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検察・警察の不祥事809枚全公開 警察手帳紛失、不正受給、違法副業、女子トイレ侵入、お触り…身内にお手盛り大甘処分で隠匿
警視庁巡査長が警察手帳を窃取されたことを示す文書。警察手帳紛失・盗難の事件は、1年で16件もあった。

 新聞・テレビが最もタブー視する国家権力「検察・警視庁」。その不祥事ファイルを情報公開請求したところ、本来なら公表されることになっている膨大な数の懲戒事案が、“格下げ処分”によって内々に内部処分で済まされ、隠匿されていたことが分かった。警視庁で横行する警察手帳や無線の紛失、パワハラ、暴行、痴漢、多重債務、窃盗…。執拗にお触りを繰り返す検事や、女子トイレ侵入、人身事故、不正受給、個人情報流出、不当勾留、起訴状誤記、などなど。国民に対して強大な権力を行使しながら、身内に対しては大甘という「規律なき集団」の呆れた実態を詳報する。(最高検、全国の高検、地検計59機関の過去3年分、および警視庁の過去1年分の不祥事全ファイルは、PDFダウンロード可)

【Digest】
◇検察・警視庁全60機関に情報公開
◇警察無線、庁内通行証、捜査資料も続々紛失
◇女子トイレ侵入、不正受給、窃盗…秋霜烈日の実像
◇「懲戒処分、内部処分」定義

◇検察・警視庁全60機関に情報公開
 スキャンダル雑誌『噂の眞相』(04年休刊)の副編集長だった川端幹人氏は、著書『タブーの正体!――マスコミが「あのこと」に触れない理由』(ちくま新書)のなかで、特にマスコミがタブー視して不祥事を報道できない国家権力組織のトップ2を挙げている。トップは、検察。ナンバー2は警察、なかんずく警視庁である。

 そこで筆者は、検察と警視庁について、不祥事を記した文書を情報公開請求し、大手新聞、ブロック紙、地方紙の「記者クラブメディア」がそれを報道したのかどうか、調べた。

 情報公開請求した文書は、以下のとおり。
・最高検、全国の高検、地検全59カ所の「懲戒処分・内部処分の文書」(09、10、11年度)。

・警視庁の「懲戒処分・内部処分の文書」。(11年7月~12年7月の1年間分のみ。警視庁は文書を1年間しか保存していなかったため)

 これら懲戒処分と内部処分の文書を情報公開請求してから約2か月後、全国の検察と警視庁から開示文書が続々と送られてきた。その数、合わせて809枚。処分件数は、検察が懲戒処分40件超、内部処分300件超。警視庁が、懲戒処分60件超、内部処分190件超だった。(※全文書を記事末尾からダウンロードできるのでご覧いただきたい)

 母数=検察庁は、全職員数11,802人(11年度)。警視庁は、警察官43,305名、事務・技術職員2,841名、合計46,146人(12年4月)。

 なかでも、全国紙やブロック紙、地方紙で一切報じられなかった「闇の事件」には、どのようになものがあるのか――。警視庁からみていこう。

警視庁 警察手帳・警察無線・庁舎内通行証・資料・証拠品 紛失 事件リスト
◇警察無線、庁内通行証、捜査資料も続々紛失
 警視庁の処分のうち、特に目につくのは、警察手帳の紛失。1年間で、実に16件も発生している。

 警察手帳に関連して報道された事件としては、昨年12年の秋、警視庁の職員が少女に警察手帳を見せてホテルに連れ込もうとした事件が、記憶に新しい。

 これは同年11月6日午後5時頃、警視庁第2機動隊巡査長の男性(26)が、千葉県松戸市内の路上で、帰宅途中の県内在住の少女(17)に警察手帳を見せ、「援助交際について話を聞きたい。ちょっと来てくれる」と声を掛け、近くのホテルのロビーにわいせつ目的で連れ込み、誘拐した疑いで逮捕された事件。のちに不起訴となったが、本人が容疑を認めていたことから懲戒免職処分となった。

新聞・テレビが報じない警視庁「職務外」不祥事リスト

 

 

 

 この調子だと、いまに、毎月のように警官たちが紛失している警察手帳が、何者かに拾われ、盗まれ、闇ルートで不正入手され、警察官をかたって驚くべき犯罪を発生させるかもしれない。

 手帳だけではない。警察無線や庁内通行証、捜査資料も頻繁に紛失している。詳細は上記画像の「警視庁 警察手帳・警察無線・庁舎内通行証・資料・証拠品 紛失 事件リスト」の通り。

 ちなみに、これらの紛失事件は、人事院の処分基準(詳細は後述)では「官物を紛失した職員は、戒告とする」とあるため、これに該当する。

 戒告というのは、4種類ある懲戒処分「免職、停職、減給、戒告」のうち一番下のものだが、れっきとした公務員の懲戒処分には変わりない。

 一方、懲戒処分にまでは至らない内部処分には、「訓告、厳重注意、注意」の3種類がある。

 そして人事院の定めた公表基準によって、「職務上の行為による全ての懲戒処分」と「職務外の行為による免職又は停職」は、公表されることになっている。

 つまり、手帳の紛失は、本来なら職務上の懲戒処分事案なので、公表しなければいけない事件のはずだが、身内に大甘な態度で「内部処分」で済ませてしまい、したがって新聞・テレビも報じず、隠蔽されていたわけである。

 不正受給も多い。同様に、処分基準では「故意に法令に違反して諸給与を不正に支給した職員及び故意に届出を怠り、又は虚偽の届出をするなどして諸給与を不正に受給した職員は、減給又は戒告とする。」に当たるにもかかわらず、いずれも以下のように、内部処分で済ませている。

 2011/4/14   注意   巡査部長   扶養親族との別居後、扶養関係の継続について、同親族等から確認すべきところ、これを怠り、扶養関係が解消されているにもかかわらず、扶養手当等を受給していたものである。

 2011/3/4   訓戒   警部   扶養親族が扶養手当等の受給要件を超える収入を得ていたにもかかわらず、収入額等の確認を行わなかった結果、受給要件を欠いたまま、同手当等を受給していたものである。

 2011/1/11   訓戒   警部補   ■■にもかかわらず、届け出や扶養手当等の受給要件の確認を行わなかった結果、受給要件を欠いたまま、同手当等を受給したものである。

 ちなみに、職員の扶養手当とは、東京都の「職員の給与に関する条例」第十条によると、「生計のみちがなく主としてその職員の扶養を受けている者」のうち、「配偶者(事実婚含む)」月額13,500円。「満22歳までの子と孫、弟妹」と「満60歳以上の父母、祖父母」「重度心身障害者」が月額6,000円。「扶養親族である子で満15歳から満22歳まで」は1人につき、月額4,000円が特別加算される。もちろん、税金が原資である。

 不正副業もある。

 2012/3/30   訓戒   警部補   平成■■年から平成■■年までの間、任命権者へ届け出ることなく不動産経営を行い、現金収入を得ていたものである。

 これも基準では.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



マスコミが報じない検察組織の不祥事30リスト
上から順に、女子トイレに不正侵入、ナンバープレート外して人身事故、住所をマスキングせず証拠開示したことで被告に知れたプライバシー侵害事件
山口地検で起きた連続お触り事件

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名無し  21:18 06/13 2015
警察不祥事24時やってほしいTVで 視聴率高い事間違いなしですよ お茶の間での人気爆発ですよ