「守護霊」と「前世」の分析で強まった「見た目で言ってるだけ疑惑」
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守護霊と前世の職業。人類史上、もっとも多かった職業であるはずの第一次産業(農林漁業)従事者が、なんと1人も出てこなかったのが決定的に怪しい |
- Digest
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- 前世と守護霊は誰が視ても変わらないはず
- 霊能者3人とも「三宅の守護霊はクリスチャン」
- 霊能者2人が一致した6つのケース
- 見た目で言ってるだけではないのか
- 疑問①職業の偏り過ぎ -宗教関係者と戦士で49%―
- 疑問② 霊能者ごとの明確な傾向
- 「霊は光、見ている角度が違うだけ」という逃げ道も
今回の取材では、個人としての霊能者に能力があるかを検証するとともに、霊能者同士の鑑定結果を見比べることによって、霊界の存在を検証した。
スピリチュアルでは、一般の宗教と同じく、死後の世界を信じる。その“教義”をおさらいすると、人間の魂は、「あの世」から現世にやってきて、「守護霊」の影響を受けながら“修行”し、肉体を失って「あの世」に戻る。これを繰り返すことでカルマ(背負っている課題)が浄化され、魂が進化・向上していく。守護霊とは、自分が所属する類魂(魂のグループ)から“派遣”されてくる魂の兄弟のような存在を指す。なお、自分の前世が、守護霊としてつく場合もある(いったん類魂に溶け込んでから分霊するため)。
この基本的なフレームワークにおいては、霊能者16人全員(完全紹介制Nさんは対象外)が、大筋において、ほぼ異論はなかった。つまり、「前世」と「守護霊」という枠組みは、ほぼ共有されており、そもそも、その考え方からしてぜんぜん違う!と主張する者はいなかった。
前世と守護霊は誰が視ても変わらないはず
となれば、人が生まれ変わりを続けながら、現世では守護霊に守られつつ人生を送るというのだから、ある人の直近の前世や、ある人についている守護霊が、視る人によって全然違うはずがない訳で、もし違ったら、すなわち誰かが嘘をついている(または幻覚を視ている)ことの証明となる。逆に、3人以上が同じことをピタリと言ってきたなら、確率的にみて、まさにそういう世界があることの1つの有力な証拠となりうる。
第一章で述べたとおり、今回、我々が採用した仮説は、江原氏の唱えるもの。江原氏が唱える4種の守護霊(主護霊、指導霊、支配霊、補助霊)のうち、特に一番目の、生涯変わらないという「主護霊」を必ず聞くことにした。ほかは時期によって代わることもあるため逃げ道を与えるからだ。
前世のほうは、何百回(人によっては何万回)も生まれ変わるそうなので、一番直近の、今世に生まれ変わる直前(1つ前の)の前世を聞く、ということにした。これも1つしかありえないから、十分に検証可能だ。
霊能者3人とも「三宅の守護霊はクリスチャン」
進めていくなかで分かったことは、守護霊を4つのカテゴリーに分けて考えているのは、江原元弟子のMさんだけで、ほとんどの霊能者は「先祖霊と、それ以外(ガイドスピリット等)」は区分けするが、江原氏の分類法には、理解を示さなかった(これが能力不足によるものなのかは不明)。
そこで、そういう人には、守護霊全般でひとくくりにして聞いた。とにかく、守護霊というものがいるのならば、複数の霊能者から、同じ守護霊がどれだけ見えるのか、である。
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【下線が、甘い基準で一致した部分】![]() |
我々5人が16人に対して、のべ37回のセッションを行った結果をまとめたものが右記一覧表だ
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【聖フランシスコ・ザビエル(左)と三宅(右)】【フレディ・マーキュリー(左)と林(右)】【スフィンクス(左)と山中(右)】「見た目からの印象で言ってるだけ疑惑」が有力だ
書籍版が発売中→第2の江原を探せ!(amazon.co.jp)
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読者コメント
「自分の前世が、守護霊としてつく場合もある(いったん類魂に溶け込んでから分霊するため)」
とありますが、これは魂の独立性はないということですか。魂が分霊するならどんどん増えていくのですか。自分という意識体が2個に分かれてどちらも同じ記憶を持っているということですか
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