で400部・・・
内訳は
日経100部
朝日220部
毎日60部
諸紙20部
ん~
普通じゃないかな?
日経と朝日の併読もあるから配達件数も少し減るのでは?
諸紙なんか配達部数に組み込まないと思うが・・・
薄いので
終末はきついけどね。
種類が多すぎると
誤配とかしやすい。
奨学生にとっては
両立はきついかも。。。
って思いました。
これ以外選択肢がないといった場合を除き、新聞奨学生は薦めません。奨学生の実態は下記に皆さんが書き込まれている通り、良くないです。いい店に配属されれば無事に学生生活が送れる可能性がありますが、それでもしんどいでしょう。奨学生をやりながら卒業できる学校は、大学なら二部が多いようですが、二部なんか出ても中々就職はないと無事に理系の大学(二部)を卒業した先輩が言っていました。
私は毎日にいたときは、休日は1日も貰えなかったしボーナスもくれなかったけども、日経の奨学会に移ってからは、休日もボーナスも貰えるようになったし、無理な配達もない。だから一概に日経全ての新聞店が大変とは言い切れないと思う。但し、毎日奨学会だけはどの店でも容赦なく学生にも仕事をさせることで有名。だから、毎日だけは入らない方がいい。
その後の経過報告よろしく。
◆この業界、販売所従業員の労働環境・待遇も、所長次第で中~劣悪、差激しいです。
それに未だに、専業同等仕事量&時間でもアルバイト扱いにして、社会保険料支払いを免れる脱法行為店があります!
まず配達部数400部が多い、少ないで比べれば多いと思います。しかし、前任者がそれで問題なく配れていれば全く問題ないと思います。例え200部しかなくても3時間以上も配達する場所も多々ありますし地域によって多少の楽さはありますが、全部が全部均等にするのは不可能です。労災に関しては仕事中に起こした事故であればですはずですが・・・・。最後に個人的意見では新聞奨学生制度はとても感謝しております。
(続き)私は、端から端まで歩いて15分の平場で400件以上配ってたこともあれば、たった120部を40Kmもバイクで走って配ってたこともある。どちらも配達時間は4時間程度。配達の大変さはどっちも同じぐらいだったな。集金は400件の区域の方が明らかに大変だったけど。ちなみに「女性だから話が違う」という言葉を聞く気はないよ。だって私も女だもん。比較的新聞配達に向いていたとは思うけど。
>坂の多い地域での約400部という配達部数をどう見るべきなのだろうか。これだけの情報では何とも言えないね。住宅密集地であり、かつ朝日や読売のように購読者が多い新聞は、たとえ平場であっても400部なんて大したことない。逆に農村などで産経のような購読者の少ない新聞を400部配ろうとしたら、時間がいくらあっても無理。1部配って数十~数百m走るの繰り返しで、百部配れば朝がくる地域もある。
現在日経の奨学生です。僕の区域も全部合わせるとゆうに500部を越します。バイクですが時間指定などが厳しいので、昨年三回事故に遭いました。順路は逆走、歩道走行も当たり前として組まれている場所も多いのです。労働時間も最低で一日7時間(朝4、夕方3)ぐらいで多い日は半日近く働いていることもすくなくありません。それでも月9万ちょっとの固定給です。なかなかやめれないし学校にもきちんとヵよえません。
新聞奨学生やら無くても学校に行けるぐらいの余裕などこの国にはあるのにまったくおかしい話です。新聞奨学生をやらなくていいようにするのがどうしてできないのかといつも私は思います。住むところは劣悪なところが多いですし本当に頭にきています。なぜこの豊に国で新聞奨学生をやらなければならないのかやらなくてよくなるにはどうしたらいいのかこの根本的なことが無い限り私は何も解決しないと思いますがいかかでしょうか。
女性で平場400部は厳しいね。日経は一番ラクと言われていたが、店舗によっては大ハズレの場合もあるんだな。でも入ってみないと分からない。これからの人達は最終最後の手段として、新聞奨学生を選択すべきだろうね。
奨学会は現場の実態に気付いていながら、勧誘する奨学生にはそのことをあえて隠して、あくまでパンフレットに書かれた仕事内容しか説明しない。なぜなら、勧誘した奨学生の人数が多いほど自分の成績にも付くし、新聞店から紹介料も貰えるかららしい。なかには平気で嘘やいい加減なことを言って勧誘する悪質な人もいるので、これから奨学会へ入会しようと思っている人は気おつけた方がいい。
