日本GE 4年で社員半減、「人件費は変動費」のレアルマドリードな会社
Baa 優良企業予備軍 【バリュー重視型】 (仕事3.5、生活3.7、対価3.8) |
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- 保険代理店に変身
- 「すいません退職」
- GEバリューと9ブロック
- 幹部候補生コースに特徴
- 「カイゼン機能付きのリース会社」みたい
- 北風政策で鍛えられタフに
- 英語はぜんぜん使わない
- 上に行くほど研修が増える会社
- 全国どこに異動するか分からない
- ドライで自由なカルチャー
保険代理店に変身
「最近、やっとリーマンショック後の混乱が収まった、という感じです」(社員)。グローバル企業において日本の拠点は、世界市場のなかの1つの“支店”に過ぎない。利益が出なければ撤退もするし、事業売却もある。当然、短期的な利益は重視される。2006年、2007年、2008年と行われた新卒採用は、2008年秋のリーマンショック以降、人件費削減の一環で、2009、2010、2011年と採用凍結となった。
リーマンショック後には、ベース賃金6ヶ月分割増の条件で事実上のクビ斬りが行われ、まだ入社2年目なのにリストラされた社員もいたという。「単純に営業成績のマージン(利益)で機械的に並べて、下位から斬られていました」(社員)。平時から毎年、下位の10%を斬って入れ替えることで知られるGEだけに、成果は厳しく問われる。
翌春には、それまで6割を占めていたリース事業の利益比率を3割にまで下げる方針も打ち出され、現場に「半年間はリースの営業を辞めますと宣言してください、事業保険で稼ぎましょう」といった内容の通達が行われた。生保16社の代理店事業へと、一気にリソースをシフトしたのである。この経営方針転換の素早さ、大胆に徹底する度合いが、マネジメントのリーダーシップを重視するGEらしい。
「すいません退職」
「1人ずつ上司との面談が行われ、『(保険販売を)できるんなら残って』と。営業マンは、保険を売るか辞めるのか、の事実上の二択になって、これで辞めた人も多かった。まず利益ありき、というところがありますね。グローバルから、短期の利益を求める圧力が降りて来る。だから、常に落ち着けない。安定は悪です」(社員)
とはいえ、コンプラアイアンス(法令順守)は重視するため、違法な解雇はしない。対象となる社員は、「ワークアウト」と呼ばれる社内議論を重ね、なぜ成果をあげられないのかを徹底的に問い詰められる。「結局、最後には『すいません、僕はもうダメです』と言わせるので、『すいません退職』と呼ばれています」(社員)
現在の日本GEが主に担当するリース事業(旧GEキャピタルが担当していた分野)は、2007年に約3千人いた社員数が4年間で半減し、現在は約1500人ほどに縮小されたという。
「サッカーチームで言えば、個人の能力と成果を重視するレアルマドリード型で、チームプレーやパスを重視するバルセロナ型ではない
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