明治製菓 ガラパゴス市場でノンビリする社員たち
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B 不良企業予備軍 【生活安定型】 (仕事2.0、生活3.7、対価3.4) |
- Digest
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- 統合控え絞られる昇格人数
- 抜擢人事ができない仕組み
- B級品を原価で買える
- MRを増強中
- 営業は労務提供が仕事
- ノンビリ、危機感なし
- おっとりタイプが多い
- エリア総合職=G職の実態
- 地方勤務が基本
統合控え絞られる昇格人数
社員にとって気がかりなのは、給与体系の変更である。社員の人数比でも、現状の乳業の食品事業は5721人(2010年3月)と、製菓の2倍もいる。しかも平均年収は、おかし業界トップにあたる769万円の製菓に対し、乳業は646万円と、100万円以上も低い。通常、株主に対して目に見える統合効果を早期に示すためにも、人件費を高いほうに合わせることはしない。つまり、製菓の社員にとっては、給料が下がる可能性が高いのだ。
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2011年の事業再編図 |
さらに、賃金上昇カーブが異なるのだという。「乳業のほうは、年配者の給料が高く、若いうちは低い。製菓のほうは、若いうちは高いが、中高年以降はそうでもない。その調整がこれから始まるんです」(社員)。つまり、20代だけを比べたら、乳業のほうは激安なので、単純に足して2で割るような制度変更が行われたら、製菓の若手社員は大幅に水準が引き下げられることになる。
「今年から、係長への昇格人数を、ぐっと絞った。人事によれば、来年から乳業と統合するからだそうです」(社員)。既に水準の調整は始まっている。
抜擢人事ができない仕組み
現状の明治製菓の人事報酬制度はどうなっているのか。
サラリーは本給(職能給+職務給)+各種手当て類の構成で、ボーナスが例年5ヶ月分ほどが安定的に出ることに加え、業界トップ企業らしく福利厚生も充実しているのが特徴だ。
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明治製菓のキャリアパスと報酬![]() |
新卒入社では、1年目の「エントリー」からスタート。2年目に「S2」に一律で昇格すると、本給22万円+残業代5万円ほどとなる。ボーナスは、
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ひどいよなー。「不二家みたいに、法律を守っていても、報道被害でやられるパターンがある。」
平均年収は、おかし業界トップにあたる769万円の製菓に対し、乳業は646万円
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読者コメント
明治乳業の販売店、新聞屋よりタチ悪いですね。
不要だと断っているにも関わらず、一定間隔空けて、再度の勧誘。
特定商取法違反の組織です。
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