僕も毎日で奨学生をしていましたが、休みが1日もない為、午後の必修授業は夕刊と重なり全く履修できずに落としてしまった。奨学会は4週6休で学校にも奨学生に対応した時間割を組んで貰えるように頼んでおいたと聞いていたのに。また、年に2回貰えるはずのボーナスも店はくれなかった。
国の責任といいましたがこれをやらない限り新聞奨学生制度はなくならないと思います。つまりこの制度をやらないといけないからあるのでありやら無くてすむのなら自然と消滅していくと思います。もうすでに前にも書きましたが日経の奨学生の応募は定員を下回っています。しかしこの問題を見ていて日本の政治を考えざるを得ないと私は思っているのです。どうしてこの制度を使わなければ学校にもいけないのか考えてほしいです。
そもそも新聞奨学生は学生を応援する目的ではなく新聞配達の労働力確保のために始められたのだと思います。要するに普通に募集していては労働力が集まらないので奨学金とか食事つきとかいってやり始めたのだと思います。私もこういった実態を知っていたのならやっていなかったと思います。もっと国の責任で学生の支援(奨学金、住宅の確保など)を行うべきです。
内部告発するには、誰に言えばいいのですか? また、内部告発された日経新聞は反省しているのでしょうか? 誰か教えてください。
新聞奨学会は甘言広告で学生を釣るのはもう辞めるべき。学生を学生として扱えない新聞社・奨学会・販売店に未来は無い。現代の社会状況に合わせた適正な改善がなされない限りは新聞奨学生になってはいけない。貴重な人生がめちゃくちゃになってしまう。
続きですがあと日経は辞める(中途退職)人が少ないといわれていますが私の販売店でも今年辞めた人間が一人出ました。理由は学校との両立が不可能だとのことでした。この制度を使っても実は借金が大幅に残るということを知っていますか。学校の学費が高いためこの制度を使っても借入金ができてしまいます。それを卒業時に一括返済とは酷過ぎます。この制度を使っても学校の学費が払いきれないならやる意味ないと私は思います。
私は現在日経の新聞奨学生をしております。私の販売店の従業員の人が言っていましたが奨学生待遇がマシな日経でも学生の応募は採用定員を下回っていますつまりあまっています。一部の人は新聞奨学生制度の実態を知っているかもしくは親が出してくれるかのいずれかなはずなので申し込みが少ないと私は思います。もうこれだけ実態が知れてしまっては当然でしょう。こんな実態知ってやりたいと思わないのはまともな感覚です。
大学4年間やりました。かなりきつかったですが、企業への推薦状には感謝しています。すでに2社目に転職しましたが、2社とも大手です。ただ、卒業せずに辞めてしまった友人には全くいいように受け止めていません。実際、同期の奨学生も3/4が辞めました。辞めるならはじめからやらない方がいいかもしれないですね。
正直日経は給料は安いが全体的な奨学生待遇は一番マシだと思います。これは間違いない。朝日読売・・・特に産経毎日が酷い。ここの編集長が日経叩きたいだけで協調している点が大きすぎると思いますが・・・そもそも女性が自転車で配る方が辛いはず。なんだか無理やり「日経悪」にもっていきたいのでは。業界全体の問題でしょうこれは。
私も新聞奨学生はやっていますが以前は別の全国紙のところでやっていたのですが体力的にきつくてやめました。その新聞は毎日新聞でしたがはっきり言って毎日新聞の新聞奨学生はやめたほうがいいです。私は今のところでは当たり前の有給休暇でも毎日新聞の頃は有給休暇は一日も取ったことはありませんでしたし取ることもできませんでした。
全く就職に意味がないとわ言いませんが、企業は中退奨学生ではなく、すねかじりでも卒業生を採用しますよ。現に、大卒以上で受験資格すらなし。これが現実。
その後、公務員や大手企業を受験しましたが、履歴書や職務経歴書に奨学生経験を書きましたが、採用にはいたらず現在は契約のままです。
もう辞めてからかなりたちますが、あえて違法就労店の実名を出しました。苦労してもらえる奨学金を懐に入れる河野所長に天罰を、そして厳罰を下していただきたいです。
私は販売店店員に殴られた。所長は悪かったと、50万もらえる奨学金を20万しかよこさない。朝日新聞舎人販売所勤務。所長は河野。この無念を何とかして。
