オーマイニュース、全社員に解雇通告 「ニュース」の看板降ろす
4月に移転した新オフィス。その頃には既に不穏な空気が流れていた |
- Digest
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- 大企業体質、既存マスコミ体質そのまま
- 20万人デモの韓国、「シカタガナイ」日本
- 300円で修正に応じる訳がない
- 「なんだよ、鳥越さん、元気じゃん!」
- 市民記者登録が増えても広告価値は上がらない
- 経営が分かる人に引っ張ってもらわないと
- 企業のマーケティングサイトに
2008年5月、オーマイニュースの全体会議で、約20人いた社員全員が7月末付で解雇されることが経営側より通告された。元木社長自身も更迭され、実質的な親会社であるソフトバンクが送り込む新社長、小宮紳一氏のもとで経営再建を目指すことになった。
賃金カットを受入れた少数が再雇用され、9月のリニューアルに臨む。編集部門で残ったのは、もともと正社員ではない平野日出木編集長や、韓国Ohmynews出身の朴哲鉉記者ら4人だけ。営業、事務、情報システム、デザインなど含めた会社全体でも社長以下10人弱に縮小した。事実上の親会社であるソフトバンクの意向による、抜本的なリストラ断行だった。
同社は4月に、本社を真新しい港区東新橋のオフィスに移転したばかりだ。その前後から「いよいよマズそうだ」という空気があったが、せいぜいタイアップ広告を増やすといった打開策しか出ず、行き詰まっていたという。予感があったためだろう。「解雇通告にも、そんなに怒っている人もいないようでした」。出入りしていた関係者はそう語る。
解雇通告から3ヶ月を経た現在、4600人以上いるという市民記者には、こうした事実は何も知らされず、サイトでも平静を装っている。これまで原稿料1本300円というボランティアで新メディアに参画してきた市民記者に対して、説明不足ではないのか。弊社も、オ・ヨンホ社長の求めに応じてオープン当初(2006年8月)から2007年7月まで1年間、同じmynews媒体として記事も提供し、応援してきた。創刊に寄せて、「個人基点のジャーナリズム育つ場に」でも、エールも送っている。
経営が行き詰まった理由は何なのだろうか。そこで、創刊時から参画し今や編集長という責任ある立場にいる平野日出木氏に取材を申し込んだが、リニューアルオープンまで取材を受けないという。だが、ネット時代はそういったクローズドな情報管理は通用しない。
匿名を条件に様々な関係者を取材すると、まさにこの閉鎖的な既存マスコミ体質、そして大企業体質が行き詰まりの一因であることも見えてきた。
大企業体質、既存マスコミ体質そのまま
「うちは、完全に大企業体質ですよ。マスコミ出身の人が多いからだと思いますが」。実際に解雇通告を受けた1人は、そう断言した。たった20人の会社なのに、現場は経営陣が何を目指し、何を考えているのか、全く分らない状態だったという。
「経営の数字、たとえばアクセス数の目標なども共有されていませんでした。経営については、韓国で社長のオ・ヨンホさんが考えてくれているんだろう、くらいに思っていた。上層部がソフトバンクと何を話しているのかも分らない。元木昌彦社長に代わってから『エムプロ』という実験メディアが始まりましたが、それがどのように経営の好転につながるのか説明もなく、元木さんの独走でした」
現場の全体会議とは別に、ソフトバンクから送り込まれた取締役らが元木社長と経営会議をやっていたらしいが、現場へのフィードバックは何もなかったという。
そもそもベンチャー的な新事業が、大企業、大マスコミ体質の人間や組織のもとで成功するわけがない。ただでさえ少ない頭数なのだから、全社一丸となって知恵を出し合い、現場のフィードバックを速いサイクルで経営方針に生かすことが必須となる。だが、上層部にそのようなキャリアを持つ人間は皆無だった。
