勉強会「嫌がらせ訴訟に屈しない取材・執筆・編集とは」――コイツだけは触るのはやめておこう、と思わせよう(寺澤有)
講師役の寺澤有氏。出版事業者インシデンツ代表。1月下旬に最新刊『粉飾のヒーロー 堀江貴文』を発売する。 |
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- 「裁判を念頭に置いた取材・執筆」とは?
人気番組『行列のできる法律相談所』のレギュラー出演者である大渕愛子弁護士が、弁護士法違反等で懲戒請求を受け、その告発者が大渕氏に名誉棄損で被害届を出された結果、自宅に警官4人が押しかけPC2台などを押収するに至った、不可解な事件。
この事実を報じた記事が、東京地裁の鈴木雄輔裁判官による“やっつけ仕事”で仮に削除せよとの仮処分命令が出た(現在、不服申し立て中)。そこで、こうした裁判を利用した報道記事の抹殺と対処法について、より理解を深めるべく、勉強会を開催した。
講師のジャーナリスト・寺澤有氏は、自らが代表を務める出版会社の刊行した本(『福田君を殺して何になる』)に対して、出版禁止の仮処分申し立てを出され、09年11月に広島地裁に却下させたことがある。その他、平沢事件、武富士事件でも、同様に仮処分を却下させ、本訴でも勝利している。
今回の目的は、寺澤氏から裁判対策を念頭に置いた取材・執筆法を学ぶことだ。この日参加したメンバーには三宅氏、黒薮氏など幾多の裁判を闘ってきたベテランもいれば、筆者のような裁判未経験者もいる。そこで寺澤氏の講義は、まず「仮処分とは何か」という初歩的な解説から始まった
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都内の中華料理店にて実施。参加者は渡邉、植田、黒薮、佐藤、林、三宅、古川。
左から三宅勝久氏、渡邉正裕編集長。
林克明氏(左)と佐藤裕一氏(右)。
植田武智氏(左)と黒薮哲哉氏(右)。
「シビアな現実をそのまま語るなら、これからはお金がない人やメディアは調査報道をやってはいけません」(寺澤氏)
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