私も400部近く配っていました。事故にも遭いましたし精神的に病んで病院にも通いました。異常でした…でもやり遂げたおかげで就職には困りませんでしたし社会的評価も高いです。大学卒業後の長い人生を考えるとやってよかったと思っています。バイトでも十分に稼げる賃金ですが、私は精神的にすごく鍛えられました。…ただ、労災を認めないのは言語道断です。卒業生で誇りを持って生きている人の気持ちは裏切らないでほしい。
いくら見返りが妥当であっても社会的にやらせてはいけない仕事、やらせてはいけない仕事量というものはあります。仕事とは、某人材派遣会社の言うような「自己責任」だけでは済みません。
自動車の任意保険と同じく、労災保険も「メリット制」なんですね。その後、何ら進展は無いのでしょうか?
さらに続きです。家計的に東京の大学への進学が無理な地方在住の受験生に対し、勤務過酷な新聞奨学生制度の活用を勧めるのではなく、低所得家庭の子息に配慮した国立大学の入学金・授業料減免制度の活用を勧めることを高校の先生(特に進路相談担当の先生)にお願いしたいです。国立大学にそういう制度があることが意外と知られていません。経済的な理由で進学を諦める人が一人でも減りますように。
さらに続きです。もし読者の方で東京の私大に行きたいけれど、家計的に無理な受験生がいたら、地方国立大学を目指すことも考えたほうがいいと思います。東京の私大に勤務過酷な新聞奨学生をしながら通うより、家賃、物価が安い地方の国立大学にバイトしながら通うほうが、生活は苦しいながらも勉強とバイトの両立がしやすいです。
続きです。東京の予備校の学費、進学後の私大の学費をあてにして東京で新聞奨学生になりましたが、帰郷してから志望を地方国立大に変更し、なんとか合格できました。今思えば、貧しい家庭なのだから最初から地方国立大学を目指せば良かったと後悔しています。高校の進学資料室で新聞奨学生のことなど知らなければ良かったです。
私は20年程前、浪人時代に東京の予備校に通うために地方から上京し、某新聞奨学生として東京で勤務しました。広告差込作業、朝刊配達、夕刊配達、集金と勤務が極めて過酷で常に睡眠不足、また、ひどく疲れており、予備校に通う気力、勉強する気力も失われていました。また、周りには勉強時間をろくに確保できないままにずるずると三浪、四浪している人がたくさんいて、このままではダメになると思い二ヶ月で帰郷しました。
◆労災隠しは犯罪です。労災隠しで送検される場合、労働安全衛生法第100条という法律です。「労働基準監督署長は、この法律を施行するために必要があると認めるときは、事業者に必要な事項を報告させることができる」というものです。この条文に基づき、「死傷病報告」という事故の報告書を提出しなかった場合、50万円以下の罰金が課されます。両罰規定で、法人も対象になります(=社長本人と会社も罰則を受ける)。労災隠しとは、具体的には、「死傷病報告」の届出を怠った点が問題にされます。
驚きました。社会の不正を暴くべき新聞社それも言論の自由公正を掲げている日経新聞社が、自社販売店の奨学生の労働実態を把握していないどころか感心すら示さないことにです。雇用は各販売店の問題だから、奨学会の雇用条件から逸脱しても関係ないのでしょうか。唖然とします。他の不正は暴くが自社傘下の不正は知らん顔?日経新聞の看板での専売所ですよ。関係者の方は内部監査を実施して自らを正すべき事案だと思います。
小勝さんのコメントは「奨学生制度は、一種のだまし」という事ですが殆どが黒藪氏の記事で事実関係が判り難いですね。400部程度が問題なのか?数回に分けて取りに帰れば問題は無い。(時間的は別)また膀胱炎は病院の問題。奨学生の労働力の搾取-労務管理-奨学金制度の問題なのか。ps.日経赤羽西部店のHPのブログの小勝さんのコーナーは、当時の内容的には黒藪氏のニュアンスとは異なるように思えます。
9/11元奨学性の方。記事をよく読みコメントして下さい。この記事は女性だから楽な仕事にという記事ではなく販売店の危険回避・安全確保という労働の基本的な問題提起です。根本的な労働条件の違反を告発してるもので男女間の仕事内容ではない。貴方の言う同じ賃金、その賃金自体が不当なもので男女差別以前に学生差別。そういう男女差別的発言は人の気分を害しますし勇気を出して問題提起してくれた方に非常に失礼です!