現編集長の平野氏は私の日経時代の上司であるが、典型的な中間管理職タイプだ(だから今回のようなリスクのある取材は受けない)。鳥越、元木と歴代の編集長2人も、大マスコミのなかで編集長まで勤め上げている。
大企業は社内で階層を作り、上の人間ほど情報を独占したがる。経営は経営、編集は編集で、編集のなかでもトップダウンで物事を決める。下の人間は黙って自分の担当範囲だけやってろ、という「縦割り、かつピラミッド組織」のカルチャーだ。
私が在籍していた日経新聞の部長は、上層部の連中が出る会議に出席し、そこで得た経営情報(部数とか情報システム投資がどうとか)を、部会でヒラ社員らに報告していた。報告事項などメールでやればよいのであって、議論をしないのなら時間の無駄。部会で意見を求められたり議論になった記憶は一度もない。これがマスコミ体質である。一言でいうと軍隊で、実際、記者は「兵隊」と呼ばれていた。軍隊で、一兵隊が上官に意見を言うことは許されない。
たとえ軍隊組織でも、トップが天才的に優秀な経営者ならば、うまく機能する。また、既に新聞社のように過去の蓄積で利益を生むビジネスモデルが出来上がっている場合は、あとは遂行するだけなので、軍隊組織でも回る。
だが、日本で過去に成功例がないmynewsメディアを立ち上げるとなれば、まさに針の穴に糸を通すような経営が求められる。だが、日本に常駐しないオ・ヨンホ社長が、その役割を任せたのは、既存大マスコミ人の象徴的存在ともいえる鳥越俊太郎氏だった。これが失敗の序章だった。
20万人デモの韓国、「シカタガナイ」日本
創刊時の編集長に就任した鳥越氏は、その人脈と知名度を活かして、確かにPRを頑張った。『ニュース23』など複数の地上波テレビに密着ドキュメントを撮らせ、スポーツ紙や週刊誌にも盛んに登場し、市民記者登録を促した。3千万円とも4千万円とも言われる年俸も、広報予算と考えれば高くはないかもしれない。
だが、同時に「オレだったら10年暮らせるよ」などと業界内では不釣合いな高さが話題になっていた。まず、私財を投じる起業家とは正反対で、雇われ編集長の鳥越氏には金銭的なリスクが一切なく、テレビや大学の仕事も辞めないから、専従ですらない。客観的に見ると、「おいしいバイト」感覚だ。やり遂げる覚悟を最初から感じさせるものではなかった。
その一方、メディアの肝となる記事を書く市民記者は、原稿料1本300円であり、一部の「お人よし」を対象とした、完全な搾取モデルだった。経営資源の配分がアンバランスなのだ。
ウェブの世界の特徴は、フラットであることだ。誰が書いたかではなく、何を書いたか、がより重視される。にもかかわらず、知名度の高い人間をトップに据えて経営資源(カネ)を重点的に投入し、記者が書いた内容に対しては300円。
「韓国での成功モデルをそのまま持ち込んだ」と言うが、それは韓国と日本の違いを何も考慮しておらず、事前に分っていたことだ。詳しくはオ・ヨンホ社長も「ハングルに翻訳して熟読した」と言っていた、「日本市場で成功するには 『オーマイニュースの挑戦』 」に私が3年前に書いている。
要するに、政治的な背景が180度違うのだ。最近の状況でいえば、韓国では6月10日にBSE問題を発端とした20万人の反政府デモがあった。Ohmynewsはじめ、市民メディアは、現場から映像をネットで生中継した。彼らは政治や思想の自己表現として自主的に報道するから、原稿料など払わずとも勝手にタダ働きする。それをネットで見る人も大勢いて、そこに広告を付け、記事を雑誌に転用して広告をとれば、売上が立つ。これが韓国で当初のオーマイニュースが成功したビジネスモデルだった。
仮に日本で同じように、NHKが「日本人の遺伝子はBSEに感染しやすいらしい」と報じたとして、このようなデモに発展するかというと、その可能性は皆無だと断言できる。ウォルフレンのいうように「シカタガナイ」と諦めるのが日本人の特徴だからだ。時代背景としては、全共闘時代なら可能性があったが、日本はもう、2度とあの状況にはならない。
300円で修正に応じる訳がない
300円では交通費にもならないから、手弁当・持ち出しでのボランティアになる。当然、編集部にコントロール権はない。
