個人請負は昨今、アルバイトを含む直接雇用の労働者に比べ会社側の負担が軽い(報酬を不利益変更できる、雇用責任がない、社会保障負担がない…)ことから、あらゆる業種で増える傾向にあり、その労働者性をめぐる争いも目立つようになった(「すき家」のゼンショー事件など)。
ビクターサービスエンジニアリングは、ビクター製品の修理・保守業務をする会社である。山口氏は、大学では工学部電気科電子コースを専攻していた。そのため、「自分の学んでいたことが生かせる、興味を持っている分野の仕事ができる、しかも社員ではないので比較的自由に自分の時間がとれる」といった思いから、応募。その後、筆記試験と面接試験を受け、約4か月間の研修を経て、同年8月に契約した。契約期間は1年間。2年目以降は、署名、押印もなく自動更新となっていた。
個人代行店、つまりフリーランス・フリーランサーとは、「自由契約者。特定の会社に属していない記者・俳優・歌手など。フリー」(集英社『imidas』より)である。
だが、個人代行店の実像は、「名ばかりフリーランス」だった。例えば、こんなことがまかり通っていたという。.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
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