ネット利用時間、初めて新聞上回る 新聞は報道せず
ニュースの収集でネットが新聞を上回った(2005年度版「情報通信白書」より) |
- Digest
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- 利用時間だけでなくニュースの情報源も、ネットが新聞を上回る
上:1日あたり利用時間の媒体別の年度推移 下:年代別・性別の差。これは利用している人に限っての平均時間。若い人ほど新聞は読まないし、読んでも時間が短い、ということが分かる(同白書より) |
総務省は6月28日、05年版の「情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)を公表したが、それは新聞社が伝えたくない内容を多分に含んでいた。
日経新聞 は本紙でこれを完全に無視し、「情報通信白書、情報セキュリティー関連、個人の被害額、昨年934億円」との見出しで、白書の別の話題だけに限定して当日夕刊で報じた。専門紙(日経産業新聞)のほうで、7月1日に「情報通信白書から」の4回の連載のなかで申し訳程度に小さく触れただけだ(448文字)。
ネットビジネスに不可欠な利用者の動向に関する情報は、日経を読んでいても分からないことが改めて明らかとなった。
読売新聞 も、完全に無視。「企業・個人8割が情報安全面で被害」(28日夕刊)、「迷惑メール、ウイルス感染 企業・個人の8割が被害」(29日朝刊)、「情報通信白書 普及が進めば被害も広がる」(3日社説)と白書を3回取り上げているが、ネットの利用時間が新聞を上回ったことや、ニュースの情報収集でネットが新聞を上回っていることについては、文中で1文字もふれていない。
ネット版(yomiuri-online)でも「ネットユーザーは眠らない」などという見出しでお茶を濁している。
毎日新聞は、既に 部数の4割が古紙業者行きという惨状であり、ちょっとしたきっかけで本当に会社が潰れかねないため、新聞にとって暗い話題を避けたいと考えるのも、仕方がない面がある。
「以前と比較して、インターネットの情報は信用できる」が88%に(同白書より) |
朝日新聞は、
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読者コメント
新聞社って本当腐ってますよね。これは、マスコミ全般に言えることですが。自分に不都合なことは載せようとしない。以前に、記事に疑問があったので問い合わせたら、ものすごい横柄な態度でした。読者の意見も聞けないメディアなんて潰れるべきだと思います。
本当のことを書かないのが新聞ということで、バランスがとれてきていいのでは?
S新聞を取っていますが、主にテレビ欄と記事見出し、広告面を見て、読んでいません。インターネットで朝夕で1時間賭けて読んでいます。
新聞を購読している理由として、折り込み広告(スーパーの特売)が欲しいからとか、洗剤とか割引券とかを販売店がくれるからだとか、消極的な理由ばかり。テレビ番組表もネットで分かるし、惰性で購読するのはやめましょう。読むのをやめたら古紙をくくる手間が省けます。
『地上波テレビの平日視聴時間、初めて2時間下回る』http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=082006120102300【*正直に報道しているのかも知れない】
記者からの追加情報
結局、ネットに流れている情報も新聞記者が取材したものがYahoo!などに売られているだけなので、情報の中身はたいして変わらない訳であるが、経営的には大打撃なので、新聞社が隠したい気持ちはわかる。
独自の取材・情報源を持たないポータルサイトがマスコミ情報しか流せないのは、ネットメディアとして全く残念なことである。
新聞は、こういうことをしているから信頼を失い、ますます読まれなくなる。それに気づいていない。朝日は、日経・読売と比べて、載せるだけまともである。日経や読売を読んでいると、世の中を本当に見誤ってしまうから注意が必要だ。
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