「市民記者のかたに、ここを直してください、再取材してください、とお願いしても、怒り出す人が多かった。そのままプツっと連絡を絶つ人もいた。韓国では、もともと市民団体向けに新人記者養成プログラムの講師をしていたオ・ヨンホ氏が始めたから、市民記者がある程度育っていたんでしょう」。ある関係者は市民記者とのやりとりを通して、そう感じたという。確かに記者は一朝一夕には育たない。
そもそも、それ以前の問題として、原稿を「市民記者だから」と300円で書かせておいて、編集部だけはマスコミ並みにデスクが年収1千万円、編集長が3千万円、という搾取モデルが社会通念上、許容範囲なのか、という問題が根本にある。
MyNewsJapanでは1本あたり最低4万円と、オーマイニュースの100倍以上を記者に支払っている。4千字で4万円なので、紙メディアと比べても遜色なく、ネットメディアでは最高水準だ。記事がメディアの肝であり商品なのだから当り前であって、さらに上げる計画がある。
オ社長には、2005年12月に、これら私の意見は伝えた。既存のマスコミ人にはネットメディアはできないこと、日本と韓国は状況が全く違うこと。記者クラブや大企業と戦える人でないとダメだ、ということ。だが、オ社長が選んだのは、日本記者クラブ賞を貰っている鳥越氏だった。
「なんだよ、鳥越さん、元気じゃん!」
体調不良を理由に退任したものの、今では連日、元気にテレビ出演する鳥越俊太郎・初代編集長。社内では「なんだよ、鳥越さん、元気じゃん」の声も |
予想どおり、鳥越氏は、毎月、莫大な額の赤字が積み重なるなか、体調不良を理由に半年で欠席が目立つようになり、オープンして1年も経たない2007年6月、あっけなく辞任した。
「辞めたあとでも、テレビに普通に出ているし、『なんだよ、鳥越さん、元気じゃん!』という反応は、社内でも多かったです
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サイトリニューアルのお知らせ
ネットメディアの収益モデル。企業からカネをとるモデルにおける成功条件はおおむね見えてきている
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震災後に喜々として政治活動を再開し始めた全共闘世代の著名人を見たら、彼らの世代がいかに狂気の世代だったか分かるでしょう?つまり筆者が好意的に書いていた韓国もそういう時代なんですよ。
ペンの力www
2008年の記事。温故知新。
今、改めて読んだけど、まあ、そうだよな…
www.mynewsjapan.com/reports/897
MyNewsJapan
◎オーマイニュースからOh!mylifeへ
"デモに発展するかというと、その可能性は皆無"大体面白いけどなんか違うよね。感性として。デモの代わりにオーマイがあるとか考えないんだな。 / 全共闘の戦い方がベスト…?今を見てみろ。別に良くなってないぜ。
「市民記者は原稿料1本300円」「完全な搾取モデル」一方、はてなユーザーは百円足らずで人力検索に丁寧な回答を書いた。っていうか書いている。
webが嫌いな鳥越氏を置いて、webで何が必要とされてるかを考慮した展開ができるとは思えないんだが。
成功する要因がない・・・・
マスゴミシリーズ
オーマイニュース、全社員に解雇通告 「ニュース」の看板降ろす
マスコミはベンチャーに向いてない?
解雇通告にも怒る人いない、ってもうそんなんで怒るような人はとっくに抜けた後だったんだろうなあ。ほんとにだめな会社って潰れるときも後手後手で当日に解散とかほんとに言い出したりするらしいからな。俺も気をつ
そうかい、こりゃ大変だ・・・
〈今年5月には社員全員が解雇通告される事態になっていた〉〈3ヶ月を経た現在、4600人以上いるという市民記者には、こうした事実は何も知らされず〉ほえええ。
うわ、あの駄記事郡に300円も払っていたのか!そりゃ経営を圧迫するわ!!