よほど体力がなければ、基本的に女性には無理な仕事。と言うかいい迷惑。性別に配慮して楽な配達をさせるとか、賃金同じなのにそれこそ差別。
>>現役受験生さんあまり薦めたくはないですね。朝夕拘束されますし、専売所によっては労働環境や条件にかなりの開きがあります。少ない部数の所でも、拡張団が入って契約上のトラブルになる事もあります。また前任者がリタイヤした所では集金不良もありますし、精神的に疲弊します。休みが極端に無いですしね。
二十数年前、浪人の身で日経奨学生を一年間経験。名目は独学。当時、所長と主任の下に奨学生が15名。専業なし。健康保険や雇用保険、源泉徴収の詳細はわかりません。保険証は遠隔地保険証(つまり実家の扶養家族)。一年後、大手町の本社で三十数万の奨学金を受け取って帰郷(宅浪を経て、翌春進学)。90年代に黒藪さんのルポを読むまでは、私の青春グラフィティでした。再販、押紙、奨学生問題等は、後付の知識になります。
せっかくですから、契約書(金銭貸借)の写しを公開したらいいです。遅延損害金は朝日が10%、毎日5%。もちろん辞めた場合は一括返済が原則です。労働条件のウソに育英会にあるまじき行為です。
筆者です。引き続き、奨学生の問題を調べています。下記まで情報を提供ください。xxmwg240@ybb.ne.jp
友達から教えられて知って、私の家が母子家庭で少しでも親の負担を軽くしたいと思い、やろうと思っていたのですが、この記事と皆さんのコメントを見て思い止まっています。新聞奨学生の方々にお聞きしたのですが、これからやろうと思っている学生にこの制度を勧めたいですか?
追記いたします。配達部数400部自体は、「異常」と即断言するのはどうでしょうか。都内でしょう? 朝日新聞が入っているのなら、ふつうにそのくらいはいくんじゃないでしょうか。
男性ならともかく、記事のような、坂道の多い区域を、女性に50CCのバイクで400部も配らせるのは無謀でしょう。自動二輪免許をもっている男性に、80CCのバイクで配らせるべきだったのでは。女性で朝刊400部の奨学生というのは、聞いたことがないです。また労災隠しなど違法行為は言語道断。新聞奨学生制度の労働条件改善のためにも、大いに内部告発していったほうがいいでしょうね。
都内で1年ほどしていました。サービス残業に加え有給も無しでした。社会経験のない学生に「日曜日の午後と休刊日の午前を1日として有給とする」等の虚偽の説明をして有給がありませんでした。それを指摘すると、怒号を飛ばす、奨学会も含め虚偽説明を繰り返す状態だったので最終的に労働基準監督署に申告しました。実労働時間のタイムカードのコピーや毎日メモを残すなど証拠があれば効果はそれなりにあります。
「労災申請」は雇用主に労働基準法で義務付けられています。「労災認定」は労働基準監督署が決めます。販売所所長が「労災申請拒否」してるとなると、「労災隠し」の労働基準法違反です。「労災申請」は個人でも可能です。管轄する労働基準監督署に通告すれば、販売所は徹底調査され、所長は検察に書類送検です。
都内で250ほど配ってました。それでもチラシ入れを含めて3時間かかってました。集金と縛りもやってましたが、結局、学業がおろそかになって卒業できませんでした。正直奨学生はおすすめできる物ではないです。途中でやめると学費の返還もしなきゃならないし、パンフに書いてる事もあてにはならないです。
