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本田技研工業 名前どおりのR&D企業

情報提供
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Baa 優良企業予備軍
(仕事3.5、生活4.0、対価3.4)
 「技術を磨くのが本来の目的で、そのために資金が必要だから商品をつくっている、そういう感じです」。社員が、こう表現するように、ホンダは、「商品はオマケ」と言わんばかりの、技術主導の会社だ。「(技研工業という)名前の通り、技術屋が中心の会社だから、社長になる人も、研究所出身者以外には考えられない」。
Digest
  • 技術オタク
  • 「配属先が本体」は少数派
  • 各自がパーツの個人商店的
  • 1年目から実車でのOJT
  • 最初の6~7年は忙殺
  • “ネクタイ族”は若手に実質権限
  • “ホンダ好き”は辞めない
  • 年齢とともに給与が上がるのは20代だけ
  • 専門職系のキャリアパスが中心
  • 担当する車によって評価も変わる
  • 独身寮は未だ新設
  • 『あと何年かすればいなくなるから』と我慢
  • トヨタでは技術を突き詰められない
  • “愛すべきバカ野郎”が多い
  • 2年目からのフレックスタイム制度は浸透
  • 休みにしておいて自宅で仕事をするのが当り前
  • 和光が中心拠点
  • 朝礼は週一だけ
  • ホンダ社員の一日

技術オタク

研究所というのは、正式名称を「本田技術研究所」というれっきとした株式会社で、本田技研工業(ホンダ)の研究開発部門にあたる子会社である。子会社といっても、本田宗一郎の後の5人の社長は皆、研究所の社長を経ていることからも分かるとおり、ホンダの中心的存在である。

ホンダの組織上の特徴は、この研究所と、本体の本田技研工業(生産・販売)、そして子会社の「ホンダエンジニアリング(EG)」(生産技術)の3つの組織が、ほぼ並列な関係で、中核を成しているところにある。EGとは、工場で車を生産するための機械を作る会社で、一部、エンジンも作っている。

中核社員の採用は、本体の本田技研工業で行い、社員を一括で研修。配属の際に、どの会社で働くかが決まる。

「配属先が本体」は少数派

ある年(2000年前後)の同期は、総合職が約390人。うち理系が320~330人で、残りが文系だった。理系の配属先比率は、

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ホンダのキャリアパス

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まる2008/12/18 03:25
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