終了だそうです
【4600人以上いるという市民記者には、こうした事実は何も知らされず、サイトでも平静を装っている。これまで原稿料1本300円というボランティアで新メディアに参画してきた市民記者に対して、説明不足ではないのか。】
オーマイニュース、全社員に解雇通告 「ニュース」の看板降ろす
オマニュについては激しく同意。しかしあまり知名度のないMyNewsJapanが言ってもなぁ、という感想。
想定内ですか
//確かに報酬が安すぎる。一時的なら通用するだろうが、恒久的なビジネスモデルではない
最後の最後まで"大企業体質"は変わりませんね→「.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。」
潰す決定にいたるまで2年も引っ張ったという決断の遅さ。
必ず失敗するとは思っていたけれど、聞けば聞く程酷い話。マスコミ人は、頭古すぎなんじゃないの?
市民記者は原稿料1本300円、一部の「お人よし」を対象とした、完全な搾取モデルだった。経営資源の配分がアンバランス。MyNewsJapanでは1本あたり最低4万円、オーマイニュースの100倍以上を記者に支払。4千字で4万円
鳥越みたいな、ネットを半ば敵視しているような人間を旗印にした理由がいまだにわからない
オーマイニュース、全社員に解雇通告
あまり興味なかったし、へー、という程度だけど。 んー、痛いニュースなんかが、韓国で言うオーマイニュースとかに近い立ち位置・役割になってるんかね。
「.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。」←コレっすよ
「ソフトバンクが6億9,300万円を投じ」か。すごい予算設定だったのね。
オーマイニュースって一度も見たこと無いが、終わってしまうのね。
元社員、解雇通告ネタにしてオーマイニュースNEO立ち上げればよかったのにな。
ジャーナリズムをビジネスとする仕組みを考え直さなければならないのかもしれない
洩れてくる内情が酷ければ非道いほど、じつはここ2年こそが理想の時代だったのだとわかる。まがりなりにもネットジャーナリズムとやらに夢や可能性を託せたのだ。いわゆる「信用バブル」とやらの頂点。
四万円
結局一度も見たことが無い気がする。/「企業とのタイアップを深める『Oh!mylife』へと衣替え」…企業とのタイアップ=lifeってことか。自力の企画が無いとこの先も厳しいだろうねぇ。所詮他人事なので頑張ってください。
そんなサイトもあったな
記者原稿1本300円。格差を憂う左翼貴族による搾取構造の典型例。鳥越を雇わなければ相場の稿料を払っても1000件良質な記事を書いてもらえたろうに
"日本に常駐しないオ・ヨンホ社長が、その役割を任せたのは、既存大マスコミ人の象徴的存在ともいえる鳥越俊太郎氏だった。これが失敗の序章だった。"
既存マスコミの代替えとして、市民により発信されたニュースをウェブサイト(媒体)運営会社によって権威付けしようとした試みの失敗。もう一工夫必要
かくしてあらゆる試みは自爆し、跡には冷笑的日和見主義のみが遺される。勝者なき国ニッポン。
OhtaiNewsはまだ看板を降ろさないよ。“おでん屋みんなが記者だ オータイニュース”http://taikichido.livedoor.biz/
「MyNewsJapanでは1本あたり最低4万円と、オーマイニュースの100倍以上を記者に支払っている。4千字で4万円なので、紙メディアと比べても遜色なく、ネットメディアでは最高水準だ。」
「2chはゴミため」とか偉そうなこと言ってたよなぁ。
むしろ「よく2年ももったな~」という感想w
記事を書いている一番重要な「記者」を「市民記者」という名でただ働きさせてるんだから、そんなシステムが長く続くわけがない。しかもそうして金をケチっているのに赤字で終了というちぐはぐさ。
まさに「やっぱり」だね。「2年の迷走を経て」ってくだりが笑える
オマニーwwwww
そもそも名前が悪い。志というか、既存のジャーナリズムに一石投じてやろうという気概すら感じさせないこの名前では、こけるのは時間の問題だったと思います。
「シカタガナイ」と諦めるまえ、もう少し事実に即した記事を書かせる努力から始めるべきだったのでは?