僕のときも、400くらいあったと思います。ただ、店主が集金をさせないで配達のみにしてくれたので2年はやりました。冬の雨の日なんか軍手もできず、つらかった。入るときに偉い人に「キミたちは毛細血管」と言われたのが印象に残っています。朝は道路の真ん中に標識がおいてあったり、いろんなことがありました。でも時間の拘束という点では夕刊がきつかった。サークルとか何にもできなくなってましたから。
きつい配達だけなら、まぁ若いから大丈夫と思いますけど、集金とか勧誘とかは学生の仕事じゃないですよね。友人も体壊して帰って来たよ。
浪人時代にやっていました。部数は250でしたが、横につながる廊下が無い団地が中心で、4階まで階段であがってはおりの連続でそれはそれはきつかった。集金と勧誘は無かったので、労働条件として劣悪というほどでは無かったけれど、「奨学生」とは呼べんよな、と今思う。
件数に関しては特に…平気で400件以上は配ってたし、Aの時は本紙+スポーツ紙+経済紙+地方紙で配ってたので、あんまり。2時間程度の配達だったし。男女の違いで感度が違うかもしれませんが。
どこも同じですよね…。私は関西でしたが300を越える位でした。他社の配達ノルマは当然回ってきましたし、かなりきつかったのを覚えています。学業との両立なんていうのはプライベートを全て犠牲にしてやっと達成できるかどうかという感じでしたよ…。
息子が新聞奨学生ですが、あまりに労働条件が雇用契約と違っているので、近く労働基準監督署に、クビを覚悟で出向きます。記事は大変勉強になりました。
都内なんて奨学生か外人さんが配らなきゃ、やってけねー店ばっかじゃんか
労災拒否はさすがにまずい。販売店が悪い。朝日を配達云々ってのはそれを否定すると朝日と読売以外の販売店は無くなるよ。日経とか毎日、東京新聞を選べばどこだってそれはある。
地域的にもよるけど、400部だから大変とかいう考え方は間違い。ビル・マンションや企業の数で大きく変わるし。都内港区では1人で1000部前後配達してる人もいるはず。配達時間で見るべし。
しかも食べても食べなくても食費は引かれますから、手取り5万程度でした。(かれこれ20年近く前)そこから昼飯分を除くと、ほとんど残らない状況です。広告の量(チラシは販売店の収入源)も多かったし量的には新聞とチラシが半々でした。
自分の場合は300程度でしたね。都会という土地柄、帰宅時間の遅いリーマンもいるし集金業務も9時以降になる事もある。9時以降に100万近い大金を抱えて出歩くのは怖いですよ。しかも3時4時には朝刊配達で専売所に向かわねばなりませんし、睡眠時間も不足しがちです。地区によっては集金不良で前任者が逃げた所もありますしね。
朝刊が各紙合計で400というのは別段多いとは思えません。ましてや日経はチラシが入らないので経営的に言えば一般紙を配らないと赤字になります。それに日経は他紙よりも学生の待遇はマシです。M新聞などはもっと悲惨です。ただ本社は相当腐ってますけど・・・
私も新聞奨学生でしたが、400部は異常です。しかも日経は分厚いですし・・・。ただ、すべての新聞社がこのようなムチャクチャなことをしているわけではありません。私が勤めていたS新聞社の場合は朝刊200部強、夕刊120部強で、週二日分の休日もちゃんとありました。
記事にコメントしましたが、改めて読んでみてやはり販売店に行き過ぎた点があったと思います。人手不足のおり、販売店にも言い分はあると思いますが、学生の間は奨学生を辞めることができない立場につけこんだことは明らかです。奨学生に限らず労働条件は改善されてはいません。今回のことは氷山の一角だと思います。
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