トニオくん元気かなー?
→創刊時早大で開かれたシンポでの関係者の発言の時点から編集丸投げ(人任せ)感があった。鳥越氏の年俸は、この記事の情報より高額だと仄聞しているが如何に
既に懐かしい兄弟喧嘩。→http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/10/news052.html
鳥越俊太郎さんうまく儲けたね。
MyNewsJapanの宣伝記事じゃね?
構造改革って大事なんだな!
軍隊を模した組織とビジネス うーん、軍人の経験が無いからこそ、軍隊に憧れるのか、男の子は
近頃はネタ供給装置としてすら機能してなかったものなぁ。最初から成功の香りなんかしてこなかったわけで。いや、成功の定義すらされてなかったのでは。
内部告発文を近々書く予定があるので、参考にする。
鳥越さんがプロらしい仕事してるところ見たことないからなぁ。殆どジャーナリスト風芸人という位置づけ。マスゴミなんて罵ってる連中がいっぱいいるネットで彼を使ってもショウガナイヨネ。TV向きの人。
オーマイニュース、全社員に解雇通告 「ニュース」の看板降ろす MyNewsJapan
ざまぁとしか言いようがない
下手に既存(利用者多数)コミュを批判したせいでイメージ悪くしたし、批判内容のせいで、違いが「匿名かどうか」くらいにしか認識できなかった。本当はセミプロ記者が欲しかったのかな。趣旨説明の段階での失敗。
なんか既存日本ニュースメディアの常識をそのまま持ち込もうとして失敗したというような印象しかないんだが。/『全共闘世代なら可能性があった』というのは、今ではもうたちの悪いジョークでしかありません。
開始当初の物凄いぐだぐだ感醸し出してた頃が懐かしいけどまだあったのね
日本ではアンチ2ちゃんの流れでしかなかったし。立ち上げ当初から指摘されていた問題が何一つ解決せず終わった。
改称第一報の時、撤退宣言とコメしておいたのだが…実質倒産宣言だった・・・
早かったな(笑 ネット上で運営するのにネットを味方につけれなかったのが敗因だべ
大変だね。
1ch.tvと既視感
スジの悪い記事が多かったしね
ソフトバンクが6億9300万円投じ、鳥越俊太郎編集長で2006年8月開始したオーマイニュース。2年迷走後7月末付社員全員解雇、少数再雇用。市民記者原稿300円、編集部はマスコミ並デスク年1千万円、編集長3千万円の搾取モデル
オープンした年から懸念されていたことがついに現実に。cf.http://www.h-yamaguchi.net/2006/09/1_77cc.html
ついに公になったかー。この先もじり貧だと思うんだけど、どうすんだろ。/平野日出木編集長は残ったのか。彼も責任の一端を担っていると思うんだけど。
大企業体質とベンチャーの相性の悪さ。
検索してみたが、市民記者の生の声は見つからなかった。
鳥越さんが儲かっただけなのかな
記者個人の思い入れが強い記事、概ね共感できる。社内の何人かと多少面識がありますが、腰の重い編集部と新聞の投書欄程度の記事では、読む価値もなく、Y!やLDへのトピックも提供できていなかった。失敗は必然。
違う意味でも炎上しちゃったか。
オーマイニュースがオーマイゴットになっちゃった。
まだあったんだ!という印象/鳥越さんに辞められた後、新たな広告塔を見つけられなかったのも一つの敗因でしょう
もうすでにはてなど沢山のブログサービスがあるのにわざわざめんどくさそうな所で記事を書く意味がわからない。/全共闘時代なら可能性があったが>( ̄w ̄) ぷっ
JANJANとLDPJとツカサネット新聞は続いているよなあ
Oh!myGod!
「軍隊組織でも、トップが天才的に優秀な経営者ならば、うまく機能する。また、既に新聞社のように過去の蓄積で利益を生むビジネスモデルが出来上がっている場合は、あとは遂行するだけなので、軍隊組織でも回る。」
創立当初シンポやってたな。鳥越さんが「とにかく市民記者になって記事を書いて下さい!」とか言ってる中、呼ばれたゲスト達はみんな「えー、書きたいことはブログに書くしー」な反応で、失敗を確信したものだった。
新しいことを始めるには自分の育ってきた環境を捨ててみることから始めないとだめか。
やっぱり潰れたか、というだけの感想しかない。最初から失敗が見えてたでしょ。大メディア体質が失敗だったって言ってるけど、それ以前の問題だったと思うんだが。
うまく経営すれば成功する余地はあるかも。
それ以前の問題として原稿を「市民記者だから」と300円で書かせておいて編集部だけはマスコミ並みにデスクが年収1千万円、編集長が3千万円、という搾取モデルが社会通念上、許容範囲なのか、という問題が根本にある。
『NHKが「日本人の遺伝子はBSEに感染しやすいらしい」と報じたとして、このようなデモに発展するかというと、その可能性は皆無だと断言できる』 それはニュースがウソだからじゃ?毎日変態新聞問題は?
オーマイニュース失敗の原因。大企業体質、既存マスコミ体質そのままだという指摘は参考になった。「シカタガナイ」は例えばWaiWai問題を見てると違うと思うけど。
そう言うマイニュースジャパンも、「健康」を隠れ蓑にしたマルチ企業の手先なのでは? 参考: http://beyond.2log.net/akutoku/topics/2007/0128.html
ニュースが取れたらスパゲティブランドになるのかと思った。/成功ビジネスモデルとして韓国オーマイニュースが長く語られてきたが、日本の場合ギャラと社会への情熱が低いから駄目だってことか
ちょっと思うのは、韓国には2ちゃんねるみたいなサイトはなかったのかということ。日本の場合、2ちゃんねるの存在というのは大きいから。
オーマイニュースが社員解雇/なぜネットジャーナリズムは成功しないか/オーマイの記者がマイニュースの市民記者に申し込めばいいと思う。記事文面によると今よりももらえるよ。
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読者コメント
この一件を見るだけでも鳥越俊太郎という男がいかに信用に値しない人物であるかよくわかる。
7億弱もかけたのですね。鳥越俊太郎編集長は何事もなかったようにマスコミに登場しています。韓国の単なる物まねだったのですね。
西村氏や佐々木氏のようなネットリテラシーの高い人にトップを任せないと駄目であろう。
ネットの世界は、質の高さがすべて。質の高い情報が掲示される仕組みを考えなければ。
ザルのオーマイニュース・オーマイライフが、市民記者は全員住所を渡せ(晒せ)、と。実名と銀行口座だけでは物足りなくなったか。
金を渡した北朝鮮に個人情報まで流してる?
市民記者は公安に助けを求めるべきなんじゃねーの?
市民記者へのアプローチはその後もまったくなし。原稿料の未受領分があるのにどうなっているのでしょう。私の判断ではインターネット新聞からインターネット雑誌への切り替えだと思うけど、雑誌としてのスタイルもまだ出来ていない。1本4万円の原稿料なら死に物狂いで出稿します。
リニューアルオープンして10日。
先日「マネー以外のカテゴリも公開」とのお知らせが出たけど、マネー以外のカテゴリって何処見りゃいいの?
新サイト構築もかなり混乱しているようで...
「編集部は死ぬほど忙しかった」
今でも謎ですね。朴氏が家に帰れないほど忙しいと言っているのにその形跡がサイトに見られないし。
市民記者編集委員に「編集部は死ぬほど忙しかった」と "言わせた" 時には、既にオピニオン制度は無かったし、プロ記者の巣窟だったし。違う所をいつまでも掘ってるみたいな感じ? どんなに"忙しく"仕事してても…。 市民記者が成功を願ってどんなに頑張っても、編集長・編集部の人選から考え直さないと良くはならないだろう。
訂正2
×メディアリテラシー
○ネットというメディアのリテラシー
訂正
×命題があったのか、上からの指示だったのか
○命題は、上からの指示だったのか
すでにオーマイライフに移行するにあたって記者を辞めた人たちも多いようですが、そのままシフトしてとどまる市民記者たちに問いたい。
あなたがたはどこまで馬鹿にされれば気が付きますか?
失敗の一番の原因はメディアリテラシーに欠ける人選のみで突き進んでしまったことだと思います。
唯一救いであった佐々木氏を切った時点でこうなることは見えていたはずです。
そのことに今になってやっと気がついたのか、現編集長はオーマイというビジネスモデルが失敗した原因をすべて市民記者のせいにしようといていますね。
「他に誰もやってくれる人がいなかった」
これは興味深い発言ですね。
オ・ヨンホ氏はそもそも人選の母集団を誤っていたんじゃないでしょうか?
誰もいないから鳥越氏というのは運営コストから見ても?が残ります。
メジャー(一般的に認知されている)な存在でなくてはならないという命題があったのか、上からの指示だったのかわかりませんが、あったというのは間違いなさそうですね。
このコメント、今は全くの"仮説"に過ぎないけれど。ウラを取って記事にして頂ければ幸い…。
仮説はお嫌いですか?
PS.連投失礼しました。
編集部の中に「オーマイニュースが潰れては困る」と思う人が一人(おそらく一人)。韓国人の朴哲鉉氏。
韓国から日本に来た"オーマイニュース"を少人数で(といっても全員解雇&再雇用の後だからおそらく一人で)守ろうとしている可能性がある。編集部は、「編集部員は"快く"やめていった」などと言っているが、実質上の首切りで朴氏の同志が排除された可能性も高いのではないか。
そして、浪費した挙句、お金がなくなった編集長はここぞとばかりに言う。「やっぱり市民記者にニュースなんか無理だった。そしてその原因は市民記者にある。」
オーマイニュースなんか、もうどうでもいい、という感は蔓延してるけど。
引越しの必要不必要は私には分からない。だが、二年であそこまで老朽化したとは思わない。
多くの人が"オーマイニュース"に愛想を尽かせる現状は、シナリオ通りだろう。
お金が無くなった。もしそうであれば、オーマイの中に、"悪意をもって"お金を使った人を匿うべきではない。
市民記者の記事はお金にならず…編集部には経済観念がなく…それでオーマイニュースはお金に困ってる? それだけではないだろう。
オーマイ編集部の上層部のお金の使い方は、"お金がない生活"とはかけ離れ、市民記者のせい、とも言えるが、説得力に欠ける。それは散財を意図していたのかと。
編集長たちはオーマイニュースで遊び終わった。彼らは「"市民がニュース"など無理だった」という結論を、自分の口からではなく、他人の口・たくさんの人の口から出させたいのだろう。
編集長は自らオーマイニュースを潰しにかかる。ただし、出資してるのは自分ではない。…オーマイライフは、オーマイニュースとは主旨が全く異なるもの、と考えて欲しい。
オーマイ編集長は「物語力」という本を書いた。そこで(?)少々深読みする。
編集長は「市民記者をとても大切に思ってる」と(大谷氏その他に)言ってるが、実際には、自分たちの記事の隠れ蓑・緩衝材として使っている。市民記者にも誠実な対応は全くなく、市民記者のことも"4600"という数字としてしか見ていない。
既存のマスコミ体質ではwebどころか、今の社会でも上手くいくわけがありません…。全国紙も経営危機が囁かれているご時世、大マスコミも苦しい時代なのです。それなのに新メディアを騙りながら、事実は旧態依然のマスコミ様根性とは呆れてものが言えませんし、失敗して当然です。
記者登録していますが、先日から問合せのメールを何度送っても一向に返事が来ないので不審に思っていました。
サイトがリニューアルするというお知らせは来たのですが、いわば 『ステップアップを図る』 というような前向きさばかりをイメージさせる内容で背景にこのようなことがあったとは未だに何の説明もなく、信頼が持てなくなりましたのでこの機会に登録を解除しようかと思っています。
以前「創」に掲載されたオヨンホ氏インタビューは根の深い問題を表していた。「なぜ鳥越が編集長なのかと」聞かれたオヨンホ氏は「他に誰もやってくれる人がいなかった」と答えています。川端や九田などにも断られた模様です。鳥越を批判するのは簡単ですが、「では他に誰がいるのか」と言われると、なかなか思いつかない。人材不足という問題もあると思います。一部にある明確な代替のないオーマイ批判は違和感を感じます。
オーマイニュースどうなったのかなと思っていたところでした。韓国版オリジナルそのまま訳して欲しかった。
『Oh! MyLife』リニューアル後の原稿料ご案内
の記事を読んで噴いた。
質と意欲を求めるのに、原稿料は実質値下げ。
こりゃリニューアル後は劣化版AllAboutにすらなれないな。
本日たまたまここを見て驚いています。オーマイはサイトの立ち位置が示されておらず、最近とみに右翼的な発言が増えてきおり、読者としても離れようとしていたところでした。
この記事を読みたいがために、今、新会員になってしまいました。ご愁傷さまでした。最近の毎日事件も、根っこは同じですね。
週刊誌が作れなくなったら、趣味を失った編集部員は、全員辞任するだろうと思ってました。
…思い込んでました。
市民記者には実名で記事を書かせて、一本300円しか支払わないくせに、編集部は何千万も給料を支払っていたとは・・・呆れてモノも言えない。利益の配分が根本からおかしいとしか言いようが無い。
平野編集長のインタビューの中で、過去の発言について「明確な答えはすでにネット上にあります」と答えていたことがありましたが、結局誰一人として納得いく「答え」というものを見つけることはできませんでした。
編集長がこのようないい加減な言い訳をしているのだから、下が腐るのも仕方ないですね。
個人の名前で商売する、「個人事業主」的な方に編集長として組織運営の責任を持たせるのは難しいのではないでしょうかね。全ての「個人事業主」がそうだとは言いませんが。
最初から「自分の幾つかある仕事のひとつ」的な位置づけでしか考えないと思いますよ。まあ鳥越氏は確かに体調も崩されていたので、その辺の事情を斟酌するべきかとは思いますが。
私も昨年9月から約3ヶ月間、9本の記事をオーマイニュースに投稿して8本が掲載され1本が不採用でした。平野副編集長(当時)から「国賠裁判の原告であるあなたの一方的な主張はそのまま掲載できない」と言われ、書き直しの要請を断ったことがありました。
韓国社会でこそ通用する安直な経営ノウハウや運営方針は、ここ日本でも通用すると思ったのがそもそもの間違いだ。
格差論を叫ぶ鳥越さんが搾取側とは笑えますね
市民記者も淘汰されていくうちにレベルはずいぶん上がって独自取材する人も増えていたので、1メディア減るのは残念ですね。
オーマイニュースを中心に記事を書かせていただいております。記事にも書かれていますように、いまだに市民記者のみなさんには具体的なアナウンスはありません。7月は一時的に減った投稿も8月は増えてきましたというアナウンスはあったものの、リニューアルまであと半月というのに、何の音沙汰もありません。この渡邉さんの記事を拝見して、その背景がやっと分かりました。この先どうなるのか、見守っていきたいと思います。
日本人のシカタガナイも、これ以上社会状況が悪化するようなら、何時までもは続かないはずです。
オーマイの編集長が、元上司というのは何だか嫌ですよね。多分、MNJが注目を集めるのを恐れて、わざと日経の誰かが仕組んだのだと思います。企業はそういう汚い手口を使いますから。
ソフトバンクになら口利きしてイジれなくもないかもしれません。
同業企業の失敗は、MNJにとって微妙かマイナスの影響を与える話題だと思いますが、他人の振り見て我が振り直せで頑張って頂きたいものです。
記者からの追加情報
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